魚沼で生まれ育った私にとって、心に刻み込まれた「スプリング・エフェメラル 」は、
雪融け後に自宅近くの山に入れば、どこにも群生していたカタクリとキクザキイチゲです。
30歳台半ばに、故郷から持ち帰ったカタクリが鉢植えで増殖したので庭の2箇所に
植えてみました。
実梅の果樹の下がその1つです。 数年前に水道の配管工事で、地上部が無い夏に
業者が掘り返して仕舞いましたが、少し離れた場所から2本のカタクリが芽を出し、毎
年咲いています。
4月1日の1本目の芽出しと6日の開花、2本目の蕾(6日)と、
そろって咲いた2本のカタクリ(右端、9日)です。(背後に写るはアシタバとニラ)
曇雨天や夜は花弁を閉じ、日が当たると花弁を開き、反り返らせます。
花が終わったカタクリは、地下の鱗茎に栄養を蓄えて初夏には休眠に入ります。