「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【日記】月島三丁目の夕日 第一話

2007-11-06 23:31:39 | NPO・地域力
私は、この地域が好きです。

『三丁目の夕日』じゃないけど、
そんな地域や人がまだまだ、健在です。

小さな小さな保育所。
そこの園長さんが、子守りする子ども二人を連れて、
体には赤ちゃんをおんぶして、
喘息発作のお子さんを緊急で、
保育所から連れてきて下さった。
自前で作った保育所。区立保育園のようなりっぱな箱物はない。
そこで必死で、切り盛りし、保育をしている姿に、
心を打たれる。
富山県高岡市共生ケアの『てをつなごう』でも、
見た光景であった。


夕方、近所のお酒屋さんは、立ち飲みバーに変身する。
お世辞でもバーというしゃれたものではない。
以前、怪我したヒヨドリの面倒も見てくださった店であるが、
前を通ると、飲んでいる近所のおじさんたちや店のお姉さんが、
声をかけてくださる。
時々、アメリカ人もいて、インターナショナルなバーなのである。
いつも「コッサカサン。」と話しかけてくれる。


銭湯の帰り、飲み屋による。
店のおばさんが、普通飲み屋なのだけど、
誰もいないことをいいことに、
夕食のごはんの注文に応えてくれる。
デザートに柿までつけて、
熱いお茶で締めくくっていると、
月島名物『五神太鼓』の練習帰りの男女が店に。
月島第一小学校時代から、
いままで太鼓歴がつづくというベテラン。
12月30日、西仲商店街で歳末の商店街を盛り上げるという。
是非、聞きに行きたいものである。


ここ、月島三丁目の地で、
まだまだ息づく地域力の中で、
私も地域力の花を咲かせたい。
そのひとつが、
ひとり親家庭支援事業~無料病児保育お迎え&お預かり事業~
まだまだ、
企画を打って行きたい。
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11/9 福祉保健委員会に臨む

2007-11-06 18:22:34 | 医療
今週11/9、福祉保健委員会が開催される。
様々な取り上げるべき課題があるが、
今考えている私の話題を挙げてみる。
時間の関係上、すべてあつかえるわけではないが、
委員会では優先順位を考えつつ、取り上げていく。

ここに、挙げだすと、すべて挙げなくてはならなくなるので、
羅列的に挙げている点は、どうかご容赦願いたい。
また、自分自身の頭の整理のためにも、羅列的に挙げているので、
どうかご容赦願いたい。私の頭の中をひっくり返した状態である。
こういうことって、「たな卸し」というのかな?

この羅列の中から、選抜し、
取り上げる予定の内容を別に詳述したい。

取り上げるべき話題があれば、是非、お伝えいただきたい。
個人メールでも構いません。
⇒kazuki.kosaka@e-kosaka.jp


まず、順不同で、取り上げるべき課題を挙げてみる。

<重要課題>
*来年4月から開始の特定健診・特定指導
①現在の区民健診と健診内容は、かわらないか
②特に、社保の被扶養者(社保に入っている被保険者のその家族)の健診実施について
③後期高齢者の健診はどうなるのか?
④有効な特定指導が行えるか?
⑤保健所も特定指導を行う可能性は?
⑥後期高齢者制度へのペナルティを支払わなくてすむような有効な特定指導の実現に向けて

<タイムリーな話題>
*医療電話相談1ヶ月の経過
①相談件数
②相談内容

*就学時健診
①予防接種歴確認と接種未の場合の予防接種勧奨について

*中央区の保育園の待機児童
①現在の待機児童数
②待機児童解消に向けての取り組み
.認証保育園の役割
.保育ママの役割
.幼稚園の預かり保育の役割
.認証・認可保育園の増加の計画
③保育所入所選考基準について

*新型インフルエンザ対策
①住民へ対策として事前に周知すべき内容の検討

*後期高齢者医療制度
①安心した老後生活を保障する医療体制の構築

*子ども家庭支援センター開設2ヶ月が経って
①利用者さんからの声は?


<今回の行政視察に関連した話題>
*今後の幼保一元化
①今後の取り組みの区の方向性
②区の目指す幼保一元化の形とは?

