1月14日の日に夫と一緒に観て参りました。
舞台が岡山県瀬戸内の長閑な所に移りましたが、事件はかなり大きいもので見応えがありました。(敬称略で書かせていただきます。)
最初の方で、ちょっと驚いてしまったのは、ヤル気がない居眠り裁判官を庵野秀明がやっていた事です。この方、声優をやったり、「ラストレター」では松たか子の夫役と言うメインキャストを演じたり、ちょいちょい良い役で出てるんですよね。かなり雰囲気のある方ですから、分かるような気もします。
ただ今回は、本当に顔見せゲスト。
勝手な想像ですが、斎藤工繋がりで、出てくれたのではないかと思ってしまいました^^
その斎藤工と黒木華とのラブ。
証拠を探すために忍び込んだ工場から、盗んだバイクで(この場合、自転車)、夜明けの海の傍らを走るシーンは、本当に素敵でした。
月本(斎藤工)は海の匂いに、深く息を吸い込みますが、坂間(黒木華)は彼の背中に押し当てた耳から伝わって来る月本の鼓動に耳を澄ませていたように感じました。
背景のピンク色に染まっていく海が、とっても綺麗でした。ただ坂間は、海を背に自転車に乗っていたので、その美しい海を見る事は出来ないなと気になりましたが、それでも彼女はきっと幸せだったと思います。ただ彼女は、こういう事に鈍感なような気がしますから、きっと自分の気持ちに気がつくのはもっと後になってからなのかと思いました。
そしてあるシーンでは、本当に切なくなりました。
今回はいくつかの事件が起きたように見えて、その根本にあったのは漁船とイージス艦との衝突だったと思います。
なぜ漁船は航路を外れて進んでいたのか。
なぜイージス艦は衝突回避の警告音も発せず静かに進んでいたのか。
向井理が若き防衛大臣を務めましたが、けっこう怪しいのですが、やっぱりカッコいいのです。
私、とある事件の犯人が彼かと思ってしまいました。
あっ、ここで「違う」「そうだった」と、何を書いてもネタバレになってしまいますね。
私はやっぱり真実は、しっかりと向き合わねばならないと思います。
しかしその結果、どんなことが起きるのかと思うと、そしてそれをまた見せつけられると、やはり心がざわつくのでした。
証拠品を探すシーンでは、かなり「今更出るわけありませんよ。」と否定的だったのに
「あった。」となったら、小躍りする土井(柄本時生)。この時の小躍りダンスは彼の見せ場だったと思います。
えっ、主人公の事が何も書いてないって?
ネタバレなしで主人公の事を書くのって、なにげに難しいのかも。
ただ彼の部屋が、いろいろなもので溢れかえっていて、変人であることが滲み出ていたのですが、最後のエンドロールで協力「ふるさと納税返礼品」と言うのがあって、あれはそれかってなったわけですが、入間みちお(竹野内豊)は「ふるさと納税」をするのが好きな人って設定でしたっけ ?
このドラマが、主人公が通販にはまっていた「HERO」みたいな雰囲気と時々言われるのは、ちょっとそんな同じ雰囲気を入間みちおが持っているからかも知れませんね。
14日の夜、スペシャルドラマがありましたが、録画してまだ未見です。来週の楽しみに取っておきます^^