鉢植えのボタン、黄花系の「黄冠」(おうかん)です。
アメリカの「ハイヌーン」(黄)と「新扶桑」(白)との交配によって、
島根で作出されました。
日本で初めての黄花の大輪ボタンです。
今年1輪だけ咲いたこの花は、大輪とは言えないサイズでしたが、
親のハイヌーンは今年咲きませんが、横向きに咲くのに対して、
黄冠は上を向いて咲く受け咲きです。
夕方には花弁を閉じて、翌朝また開きます。
下は開花3日目の花です。 その後2日間咲いて散りました。
株が充実すれば、豪華な鉢植えになるでしょうが、今年花を着けなかった鉢が
3鉢もあったので、・・・・・・・。
キンポウゲ科のオダマキ(苧環)です。花の形が機織りに使われた糸巻きに似る
ことから名付けられたそうです。
「ミヤマオダマキ」は草丈の低い高地性のオダマキで、40年以上も前の数年間、
北アルプスを縦走する登山に参加し、初めて見た高山植物の美しさに触れたことが、
現在につながる私の植物趣味となっています。
青紫色が基本種です。 株の寿命が長くはないので、種を飛ばして、いろんな鉢や
庭で咲いています。
写真はユリの鉢を占拠しています。 花と葉の色形、バランスがいいですね。
ミヤマオダマキの白花種です。
外側上部の花弁のようなものはガクで、花弁はその下で筒状になっています。
花弁の基部からツノ状の突起が伸び、距と呼ばれます。
桃色種ですが、長年世代交代を繰り返してきたので、
草体は小さいのですが、花形は自然交雑して、西洋系が入った感じです。
4月下旬から5月中旬にかけて、庭で咲いた3種です。
以前からあったものなので、名称が分かりません。
先ずは目立つ、濃い紅花種です。
次の白花種は、花弁の薄い小輪花をビッシリと、強い日差しに弱く、早く傷みます。
3番目は東側道路に面した塀際で咲く、咲き分け種です。
赤・白・紅白の絞りを咲き分けます。 毎年秋にも咲いています。
花弁数が多く、二重咲きの花です。
赤(濃い桃色)(上)と、絞り咲き(下)のアップです。
「サキガケアヤメ」(魁アヤメ)は、普通のアヤメに先駆けて早く咲くことから
名付けられました。
ホームセンターで購入したポット苗を鉢で育て、庭に植えました。
5月上旬、一斉に咲き出しました。 ツツジと同時期、庭に彩りを加えました。
玄関前通路脇の日当たり良い場所で、丈高く伸びて群落を作っています。
濃い青紫色が強烈です。 花弁に網目模様があるのが、アヤメの特徴です。
花が終わった今は、長い花茎だけを切り取って、
葉はそのまま残して、株を充実させます。
昭和22年、長崎県五島列島福江島玉之浦町で、野生のヤブ椿の中に突然変種が
発見されました。 地名から「玉之浦」と名付けられました。
鮮やかな紅色地に、白い覆輪が入ります。
花弁の縁に入る白い覆輪は安定せず、樹の状態によっては覆輪が全く出ない鉢
があります。 かろうじてこの1鉢が、「玉之浦」の花容を見せてくれました。
蕾から、
花弁を開いて、
全開しない花姿が気に入っています。
4月の中旬から5月初めにかけて、今年もこの花に出合えて良かった!。