Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

庭の「ナンバンギセル」 (2)イトススキとミョウガで、

2021-10-31 | 山野草

東庭のイトススキの株に寄生した、ナンバンギセルです。
株元にはホタルブクロやリンドウも共存しています。
 

 
 
8月下旬、ススキの根に寄生し、茎葉は地上に出ず、
蕾を着けた花柄を伸ばします。 
 

 
9月上旬、15cm前後の高さで、
蕾を横向きにして開き始めます。
 
 

 
赤紫色の花を1個ずつ開きます。 
 

 

 
9月中旬に咲いた花、 
 

 

 
9月下旬です。 
 

 
花後は黒化し、中に粉状の種子を作ります。 
 

 
9月末の開花状態、その後もポツポツ遅れ咲きがありました。 
 

 
10月中旬、画像の左側が糸ススキで、葉幅が細く小型ですが、
放任すると高くなるので、6月に一度上部を剪定しています。
右下にはヤクシマススキが白い穂を着けています。 
 

 
 
自宅裏のミョウガに蒔いた種子からも、
ナンバンギセルが咲いていました。 
 

 

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鉢植えの「ホトトギス」(5) 「青龍」

2021-10-30 | 山野草・園芸草花

台湾ホトトギスの「青龍」(せいりゅう)です。
青色系の花で、花弁に斑点が少なく、
青~赤紫のグラデーションが入ります。
  

 
 
9月下旬の咲き始めです。
6枚の花弁は、幅の狭い内花被片3枚と、幅広の外花被片3枚です。
  

 
花芯部をアップで見ます。
雌しべの花柱は3裂し、更に先が2裂して垂れ下がり、
小さな粒々に見える、腺毛状突起が密生しています。
雄しべは6本、花糸を曲げて、先に付けた葯も下向きです。 
 

 

 
10月初めです。 
 

 
雄しべが雌しべの下で反転し、花粉の付いた葯を上に向けました。 
 

 

 
10月中旬です。
6号深鉢植えで、茎葉の上部に花茎を伸ばして花を着け、
10本程の花茎を40cm位まで伸ばしました。
 

 

 

 

 
現在は名残り花を咲かせています。
 

 



 

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庭の「ナンバンギセル」 (1)シマススキの周りで、

2021-10-29 | 山野草

ナンバンギセル」(南蛮煙管)はハマウツボ科の寄生植物で、
葉緑素を持たず、自分で光合成できません。
主にススキなどのイネ科の単子葉植物の、根に寄生します。
 
花形から、かつて南蛮人と呼ばれたポルトガルやスペインの
船員がくわえていたマドロスパイプに見立てたネーミングです。
また、うつむきかげんに咲く花姿から、
「思い草」として万葉集にも読まれています。
 
昨秋に採取した種子を蒔くのが遅れ、異常高温もあって、
蒔いた場所でない、株の奥でこぼれ種から実生が生えました。
 

 
 
8月末の最初の2本です。
縞ススキの隣で実生で生えたイトススキの株の中です。
手前のススキを刈り取りました。 
 

 
9月上旬、その奥で、3本開花、 
 

 
9月中旬には、更に花を増やしました。
 

 

 

 
縞ススキの株奥でも、8月末に3本伸び出てきました。
ススキを刈って良く見えるようにしましたが、暑さ?
開花せずに枯れてしまいました。 
 

 
9月中旬、株の端で単独で2本ほど咲いていました。 
 

 
縞ススキと実生ススキの場所は、
玄関前通路から自宅東側の踏み石通路に入った所です。
今朝の朝陽の中で撮りました。
 

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鉢植の大文字草(2) 「聖」

2021-10-28 | 山野草・園芸草花

自生するダイモンジソウの殆んどが「大」の字の白花ですが、
育種が進んだ現在は、様々な花色花形の園芸品種が流通しています。
 
」(ひじり)という品種は、緑色の花を咲かせます。
 

 
 
咲き始めた10月初め、 
 

 
その4日後、3号深鉢植えで、
10cm余りの花茎を3本上げました。
 

 
やや幅広の淡黄緑色の花弁で、
フギレ花弁(ギザギザが入る)です。
 
 

 

 
ほぼ咲き揃った、10月中旬です。
小鉢植えなので、草体が小さく、
葉幅が1~2cmほどと小型になっています。 
 

 

 

 
その3日後です。 気温が下がってきたので、現在も開花中です。
 

 

 

 


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庭の「キンモクセイ」

2021-10-27 | 花木

キンモクセイ」(金木犀)は、モクセイ科の常緑小高木です。
中国原産で雌雄異株ですが、
江戸時代に雄株だけ渡来したので、結実はしません。
 
苗木を庭の南西に植えました。
樹高は3mを超える程に成長し、たくさんの花を咲かせました。
 
小さなオレンジ色の花を、甘い芳香を放ちながら咲かせる
秋を代表する花木です。
 

 
 
春に伸びた新芽に、8月上旬頃に花芽が出来、
10月初めの、膨らんできた蕾です。 
 

 
10月中旬に咲き始め、強い香りを漂わせます。
 

 
一斉に開花しました。
 
 
 

 

 
オレンジ色の花弁が4裂し、雄しべが2本、
雌しべは不完全で、結実しない雄木ですが、その分花数が多いのです。 
 

 

 

 
10月下旬に入って、最後の輝きを見せ、
 

 

 

 

 
一斉に散り落ちました。
 

 

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