Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

鉢植え大文字草の花(2)~白花3鉢

2020-10-31 | 山野草

流通するダイモンジソウは園芸化され、緑、桃、赤、の花色や、
太弁、八重咲、千重咲きの花形など、多様化してきましたが、
自然実生で、世代交代してきた基本種の白花です。
 
10月下旬から咲き始め、玄関先で満開の3鉢です。

基本種は細弁の「大」の字型で、白色の5弁花です。
 

 
咲き始めは、
 

 

 
 
2鉢目は、自然交雑で、咲き始めに少し紅が入ります。 
 

 

 

 
 
3鉢目です。 
 

 

 

 
花の色形が清楚で、葉とのバランスが良く、
小鉢栽培が出来る、秋を代表する山野草ですね。
 

 

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鉢植ホトトギスの花 2020(2)~キイジョウロウホトトギス

2020-10-30 | 山野草

ホトトギスの自生種は東アジア~インドに、約20種分布し、
うち半数の10種が日本に自生するそうです。
  
キイジョウロウホトトギス」(紀伊上臈杜鵑草)は、
紀伊半島南部のみに自生し、現在は絶滅危惧種です。
ジョウロウ(上臈)とは大奥の職名で、優雅な貴婦人の意です。
 
自生地は山地の沢や湿った崖などで、乾燥と暑さに弱く、
栽培は難しいのですが、生きたミズゴケに植えて、
受け皿に水を切らさず、日照が少ない自宅北側の山草棚に置きます。
 
今夏の異常な暑さに耐えて、今年も開花出来ました。
 

 
 
10月中旬、3個の蕾のうち、最初の1輪が開きました。
葉先が焼け、2本出た茎は20cm余りと短いのですが、 
 

 
長さ5cmほどの釣鐘型で、艶のある鮮黄色の花です。
花弁の質と光沢が独特です。 
 

 
その4日後、残る2輪が同時に開き、
最初の花は終わりを迎えました。 
 

 

 
花の内側には、紫褐色の斑点が多数あります。 
 

 

 
自生地では、茎葉を長く垂れ下げて、葉腋に多くの花を吊り下げ、
優雅な「山里の貴婦人」となれるのですが、
市街地では、これで精いっぱいでした。 
 

 
開花時だけ、玄関の内外で過ごし、また日陰の北側に帰りました。
水苔とともに30年以上、毎年咲き続けてくれてありがとう! 

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秋に開花出来なくなったサルスベリ

2020-10-29 | 花木

サルスベリ」は中国原産で、ミソハギ科の落葉中高木です。
7月から10月にかけて長く開花することから
百日紅」(ヒャクジッコウ)とも呼ばれます。
 
庭の南西隅に植えた苗木が、年々大きく成長し、
たくさんの花を咲かせるようになりました。
しかし今年は、秋に全く蕾を着けず開花しなくなりました。
 
晩秋に枝のすべてを元近くで強剪定して越冬し、
春から伸び出た新枝の先に花を咲かせます。 
 
7月中旬には開花し始めました。
 

 

 
この後、蕾が着かなくなって秋には開花しなくなりました。
初めてのことでした。
 
昨日の樹姿です。 葉が全体に黒ずんでいます。
 

 

 
一部をアップ、スス病のようです。 
これでは光合成が出来ません。

 

 
すす病は、アブラムシやカイガラムシの排泄物を餌にして、
カビの1種が繁殖したものです。
 
木に登るアリを見て、オルトランを株元に蒔きましたが・・・
ひどい場合は枯れることもあるようですが、来年の花は?? 
 
 
参考に、昨年の7月と9月の開花姿です。 
 

 


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庭の斑入りヤブラン

2020-10-28 | 園芸草花

ヤブラン」(薮蘭)は、東アジアに分布する常緑性多年草で、
日本各地の林床などで普通に見られます。 
 
園芸種の「斑入りヤブラン」を、庭の下草として植えています。
 

 

 
9月初めに蕾を着けて、花茎伸ばしてきました。 
 

 

 
花は一斉には開かず、9月中旬から10月中旬にかけて
少しずつ開花していきます。 
 

 
1つの花は花径7mm位で小さいですが、
青紫の6弁花で、雌しべが1本、黄色い6本の雄しべが鮮やかです。
   

 
9月中~下旬の、あまり陽が当たらない場所の花、 
 

 

 

 
10月上~中旬の日当たりの良い場所の花です。 
 

 

 
日が当たる所では大株に育っています。 
 

 

 
基本種は花後に5mm位の実がなります。
緑色から黒色に変わり、美しいのですが、
この斑入り葉種は、実成りを見たことがありません。
 

 

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秋の七草~ナデシコ-2

2020-10-27 | 山野草・園芸草花

鉢植えのナデシコ3種です。
 
高山性のタカネナデシコの1種「白馬ナデシコ」は、
市内の五十市(5と10の付く日に開かれる市)で、
山野草を扱っていた業者から、入手して40年近くたちます。
 
毎年開花し、今年も6月に開花しました。

 

 

 

 
 
次は「初恋」と名付けられた園芸品種です。
5月に撮ったものですが、調子が良ければ秋にも咲くそうです。 
 

 
咲き始めは白色で、徐々にピンクに変わります。 
 

 

 
花色変化を楽しみ、草丈が伸びるので切り花にもできます。 
 
 
 

 
 
終いは、カワラナデシコ絞り咲きです。

今年は茎葉が1本出ただけで、開花せず、過去画像です。
 

 

 

 
秋の七草ですから、
来年の庭では、秋に開花する撫子を見たいものです。

 

 

    


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