ヤマボウシ(山法師)はミズキ科の落葉高木で、山地の谷筋に自生しているそうで、
乾燥には注意します。花弁に見えるのは4枚の総苞で、基本種は白花ですが、私の所
では紅花2種を庭植えしています。
上左2枚が「サトミ」という紅花種です。毎年花数は少ないので
すが、花も葉も丸みを帯び、秋の紅葉もきれいです。
右2枚は「紅冨士」という品種で、花も葉も細長めです。こちらの
方が花つきが良く開花から日を追って赤色が濃くなってきます。
両種とも5月末から6月いっぱい花が楽しめました。
下3枚は、一昨年接木苗を入手し4号駄温鉢に植えたものが、6月に一輪だけ開花
したので紹介します。1株に白花と紅花が咲く「源平」という品種で、2日、9日、25日
に撮影したものです。初め白花が咲いて次第に紅花に変化するそうですが、この直後
散ってしまいました。 来年が楽しみで、いずれ庭に植えるつもりです。
5月に開花を紹介し
た小果樹3種です。
左はジューンベリー
(バラ科、北米原産)
の小さな果実です。
6月初めの色好き始めから、中旬の最盛期と、実のアップです。
赤から黒紫色に変った順に収穫します。昨年はヒヨドリに悉く食べられましたが、今年
は実生り後に置き場所を変えて網も掛け、ようやく収穫できました。
下左2枚がユスラウメ(バラ科)です。サクランボを小さくしたような形と味です。
昨年は大豊作でジャムに加工しましたが、今年は花が多かったのに実着きは少しです。
枝が込みすぎて日当たりと通風が悪くなった事と、台木部分から強いシュートが伸び出
していたのが原因かと思います。
右2枚がフサスグリ(スグリ科、ヨーロッパ原産)で、輝く小液果が房状に生ります。
6月下旬の収穫後、単独でジャムに加工し、昼食のパンでいただきました。
酸味が利いておいしい味でした。