「シラン」(紫蘭)はラン科の多年草で、
日本・台湾・中国が原産地で、関東以西の日向の草原に自生します。
プランターに、紅紫色の基本種と、白花種・口紅種の3種を植えました。
地下に球状で緑色の偽球茎を持ちます。
基本種の紅紫色花です。
5月中旬の花、
5月下旬の花、
8日後の5月末日、
口紅シランと一緒に、
「一人静」(ヒトリシズカ)はセンリョウ科の多年草で、
日本各地の森林下で見られます。
葉は4枚が輪生状に着き、
茎の先に白いブラシ上の花を1本咲かせます。
4月下旬、1輪だけの開花でした。
2輪目は伸び出せずに終わりました。
花後に茎葉だけは7本も出ましたので、来年に期待しましょう。
昨年は5輪咲いていました。
「オダマキ」(苧環)はキンポウゲ科の多年草で、
花形が機織りの細に糸を巻いた苧環に似ていることから名が。
日本・アジア・ヨーロッパ・カナダで、
約70種ほど自生しているそうです。
花の上の花弁のようなものはガクで、
花弁はその内側に、まとまって筒状になり、
花弁の基部から、ツノ状の距が伸びて、ガクの間かから突き出ています。
①ミヤマオダマキは、高山や亜高山の岩場や草原に自生します。
長期の栽培で、世代交代しながら市街地の環境に慣れて、
鉢やプランターで開花しています。
4月下旬の花、
5月上旬の花、
②ヤマオダマキは、北海道~九州の低山に分布します。
他の山野草の鉢について我が家に来て、
あちこちの他の鉢に実生で芽生えて咲いていました。
画像は5月初めの2枚だけでした。
「二人静」(フタリシズカ)もセンリョウ科の多年草で、
ヒトリシズカより大きく、北海道~九州の山林下に自生します。
茎の先に普通2本の穂状花序を出し、小さな白い花を着けます。
花弁もガクも無く、3個のオシベが丸く子房を抱いています。
苗を植えたのではなく、
南庭の灯篭の脇で芽生えて、茎の先に開花しました。
草丈は20cm程、穂状の花序は4cm位です。
5月中旬の花、
5月下旬、
その2日後の花アップ、子房を抱いている白いオシベです。
昨日6月2日、オシベが落ちた後の小さな果実、
自然の実生で、群落が出来るでしょうか。
「一人静」(ヒトリシズカ)は
茎の先に4枚の葉を輪生状に着け、
その先に1本の穂状花序を出し、ブラシ状の白い小さな花を着けます。
4月下旬、今年は花が1個だけでした。
参考に、昨年の開花姿です。