「ニラ」はネギ科の多年草で、原産は中国西部ですが、
日本では「万葉集」にも出てくる、古くから知られた野菜です。
菜園コーナーを設けた時に、種を蒔いて野菜として育てました。
その後、自然実生で菜園周りにニラが生え、繁茂しています。
春には野菜として、適宜に利用し、
初夏からは放置し花を咲かせます。
9月中旬、花茎を40cmほど伸ばして、白花の開花です。
雄しべの葯が黄色く、白い6弁花も美しいが、
チョウを呼んでくれるのがうれしくて、ニラの繁茂を許しています。
タテハチョウの仲間、「キタテハ」は、
今年は遅れて9月下旬にやって来ました。
夏から秋に見られるチョウですが、
秋型は、地色がオレンジっぽくなります。
翅の裏側は地味な色です。
赤い小さな花はミズヒキで、勝手に庭に生えてきた野草ですが、
一部を観賞用に残しています。
キタテハは成虫越冬するので、
晩秋まで庭で見ることが出来ます。
変態とは、動物の正常な生育過程において、形態を変えることで、
卵が孵化して幼生の形になった後の、変化に対して用いる言葉です。
両生類では、
幼生はオタマジャクシ型で、エラ呼吸をして水中生活です。
成体は肺呼吸し、手足が生えて、陸上移動が可能な形態となり、
カエルは、変態の過程で尾が消失します。
オタマジャクシの尾の付け根に5本の指を持つ後足が生え、
鰓から4本の指を持つ前足が出てくると、
餌も食べずに、水中でに静止するような姿が見られます。
肺呼吸をするために、スイレンの葉上に乗りました。
徐々に尾が短くなり、体色がきれいな緑色に変わって来ます。
尾を栄養にして? 体型も少し大きく、しっかりとしてきました。
変態中に容器の縁に出てきた子ガエルも、
尾が短くなるのを待って、
尾が無くなる頃には、小さなアマガエルです。
足の指先には丸い吸盤があり、勇気の垂直面も難なく移動できます。
水面上の枯れたハス葉で、外界を観察中の子ガエルも居ますが、
一斉に水容器の外に飛び出して、草むらから、
思い思いの場所に移動していきます。
鉢植えのオダマキの葉上や、
鉢植のハナキリンの葉陰で、
庭石の上にも、
葉でも外壁でも、吸盤付きの足があれば、上へ移動できます。
アケビの樹に登り、葉陰で休む子ガエルがいました。
たくさんの小ガエルが出てくるので、
夏場の水やりは足元に気を付けながら、声がけしながら、
(4)へ続きます。
「ホシホウジャク」(星蜂雀)は、スズメガ科の蛾の1種です。
体長22~25mm位、全体にこげ茶色ですが、
後翅のみ黄褐色で、飛んでいるとよく目立ちます。
昼間に活動し、素早く羽ばたいて、ハチのように見え、
ホバリングしながら、花から花へと吸蜜して回ります。
庭には、毎年ハナトラノオが開花する秋に訪れます。
9月中旬、2回飛来したのを見ましたが、
撮影できたのは1回だけでした。
筒状化のハナトラノオ、蜜を吸うには長い口吻を差し入れて、
ホバリング(停空飛翔)する必要があります。
毎年この小さな蛾を見るために、
ハナトラノオ(カクトラノオ)を、庭の3か所に維持しています。
参考に、過去画像ですが、
翅を閉じて静止した姿は、地味で目立たず、別種のようです。
玄関前通路脇に、スイレンやハスなどの水草容器、
大型の貯水容器(水やり、鯉の越冬用)も2か所にあって、
ジョウロや鉢受け皿などにも、アマガエルが産卵します。
水温によりますが、受精卵は2~4日で孵化し、
孵化後2~3日位すると泳ぎ出し、
小さなオタマジャクシとなります。
6月の睡蓮鉢や貯水容器での、オタマジャクシです。
早く産卵・孵化したオタマジャクシは、既に大きくなっていますが、
小さな黒子オタマをイジメることはありません。
毎日少しずつ、メダカ用の粉餌、金魚用の粒餌(小~中)を与え、
成長に伴って、体色は薄いまだら模様をもった褐色となります。
1カ月程かけて、最大5cm位に成長し、
オタマからカエルの姿へと「変態」(へんたい)します。
長く伸びた尾の付け根に、小さな後足が形成されました。
同時に体内では、前足も形成されていきます。
後足が大きくなってくると、
背中が黄緑色に変わって、丸かった頭部が角張ってきました。
鰓(エラ)穴から、前足が出てきました。
水中に入れた園芸支柱に、足でつかまり、
徐々に尾が短くなって、間もなく上陸します。
(3)へ続きます。
「ニホンアマガエル」(日本雨蛙)は、体長3~4cm程で
南西諸島を除く日本各地に分布します。
庭の睡蓮鉢や貯水容器で、毎年繁殖しています。
(元は、近くにあった水田からやってきたのですが、
宅地化され、私がウオーキングで歩く範囲に水田は無くなりました。)
体色は腹側が白色で、背中側が黄緑色が普通ですが、
黒いまだら模様の灰褐色にも変えることが出来(保護色)、
小さな昆虫やクモ類を捕食しています。
足の指先には吸盤があって、枝から枝へ飛び移ったり、
垂直なガラス面にも張りつけ、樹上生活に適応しています。
冬は地中で冬眠し、春に地表に出てきて、
5月~8月に繁殖します。
上下2枚は、抱接するペアで、上に乗っている小さい方がオスで、
移動中の昼間に撮った、過去画像です。
オスの喉には鳴嚢(めいのう)という袋があって、
声を共鳴させ、大合唱の中で、夜間の水中で産卵します。
スイレン鉢に産卵した卵を、鉢受け皿に移して、観察します。
5月下旬、産卵の翌朝5月24日です。
受精卵は、寒天質のひもで数個ずつつながっています。
翌25日、卵の細胞分裂で変形していきます。
26日、小さな稚魚のような形になって、
卵膜の中で動いています。
27日、孵化していきます。
28日、ふ化直後は横たわって、あまり動きません。
29日、卵の栄養で、オタマジャクシの形に成長しました。
栄養を吸収し尽すまでは、
容器の壁面に吸い付いてジッとしています。
6月下旬の例です。 6月27日、産卵翌日の昼、
翌28日の朝です。
29日朝、
30日、全て孵化しましたが、まだ動きません。
2日後の7月2日、小さなオタマの姿になって、
翌日には餌を求めて泳ぎ出し、貯水槽や睡蓮鉢に移してやります。
オタマジャクシからカエルへの成長は、次回に続く。