「ダブルホワイトブロッチ」は、白地に、濃紅色の斑が一面に入る、
コントラストが美しい八重咲花です。
4号深鉢植えで、今年は1輪だけの開花でした。
2月下旬、蕾を葉で包んで、花茎が1本だけ伸び出しました。
3月上旬、伸びた花茎の先に白い蕾が1個だけ、
その4日後の蕾アップ、
3月下旬、
その2日後、花弁に見えるガクを開き始め、
さらに3日後、ようやく開花しました。
昨日3月30日の花です。
参考に、たくさん咲いた昨年の3月末の画像を、
「日本水仙」(ニホンスイセン)は、ヒガンバナ科の帰化植物です。
原産地は地中海沿岸で、中国経由で渡来し、
本州以南の海岸近くで野生化し、群生が見られます。
花は横に伸びた長い花冠筒部に続き、
筒部の先に6枚の白い花弁、中央に盃状の副花冠があり、
オシベ6本、メシベ1本持つが種子はできず、鱗茎で増殖します。
玄関外の庇下で、2月中旬の蕾、
2月下旬、花弁が開き始め、
初めの1輪が、開花しました。
その2日後の3月1日、2輪目が開花、
3月上旬、
3月中旬、次々と開花してきました。
その4日後の花、
満開となった3月下旬です。
8号深鉢植えで、草丈50cm程です。
「コシノコバイモ」は、北陸の春を代表する春植物
(スプリングエフェメラル)の1つです。
雪融け後の早春、茎頂の葉陰に釣鐘状の花を下向きに咲かせます。
30年程前に、
生まれ育った魚沼の山から、カタクリや春蘭と一緒に持ち帰りました。
2月中旬、玄関外の庇下で、6号中深鉢で芽出しです。
過去に一度全滅しかけ、鉢の片側に残った球根から復活してきました。
その5日後、白い蕾が見えてきました。
2月下旬、蕾を膨らませ、
上向きの蕾を横向きにして、
3月1日、咲き始めました。 草丈はまだ3cm前後です。
他のコバイモには無いコシノコバイモの花の特徴は、
花弁の縁に毛状突起があることです。
その7日後の3月上旬、花を下向きにして花茎を伸ばしてきます。
3月中旬です。
右側の若い花は緑色で、茎長3~4cm、
左側の初めに咲いた花は、
褐色を帯び、茎長7~8cmに伸びてきました。
3月下旬、花茎10cm余りに伸びてきました。
花径は1~1.5cm、長さは2cm位です。
「太郎冠者」(タロウカジャ)は、別名を有楽(うらく)ともいう、
(有楽は、信長の弟で、茶人でもあり、この椿を好んだそうです)
江戸時代に命名された古典椿の代表的品種で、早咲きです。
華やかな桃色、一重の筒咲き~ラッパ咲きの中輪花で、
5号深鉢植えで樹高70cm余り、花茎は6~7cm程です。
3月上旬の蕾から、
花弁を開き始めましたが、
開花翌日には、鳥(ヒヨドリ?)に食べられてしまいました。
今年は鳥害が目立ちます。
3月中旬に咲いた花、
その4日後、
3月下旬の花、
その2日後、
昨日咲いていた花です。
本種の実生から、侘助(ワビスケ)椿が生じたと考えられています。
「ミツマタ」(三椏、三又)はジンチョウゲ科の落葉低木です。
中国原産で、三又に分かれた枝先に黄色い花を咲かせます。
繊維質の樹皮が和紙の原料として使われます。
「タイリンニオイミツマタ」(大輪匂い三椏)は、
種苗会社から購入した園芸品種で、
枝が太く、花が大きく香りがあります。
5号深鉢植え、樹高は60cm余りで、晩秋には蕾を着けているので、
冬囲いの中に入れずに玄関前庇下に置きます。
12月上旬の蕾、
2月中旬の蕾、
3月上旬、外側から開花し始めました。
その3日後の3月10日、三又に分かれた枝先に、
径5cm程の球状の花を、下向きに咲かせます。
個々の花に見える所は正しくは花ではなく、ガクが変化したもので、
花弁が無く、筒状で先端が4裂したガク筒です。
3月中旬、ほぼ満開状態です。
初めに咲いた外側の花は白く変わって来ました。
球状の花の中心部をアップして見ました。
花後に枝先に新葉を芽吹きます。
紅花ミツマタの鉢植えもあったのですが、昨夏の猛暑で枯れてしまいました。
参考に、昨年3月下旬の紅花が下画像です。