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歯痛の苦痛で顔が歪み、心まで歪んでしまいそうな体育の日、皆様はいかがお過ごしでしたか。
この歯痛は、13日の夜、劇場から帰って来る途中から始まり、今の拷問レベルになっているわけですが、考えてみれば13日の観劇はいろいろとぎりぎりセーフだったと言えるのですね。
この作品、本当に素晴らしかったです。私が今、観るべきだった作品で、私の中の何かを変えたと言うのは大袈裟かもしれませんが、運命がまた私にエールを送ってくれていたのだなと感じさせてくれたものだったのです。
次の画像の下からは、そんな感想が続きます。
なんだ硬いな~と思われる方のために先に簡単な事を言っておきますと、
藤原竜也と鈴木亮平が出ていて駄作になるわけがありません。
二人は本当に小学生に見えました。特に竜也さんのあるシーンでは、その小さな後ろ姿をぎゅうと抱きしめたくなりました。今思い出してもまずいです。見ているだけで悲しくなる子供の姿に助けたいような気持ちになり涙が溢れます。
お話の内容も、「そうだったのか !!!」と心に残るものであり、ラストのラスト、そのシーンに明るい暗示があったように感じたのは、ちゃんと作者様の意思をくみ取ることが出来たと言えるのでしょうか。
あっ、そうそう。
ここに出てくる子供たち、良い子はそうそうはいません。いわゆる、クソガキですよね(笑)
というわけで、少々硬い感想・・・・
&、唐突にネタバレして行きます。
秋葉原から岩本町駅に移動する時に撮った神田川。意外と水位が低かったのには驚きました。途中で見た江戸川は本当にギリギリだったのに。やはり噂の防災地下神殿のお蔭かしら ?
いつも以上に特別感を持ちつつ、劇場に向かったと思いました。新国立劇場へは二回目。私はいつも秋葉原から都営新宿線の岩本町駅の移動の時に少々迷います。だけど今回はその劇場には初めてという方とご一緒だったので、ちょっと緊張しました。
結局、この日は京王線の乗り入れまでしておらず、新宿線の新宿駅で京王新線がどこにあるのか迷って右往左往としたことは、私的にはお約束と言う所でしょうか。
かなり早く出て来たけれどランチ時間は短くなって、でもそこで話したことはあれやこれやの仕事のモヤモヤです。
「土の中の孤独な妖精たちは」の中で
>大人はやっぱり、時々見栄をはってでも、子供たちの前では大人でいようねって事だよね。
と書きました。言うはたやすいが、その実践編が難しいのです。
私が話していたのは、愚痴ではなく現状報告。
私は既に古い水夫。既に今の時代についていけなくなっていることに自分では気が付いていないだけかもしれません。だから力不足であると感じたら対処してくださいと言っていたのです。
一緒に行ったのは御仕事の雇い主様だったのです。
そして見始めたお芝居。
敢えて何のリサーチも入れずに行きました。
それが吃驚する程グサグサと来る内容だったのです。さっきのランチの時のアンサーがそこにはあったように感じました。
何気に三人の大人たちから、今の世相を感じられて見られた方も多いと思います。もしくは自分の中の何かと重なったりもしませんでしたか。
阿部さんが切れて、鉄志に手をあげてしまう所、なんだかもう仕方がないよぐらいに感じませんでしたか。あんな破壊獣みたいな子供なんだからって、ちょっとぐらいは思いませんでしたか。私はちょっと思ってしまいましたよ。でもこのシナリオはきついです。叱られた途端に、さっきの破壊獣はちっぽけな惨めな小さな子供に戻って、「ごめんなさい。」と泣くのですよ。
あれが子供の本当の姿なんですよね。
小学6年生の鉄志。だけど中学生の1・2・3だって大差ないのですよね。
子供たちの前では、いつだって大人は大人でいよう。私は心の中で、そう再び誓ったのでした。
さあ、もう硬いお話は抜きです。
好きなシーン、たくさんありました。
3人で街に買い物に・・・・。圭一郎とキッコが街に行くのを勝手について行くシーンは、その後に起きた事はさておいても、美しいシーンに感じました。
鉄志のお別れ会。笑いつつ泣きました。
そして最後の、本当の血縁の誓い・・・・・。
まさかまさかの展開でした。なんでも推理してしま方だと思うのですが、まったく考えもせずにラストまで行ってしまいました。
「そうだったのか~ !!!」感が大きくて、感動しつつ、この物語がとっても面白く感じた所で警官姿の鉄志が。
あれは彼のその後が気になっている私たちに、その姿を垣間見せてくれたのだと私は思い、幸せな気持ちになりました。
少年たちのイメージが「アキラ」に出てくる彼らと被ったり「スタンドバイミー」みたいだなと感じたりしました。
帰る時に、感動していたのでその勢いでついつい買ってしまったTシャツです。
明日のランチに着て行こうかな。
(いやいや、ランチじゃなくて歯医者だろう。)
パンフもこのイラストでしたね。
そう言えば鉄志の「10」と書いてあった青と白のTシャツの舞台衣装は良かったですね。舞台写真を買えば、その衣装の写真も残せたかもしれませんね。
また、国立新劇場の飾りは気になるものが多いです。
インパクトがありました。
「アイーダ」の大道具らしいです。
(体育の日も夜は御仕事でしたが、ちょっとは上手くいったなと自己満足中です。)