Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

アマガエルの繫殖 2024 (2) オタマからカエルに変態

2025-02-19 | アマガエル

庭で繁殖するアマガエルの昨年の記録です。
  
卵から孵化したオタマジャクシは、エラ呼吸をし、水中生活ですが、
成体のアマガエルは肺呼吸をし、手足が生えて、陸上生活をします。
1カ月程かけてオタマからカエルの姿へ変態し、
その過程で、尾が消失します。
 
 
大きくなったオタマジャクシは、尾の付け根に小さな足が形成されます。
 

 
同時に体内で前足も形成され、
後足が大きくなるとエラ穴から前足が出てきます。
 

 
水草の葉上に出て、肺呼吸をし、尾が徐々に短くなっていきます。
褐色だった体色も、背中が黄緑色に変わります。
 

 

 
水槽の壁面を這いあがり、
 

 

 
尾が消失してアマガエルになります。
 

 

 

 
水容器の外に出て、
石の上、草むら、鉢植え、菜園コーナー、
樹木へと行動範囲を広げていきます。

 

 

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アマガエルの繫殖 2024 (1) 卵からオタマジャクシへ

2025-02-18 | アマガエル

毎年、庭で繁殖するアマガエルの昨年の記録です。
 
ニホンアマガエル」(日本雨蛙)は体長3~4cmでメスの方が大きい。
体色は腹側が白色、背中側が黄緑色だが、
背中側は灰褐色にも代えることが出来ます。(保護色の1例)
 

 
上は晩秋のリンゴの果実で休むカエル、
下は3月末、冬眠から目覚めて出てきたカエルです。
 

 
樹上での生活に適応し、冬は地中で冬眠します。
肉食性でクモや小さな昆虫類を食べ、
繁殖は、春~夏にかけて見られます
 
 
5月の卵、睡蓮鉢や貯水槽で産卵し、
 

 

 
3日後に孵化したばかりの幼いオタマジャクシ、
 

 

 
小さなオタマジャクシに、メダカ用の粉餌を与えました。
 

 

 
1か月ほど成長したオタマジャクシ、
 

 

 
この後カエルに変態する様子は(2)で、
 

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庭で繫殖するアマガエル(2)オタマからカエルに変態

2024-03-05 | アマガエル

卵から孵化したオタマジャクシは、
1~2か月かけてカエルに変態(へんたい)します。

尾の付け根に小さな後ろ足が形成され、
後足が大きくなると、えら穴から前足が出て、
尾が徐々に短くなってゆきます。
 
卵から孵化後、遊泳し、餌を食べ始めた小さなオタマジャクシです。
全身が褐色で、うすいまだら模様があります。
メダカ用の粉餌を与えました。
 

 

 

 
大きくなったオタマジャクシは、金魚用の粒餌を食べて成長しました。
最大5cmほどになります。
 

 

 
成長しきったオタマジャクシは、カエルへの変態が始まります。
外見では、尾のつけ根から後ろ足が出てきます。
 

 

 
頭が角張ってきて、エラから前足が出る直前、
 

 
前足が出ました。
 

 
幼生のオタマジャクシから、
成体のカエルへと成長していく変態(へんたい)の過程では、
水中でジッとしてあまり動きません。
見えない所で、脳神経系・消化器系・呼吸器系などが、
作り変えられたり、新たに作られたり、退縮したりします。
 
エラ呼吸から肺呼吸に変わるので、水中から出ます。 
スイレンの葉上で、
 

 

 
徐々に尾が短くなると、
容器の壁面に上り外界に出ようとする子ガエル、
 

 

 
尾が消失し、スイレンの葉上でカエルに変態しました。
 

 
水容器を出て、草の葉、野菜の葉やツルにのぼり、樹に上ります。
環境により体色を変えたカエルです。寿命は数年だそうです。
 

 
宅地化が進み、私がウオーキングする範囲に水田は無くなりました。
かつて近くにもあった水田から庭に移動してきて、
庭で背世代交代しているアマガエルの繁殖記録でした。


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庭で繫殖するアマガエル(1)親ガエル、産卵から孵化へ

2024-03-04 | アマガエル

ニホンアマガエル」(日本雨蛙)は、両生類のアマガエル科で、
日本・朝鮮・中国東部に分布します。
 
体長2.5~4.5cm程で、メスの方が大きいです。
体色は腹側が白色で、背中側が黄緑色だが、
背中側は保護色で、環境により灰褐色などに変えることが出来ます。
小さな昆虫やクモ類を捕食しています。
冬は地中で冬眠しています。
 
前足に4本、後足に5本の指先には丸い吸盤があり、
樹上生活に適応しています。
下 画像は、リンゴの樹に登って休んでいます。
 

 
 
繁殖期は春~初夏で、集団で大合唱となります。
鳴くのは全てオスで、喉に鳴嚢(めいのう)という袋があり、
声帯で出した声を共鳴させて大声を生み出しています。
 

 
オスはメスの背中に抱きついて抱接し、
貯水容器や睡蓮鉢などの水中で夜間に産卵します。
 

 

 

 
 
 
睡蓮鉢に産卵した卵を、鉢受け皿に掬い取って観察します。
5月中旬の例です。 
産卵翌日午後の受精卵は、寒天質のひもで数個ずつつながっています。
 

 
2日目、細胞分裂して孵化するまでの時間は
水温によって変わります。
 

 
3日目、 
  

 
4日目、
 

 
5日目、孵化した小さなオタマジャクシです。
始めはジッとしていますが、動き出したら睡蓮鉢などに移します。
 

 
続きは(2)で、

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アマガエルの繫殖 2022 (3)オタマからカエルに変態

2023-01-26 | アマガエル

卵から孵化した小さなオタマジャクシは、餌を求めて泳ぎ出します。
小さい時はメダカ用の粉餌、
大きくなってからは金魚用の小さな粒餌を与えました。
 
オタマジャクシは褐色で薄いまだら模様の体色で、
長い尾をもち、エラ呼吸をして、最大5cm程に成長します。
 

 

 
1か月ほどかけて、
成長したオタマジャクシがカエルに変態します。

 
変態
(へんたい)とは、動物の正常な成長過程において、

形態を変えることで、チョウやトンボなどの昆虫でも見られます。
 
カエルでは、エラ呼吸をして水中生活をするオタマジャクシから、
肺呼吸をし、手足が生えて陸上生活をする形態となります。
 
 始まりは、尾の付け根に小さな後ろ足が生じてきます。 
 

 

 

 
同時に体内で前足も形成され、
頭部が角ばってきて、ジッとしている時間が多くなりました。 
 

 
後足が大きくなると、エラ穴から前足が出てきて、
体色も背中が黄緑色に変わって来ます。 
 

 

 
尾が徐々に短くなって、水草の葉上に移動して、
子ガエルとなって肺呼吸をします。 
 

 

 
前足に4本、後足に5本の指があり、
全ての指先に丸い吸盤があって、容器の外へ脱出します。 
 

 

  
庭の草や鉢植えや菜園の野菜の上から、
樹上生活をするようになります。

 

 

 
12月には、庭の地中で冬眠に入りました。
春になると活動し、寿命は数年程といわれます。

 

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