「ハナキリン」(花麒麟)は、マダガスカル島原産で、
トウダイグサ科の低木(多肉植物)です。
鋭い棘がたくさんある茎の先に、可愛い花をまとめて咲かせ、
冬は居間の出窓に置き、春~秋は玄関外に移して、
1年中開花しています。
6号深鉢植えで、剪定して樹高は50cm位にしています。
6月下旬の花、
赤い花弁に見えるのは一対の苞(ほう)で、
真ん中の小さな黄色い部分が花です。
7月上旬の花、
7月下旬の花、
8月上旬の花です。
苞の色は、赤のほか橙・黄・白などの品種もあります。
「鹿の子ユリ」は、四国・九州地方の山地に自生する原種百合で、
花弁に鹿の子模様の斑点があります。
シーボルトがオランダにに持ち帰り、
ヨーロッパのユリ栽培ブームの立役者となったユリでもあります。
7号深鉢植えで、草丈60cm位です。
例年通り開花が遅く、8月の異常な猛暑の中で2輪咲きました。
8月上旬、開花前日の蕾です。
その翌日、1輪開花しました。
8月中旬の花、
その3日後、2輪目が開花し、最初の花は色褪せました。
異常高温が続いて、葉の大部分が黄変してきました。
2輪目が数日間咲いて、散り終えました。
「イヌゴマ」(犬胡麻)は、シソ科の多年草で、
地下茎を伸ばして殖えます。
果実の形がゴマに似るが食用にならず、形が可愛いのでイヌと?
犬散歩でよく歩いた栖吉川(信濃川支流の1つ)堤防から、
株を移植したのが群生しています。
6月中旬から開花し、柿の樹下から菜園の脇に向かって、
スギナに負けずに群生してきました。
7月上旬、茎は分岐せずに直立して数10cm伸び、葉が対生し、
触るとざらざらします。
花は淡紅色の二唇形で、上唇はまっすぐ伸びて4~5mm、
下唇は開出して3裂し、内面に紅色の細点を持ちます。
アブの1種?吸蜜していました。
7月中旬の花、花は数段に分かれて輪生状に着きます。
雨の降らない猛暑の中で、8月半ばまで咲きました。
萩(ハギ)はマメ科の落葉低木です。
「江戸絞り萩」は、他種より耐寒性が強く、最も木質化して、
枝が枝垂れず、高さ2m以上になるそうです。
6号鉢植えで樹高50cm程です。
6月下旬から咲き始め、
白地に紅絞りの花が、次々と開花して長く楽しめます。
7上旬の花、
7月10日、
7月中旬、
7月20日、
7月下旬、
親鉢は咲き終えましたが、挿し木した小鉢では、
8月25日、36℃の酷暑の中でも、咲き続けています。
庭植えしている一般的な萩はまだ開花しません。
「サラセニア」は北米原産の食虫植物で、
筒状の補虫葉を持ち、変った花を咲かせます。
生きミズゴケで植えた3種のうち、今年開花したのは1鉢だけで、
「ドラモンディ」(またはレウコフィラ)という大型品種です。
5月下旬に咲いた赤花は、
長く伸びた花茎の先に1個だけ着きます。
ガクが5枚、花弁の基部に平に広がり、
5枚の花弁は、メシベの柱頭の間に位置して下向きに長き垂れます。
多数のオシベは花弁の内側に収まります。
メシベは1個で、
先端が5つに分かれて雨傘のように大きく反り返ります。
花弁とオシベを落とした7月中旬の花、
葉は50~80cmに伸びて、筒状の補虫葉となります。
先端部には網目模様が出来ます。
筒の中は下無向きに毛が生えていて、下部に水を蓄えています。
中に入った虫は出ることが出来ません。
8月中旬の筒状葉と花、ガクの下に果実が出来ています。
今朝、子房を開いてみると、中に種子が出来ていました。
「フラバ」と「プルプレア」は葉だけで、今年は花が咲きません。