「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

今日、うれしかったこと “あすなろの木”にて

2007-11-22 20:56:23 | NPO・地域力
私のクリニックの隣りのビルの一階に、
みんなの子育て広場“あすなろの木”があります。

そこでは、いろいろな、遊びの企画や学びの場が開かれていますが、
その企画の一つ『ほっとサロン』、
お母さんが、お子さんと自由な時を過ごす場。
本日、なんと8組のお母さんとお子さんが、遊びに来られました。

丁度お昼時、みんなでわいわいと笑顔と笑い声の中、
楽しそうに御飯を食べられていたということです。



夕方の『小学生のための木の部屋』。11月開始の新企画!!
あすなろの木の空間を、小学生たちにも開放いたしました!!
こちらは、小学生の学ぶ自習空間、遊び空間、おやつ空間を
PM3:00~6:00。
本日、なんと、8人の小学生が、宿題や遊びをしに、
集まりました。


地域の人が、
親子連れも、小学生も、そして、
近所の高齢者の方も、
みんな集えるひとつの空間になればいいと、
思っています。

現代版“三丁目の夕日”が理想でしょうか。

あすなろの木の代表斎藤さんは、
小学生に囲まれて、
うれしい悲鳴だったようです。
小学生にとっては、ちょうどいい
近所のお兄さんだったのでしょう。

でも、多くの子ども達が、
これからも、どんどん集ってほしいな。

診療の合間があれば、私も遊びに行きたいと思っています。
子ども達の感性を忘れないでいたいから。
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子ども達に関わる全国のNPOを取りまとめるNPO(中間支援組織)

2007-11-22 09:43:24 | 子育て・子育ち
全国には、たくさんの子ども達に関わるNPOがあり、
様々な活動を展開している。

*子ども達への遊び場の提供、冒険広場
*放課後の子ども達の居場所
*赤ちゃんと親御さんが気軽に立ち寄る場、多世代交流
*演劇、芸術活動
*商店街の空きスペースの有効活用
*防犯、見守りパトロール
*病児保育、障がい児保育、共生ケア
*スポーツ活動
*食育
*環境教育、緑化活動
*読み聞かせ
*子育てボランテイア養成
などなど、

個々の活動は、うまくいっているところもあれば、
資金集めに難渋しているところ、
人財集めに難渋しているところ、
広報・動員に難渋しているところもある。

これら、全国の子育て関連のNPOを、
うまく取りまとめるNPO(中間支援組織)が、
存在すればよいと考える。

そのような中間支援組織があれば、

<情報関連>
①ノウハウの蓄積

②子育て関連NPO立ち上げの支援

③全国のNPOの活動の情報発信、ニュースレター創刊、ホームページ・情報プラットホームの整備

<資金面>
①資金面でのアドバイスや支援
中間支援組織が、企業からの資金援助、助成の窓口となり、とりまとめを行う。各企業自体、どのNPOに資金援助すべきかわからないことも多い。

②NPO保険の創設
NPO活動で保険に入っているが、その保険を運営・運用する。

③ファンドの創設
寄付をファンドを作って管理したり、来るべき税制改革で、「1%支援制度」のようなものが創設された場合の対応のノウハウを指導。

<人財、連携>
①各NPOの情報交換会、連携のための場作り
日本国内や各NPOや、世界のボランティア組織との連携をし、
活動の幅を広げる機会を与える。

②講師を派遣しあう
各NPOで得意分野があり、おのおののNPOが足りない知識を補うために、
別のNPOの専門家を派遣できるように、橋渡しをする。

③他団体との交渉・連携の橋渡し
医療関連、学術団体、学校・大学、保育関連、企業、商工会議所、青年会議所など、各種団体との交渉の橋渡しをする。

<政策提言>
①子ども・子育て支援関連の政策提言
各NPOの代表、主任が集まり、子育て環境整備のための政策づくりを行う。それを、議会や厚労省・文科省に提言していく。

②各自治体の協働推進会議の後押し

③子どもサミット開催
子育て支援のあり方に関する提言を行うサミットを開催し、
総合的な提言を世の中に発信していく。
国連の『子どもの権利条約』にそっているかの見直しもしていく。

<災害援助>
①災害時の現地ボランティア支援センターとの連携
災害時、ネットワークを活かし、現地ボランティア支援センターと連携し、
ニーズにあった、援助を行う。



これらのことが、「中間支援組織」があることで、
実現できるとよいと考える。


一番の課題は、
「運営母体となる組織の体制づくり」。
理事は、全国にちらばるNPOの代表がかねることになろう。
その理事が理事会のために、各地から集まることもそうたやすくない。
おのおの自分が抱えるNPOを持っており、時間的やりくりも大変であろう。

解決法①「ITによる解決は可能か」
メーリングリストを用いた計画案、協議事項の推考、
その後のインターネット回線を用いたテレビ会議による理事会が、
現実問題可能かどうか。

解決法②「事務局体制の強化とゆるいつながりで存在しあうか」
事務処理機能を強化し、NPO自体はゆるいつながりで、
つながっていく。その“ゆるいつながり”というところが、
NPOらしくて、居心地がいいのかもしれない。
硬直化しないためにも、いいのかもしれない。




NPOの得意分野は、
「雇用」「教育」「福祉」
まさに、今の日本を支える力として必要不可欠。
NPOが機能できる環境が整えば、
雇用が生まれるはず。
日本の教育が再生されるはず。
少子高齢化での福祉サービスの充実が図られるはず。

子ども関連NPOの中間支援組織。
是非、あってほしい。
一つ可能性があるのは、「日本子どもNPOセンター」

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