「シクラメン・コウム」は、原種シクラメンの1種で、
トルコ・イラン・ブルガリアなど、
黒海沿岸地域の山地に自生します。
寒さに強く、赤紫(又は白)の花を1月~3月に咲かせ、
花も葉も丸みを帯びて、草丈10cm足らずの小型です。
花色は同じ赤紫色で、葉の紋様が異なる2鉢で、
1月末から開花しました。
2月上旬、花の少ない冬に、鮮やかな花色が印象的です。
2月中旬が花の最盛期でした。
2月下旬、花の終わりです。
花が萎み落ちると、花梗がクルクルと丸まり、結実します。
「旋回」「螺旋」を意味するギリシャ語のキクロスが、
シクラメンの語源です。
クリスマスローズ(学名はヘレボルス)はキンポウゲ科の多年草で、
地中海周辺のヨーロッパから西アジアに分布します。
クリスマスの頃から冬に咲く「ヘレボルス・ニゲル」と、
春に咲く「ヘレボルス・オリエンタリス」の2系統があります。
4号鉢植の「クリスマス キャロル」は、ニゲル系の園芸種です。
クリスマスより遅れて、一重の純白花を横向きに咲かせ、
1月から現在も開花中です。
1月初めの蕾、
1月10日、2輪開花しました。
その1週間後、もう1輪咲いて3輪に、
白い5枚の花弁に見えるのはガク片で、
雌しべの周りにたくさんの雄しべ、
本来の花弁も、筒状の蜜腺として残っています。
初めに咲いた花の1月下旬の姿、白いガクは黄色くなり、
雄しべや蜜腺も落ちて、実を結びます。
4輪目が、2月初めの開花、
1週間後の花、花弁が変化した蜜腺が明瞭です。
最後の5輪目の開花は、2月24日でした。
最初に咲いた花は、ガクが黄緑色となり、
果実が大きく膨らんできました。
鉢植え椿の「葵の上」(アオイノウエ)です。
雪囲いの中で、蕾が開き始めていたので、
慌てて囲いから取り出し、玄関の庇下へ移しました。
幹の上部が折れて、樹高は40cm程で、
花径8cm位の中輪花を、3輪だけ咲かせました。
内弁3枚が桃色で、外弁2枚が白斑入りの二重咲きです。
1月22日、雪囲いから出した日、
1月25日、ゆっくりと開いてきます。
1月26日、花芯が見えて、
1月28日、開花しました。
次の2、3輪目の蕾、2月上~中旬です。
2月中旬の開き始め、
開花しました。
2月下旬、現在も開花中の2輪です。
気温が低いので花が長持ちしています。
「イラガ」(刺蛾)は、30mm程度の小型の蛾で、
成虫を見たことなく画像がありませんが、無毒だそうです。
毎年夏に、庭木の葉裏にイラガが産卵し、
孵化した黄緑色の幼虫が、葉を食害します。
9月初め、マンサクの樹に付いた幼虫をピンセットで捕りました。
体長25mm程で、たくさんの棘を持ち、
触れると鋭い痛みを感じ、水泡上の炎症を生じ赤く腫れます。
上からは見えない葉裏に居るので、毎年腕が触れて刺されます。
枝垂れモミジの葉にもたくさん発生します。
果樹では、洋ナシに毎年付きます。
隣のプラムにも、
庭梅にも付き、
居間のガラス越しで、ピンボケ画像ですが、
梅の木で、シジュウカラがイラガ幼虫を銜えています。
大丈夫なのでしょうか?
秋~冬、約1.5cmの硬い殻で包まれた、イラガの繭(マユ)です。
この中で蛹(サナギ)になる前の状態で越冬し、
翌年の夏に羽化したイラガが、落葉広葉樹の葉裏に産卵します。
ボケやブルーベリーにも産卵するので、注意が必要です。
鉢植えの福寿草「金鵄」(キンシ)です。
濃い黄色花で、花弁の先に深い切れ込みが疎らに入ります。
明治に制定された金鵄勲章に、花容が似ていることから命名。
1月末、3芽のうち1つが開き始めます。
2月上旬、
2月中旬、2輪が開花、花径3~4cm位です。
晴天の日だけ開きます。 花弁の一部が鳥か虫に食害?
冬らしからぬ暖かい日、ハナアブが訪れました。
2月下旬に入りました。
最初の1輪は花の終わりを迎え、次の3輪目が開き始めました。
草丈が6cm程ですが、これから20cm以上に伸びる過程で、
何輪の花を咲かせるのだろうか?