ホトトギスは東アジア中心に分布し、約半数の10種が日本に自生 しているそうです。
一般に9月下旬から咲き始め、すでに咲き終わった黄花の3種を紹介します。
いずれも自生地で減少し、絶滅危惧種 とされています。
私の所では、夏の暑さからか今年は10月にはいって開花しました。
左は、鹿児島県 大隅半島(高隈山)の
湿った岩場に自生しているというタカクマ
(高隈)ホトトギスです。
小さな赤褐色の斑点を持つ清楚な黄花
ですが、例年夏場に葉が枯れこむので、
枯葉を整理して観賞します。
下の左はキイジョウロウ(紀伊上臈)ホトトギスで紀伊半島
南部のみに自生します。
釣鐘形の花の内側に紫褐色の斑紋を持つ、優雅な黄色花です。
夏の乾燥と暑さに特に弱いので、私は生きミズゴケ植え で育てていますが、さすがに
今年は花数が少しでした。
右は、宮崎県 だけに自生するキバナノツキヌキホトトギスです。
葉の基部が茎を取り巻いており、成長に伴って垂れ下がり、赤褐色の細点が少し入る
黄花を咲かせます。 ジョウロウ系よりは丈夫だと思います。
小型チョウの仲間で、翅の表と裏で色模
様が違い、翅の形がシジミ貝に似ているこ
とから名付けられたようです。
特に秋に数多く庭に来たのがヤマトシジミ
です。
上左がコスモスに止まるオス、右がサツマイモの葉上で休むメスかと思います。
次の4枚は、庭でイヌタデ の花に止まるメスをオスが追尾・・・?
下の4枚は交尾中 です。10月半ばの昼過ぎ、椿の葉上にいましたが、カメラに気付
いて連結したまま近くのヤクシマススキの穂 に移動。
そこに、オスらしき別の1匹が割り込みを図るも時すでに遅く、あきらめて退散といった
ところでしょうか。
仲間では他に、ルリシジミが訪れましたが、今年はツバメシジミやベニシジミは見かけ
ません。