長岡市蔵王地区にある「金峯神社」は、自宅から歩いて10数分で、
朝のウォーキングコースの1つです。
大祓(おおばらえ)は年2度(6月30日と12月31日)あり、日常生活で
身についてしまった穢れや罪をお祓いする神事です。
6月30日の大祓は「夏越しの大祓式」と称し、茅の輪(ちのわ)神事が行わ
れます。(茅の輪をくぐって祓い清め健康な心身を授かろうとするものです。)
6月18日から30日まで、拝殿前に茅の輪が設置されています。
(写真は18日と27日に撮ったものです。)
長い参道を歩いて拝殿に向かいます。
境内はうっそうとした欅の森になっていて、青空に緑が映えます。
茅の輪くぐりは、「祓へ給へ 清め給え 守り給え 幸へ給え」の唱え詞を
奏上しながら行います。
茅輪の前で一礼し、左足から茅輪をくぐり左に回ります。 再び茅輪の前に立ち
一礼し、右足から茅輪をくぐり右に回ります。最後にもう一度茅輪の前に立ち一礼し、
左足から輪をくぐって左に回って神前に向かいます。
拝殿前から見た茅の輪と参道です。
この時期、境内にはアジサイの花が盛りです。
神社にお参りのあと、西に隣接する蔵王堂城跡に上ると、桜の枝先に青空の中に
浮かぶ半月がありました(6月27日)。
「サラセニア」は、北アメリカ東部の湿地に自生し、筒状になった葉が、虫を捕える
落とし穴として使われる食虫植物です。 5月下旬から独特な花を咲かせました。
大型で、葉が直立するタイプの「サラセニア・フラバ」です。
花は黄緑色です。
筒状葉も緑色で、紋様のないタイプです。
前年の古葉の枯れた部分を切り取ってあり、新しい葉が伸びてきています。
次は「サラセニア・レウコフィラ」(別名、ドラモンディー)です。
赤花で目立ちます。
花の時期にはまだ新葉は伸びてなく、長い花茎を伸ばして、花を下向きに吊り下げます。
上部に傘のように5枚のガクを広げ、その下に長い花弁を5枚垂れ下げます。
花の内部を見ると、多数のオシベに囲まれ、雌しべは先端が5つに分かれて
大きく反り返り、花弁はメシベの柱頭の間から下向きに垂れ下がっているのです。
昆虫による花粉媒介に対応した構造、となっています。
補虫器になる筒状葉は、60cm超に立ち上がり、筒の入り口付近と蓋の部分に網目
模様が入ります。 今はまだ白っぽいですが、これから赤く変身してきます。
終いは、「サラセニア・プルプレア」です。
花は赤花で、花弁はこの後垂れ下がりますがレウコフィラほどは長くありません。
前2種との大きな違いは、葉が横にロゼット状に付き、蓋の部分が立ち上がり、
口を覆わないので、筒に雨水が溜ります。
下向きに咲く花の構造は、3種共通です。
湿地性多年草ですので、生きたミズゴケで植え、2年間植え替え無しで増殖中です。
「クチナシ」(梔子)はアカネ科の常緑低木で、静岡県以西の森林に自生します。
5号鉢植えで樹高40cmと大きくなりません。 「コクチナシ」という品種?
寒さと乾燥に弱いようですが、一番の大敵はオオスカシバの幼虫による葉の食害です。
1日で丸坊主にされてしまうこともありました。
6月上旬、白い6弁花を咲かせました。
寒さでほとんど落葉し、厚い照り葉は春に芽生えた新葉です。
白い綿雪のような花弁を開くと、強く甘い香りが漂います。
この時期の玄関は、クチナシの香りで満たされます。
葉腋から柄を伸ばし、先に蕾を付けます。
花弁が開き始めました。
全開すると、花径5cmほどです。
6月中旬の樹姿で、今年はよく咲きました。
白い花弁が徐々に黄色に染まってくると、花の終わりです。
何故か、毎年花は咲けども、実が稔ったことがありません。
ナデシコは秋の七草の一つで、和風を象徴する植物ですね。
庭植えのナデシコは、散歩途中でいただいた種子を鉢に実生して、
1か所は松の樹の下に植えました。
5月中旬は赤花ばかりでしたが、
5月下旬には白花も咲いてきました。
もう1か所は玄関右手前のハナミズキの樹下で、5月中旬から6月上旬の開花です。
中心にピンクの輪が入る白花ですが、遅れてピンク花も咲きました。
鉢植えでは、長年維持してきたカワラナデシコの赤花が、今年はこんな1輪だけとなり
ました。 6月中旬、色も形も変ですが、記録の意味でアップします。
カワラナデシコの絞り咲き種も、花数が少しでしたが、
6月上旬、何とか本来の姿を見せてくれました。
終いは、種子を購入して実生で育てた「初恋」というナデシコです。
6月上旬の咲き始めは白花ですが、徐々に色付いて桃色花へと変わっていきます。
ヤマアジサイは湿った山林や沢沿いに自生する、小型のアジサイです。
庭植えしたヤマアジサイ4種の内、最初に咲き出したのが「黒姫」です。
濃い青紫色の花で、茎葉も含めて全体的に黒っぽい感じがします。
池の脇で、日当たりが良過ぎるのか? 色が薄い感じになっています。
ガク咲の装飾花が、開き始めます。
装飾花が、徐々に色付いてきます。
その後、中心部の両性花が開きます。 青いオシベが多数出ます。
終盤には、装飾花の花色が薄れてきます。
6月上旬、黒姫アジサイから南側の白花サツキまで、
赤い花はスイセンノウと虫取りナデシコです。
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サツキの「大盃」も入れてみた、6月中旬頃の東庭です。