「ムシトリナデシコ」(虫取り撫子)はナデシコ科の越年草です。
ヨーロッパ原産で、江戸時代に観賞用に移入され、
野生化した帰化植物です。
30~60cmの茎上部に、花径1cm程の濃いピンクの5弁花が咲き、
花の下方の茎に、茶色く粘液を分泌する部分があります。
柴犬と散歩していた頃、道路脇に咲いていたので、
種を採取し庭の通路脇に蒔きました。
多年草ではないので、年々自然実生で移動し、いつの間にか消えました。
近くの住宅跡地を、果樹と菜園に利用していますが、
その菜園脇で隣家との境界に毎年開花しています。
6月下旬の画像です。
花は現在も、名残り花が咲いています。
蟻が粘着した部分をアップして見ます。
虫が付着しても、栄養として吸収することは無く食虫植物ではありません。
授粉の手助けにならないものを、花から遠ざけるためでしょうか。
「鹿山」(カザン)は大盃の枝変わりで生まれた品種です。
小鉢植えで、1輪だけ開花しました。
開花しない年もあるので、記録としてアップします。
6月上旬の1輪です。 それも少し貧弱でした。
葉が厚く角張った感じも鹿山の特徴です。
過去画像を1枚、
「京鹿子」(キョウガノコ)は、バラ科シモツケソウ属の多年草です。
日本原産とされますが、自生は見られず、栽培されてきました。
小さな花を密集させて咲く様子が、
京都で染めた鹿の子絞りに似ていることから名付けられました。
自宅南東側、ハナミズキとシャクナゲの背後で、
シマススキの脇に苗を植えました。
50cm程花茎を伸ばして、5月下旬の開花です。
深い切れ込みの入った大きな緑葉は、径13~16cmです。
花をアップして見ます。
花径6~7mmで、紅色5弁の小花は、たくさんのオシベが目立ちます。
6月初めの花、
その4日後、
更に4日後の6月9日、咲き終えた花が多くなりました。
花後の6月下旬です。
緑色で小さな果実が出来ています。
ミヤマキリシマツツジ の園芸種で、「ミヤマ満月」です。
挿し木したので2鉢で咲きました。
白地に赤紫の覆輪が入る花です。
5月中旬から開花しました。
その3日後、
5月下旬の花、
5月末の花です。