*自治会型デイケア
①その可能性

*共生ケア
①その可能性


<今回の本会議一般質問で取り上げた話のつづき>
*病児保育
①9月、10月の利用状況
②区内病児・病後児保育施設間の連携について

*在宅介護・在宅療養の充実のための24時間対応型支援体制の構築
①夜間対応型訪問介護事業
②訪問介護事業、在宅支援診療所
③お年寄り相談センターの機能
④友愛電話相談

<将来への備え>
*介護予防事業(介護支援をして、自分の介護予防と介護の備えに)
①介護予防としての本人自身の地域活動の充実や、
本人自身の介護ボランティア活動の充実
②介護ボランティアを行うことによるポイント獲得と
将来自分の介護の時にそのポイントを使用できるシステムの構築

さらに、ポイント制を発展させて、地域間のポイントの交換
③介護ボランティアをして、ポイントは地方に住む親の介護に使用できるシステムの構築

<小坂のテーマ>
*小児がんや難病の子ども達の支援策
①来年の東京湾大華火祭への招待

*NPO・ボランティア活動の活性化による地域力の向上(福祉保健分野だけでなく、関係する分野は多いのだが、一番力を発揮いただきたいのが、この分野である。)
①協働指針に基づいてつくられた協議会のフォロー



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第5回 豊洲土壌汚染の専門家会議

2007-11-06 10:51:57 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
昨日11/5、第5回『豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議』が午後四時から都庁第二本庁舎で開催された。

豊洲移転候補地からは、環境基準の1千倍のベンゼンが検出されており、
重大な問題である。
食の安全・安心、築地のブランド、築地の魚河岸文化を、
絶対に守らねばならない。


都は、<4100ヶ所でボーリング調査>を行う。
約37万4000㎡の敷地を碁盤の目のように10m単位で区切り、約4100箇所で地下水等を分析し、ベンゼンやシアン化合物など7種の物質を対象にボーリング調査をする。

①水を通さない粘土層のすぐ上の深さまで観測用の井戸を掘り、地下水を採取。

②すでに盛り土などで対策を施した地面の下も改めて掘り下げ、土壌中の有害化学物質などの有無も調べる。

③基準を上回る汚染が見つかった際には、さらに細かく調査して汚染源や汚染範囲を特定する。

④別に、地下水の水位や降水量、蒸発量を用地内の3箇所で定点観測。

⑤詳細調査は、来年4月末までに終える。

⑥費用は15億円


さて、土壌調査が十分なものとなるか、
さまざまな疑問・課題があがる。

1)汚染の基準の設定について
水質汚濁防止の排水基準(環境基準の10倍)を越える汚染が判断基準として用いているが、それで果たして安全であろうか。環境基準で行くべきでないか。

2)ボーリングの深さについて
ボーリングの深さが、不透水層までで果たして十分か。油は、不透水層に沈殿、しみこんでいた場合など、将来にわたり、土壌汚染は続いていくのではないか。

3)調査のクロスチェック
都は、どうしても都の委託した業者で調査をしたいらしい。調査のクロスチャックを含め、調査を申し出る市民・科学者の調査組織による調査を許可するべきである。

4)対策の十分な検討
一部報道では、土壌汚染の調査をしながら、土壌対策をするといっているが、土壌汚染の調査結果から、対策を考案すべきであり、対策についてを言及をするのは、現段階では時期尚早である。

5)現段階で、一度、パブリックコメントの時期では?
仮の調査が終わり、環境基準の1千倍のベンゼンが出たわけで、都は再調査計画を建てた。その妥当性に関し、パブリックコメントを実施すべき時期では。そして、今後は、4100箇所のボーリングの結果分析後に、再度、パブリックコメントを実施すべきと考える。

6)現在地再整備計画の再検討を!
そもそも15億円かけるなら、現在地再整備計画をつくったらどうか。十分可能であろう。アスベスト対策も、現在の技術でクリアーできるだろう。


注、
これは、会議の傍聴結果や、本日の報道を下に作成している。
今後、議事録が出るので、ここに書いた内容は、
それで再度確認したいと考える。


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