「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

校庭・園庭を芝生化するイメージ

2007-11-15 08:07:48 | 教育
校庭・園庭を芝生化するためのイメージを、
本日11/15、描くことができました。

きっかけは、
NPO法人
「NPO支援機構すぎなみ」
「日本スポーツターフ」
「杉並アヤックスサッカークラブ」の杉沢幹生氏のご講演。

サッカークラブの指導者であった杉沢氏は、
荒れた芝生の手入れを一から学ぶ。
造園技師の資格などないところから。
グランドでの荒れたままの芝生の状況を見ながら、
自分達で芝生の運動場の管理をしようと活動を始めた。

行政との進まない交渉、入札制度での苦労などあったが、
杉並区のひとつのグランドの芝生管理をまかされ、
緑に蘇った芝生を実現。
サッカークラブの子ども達、その親たちの協力で、
実現しえた。

その緑の芝生は、長野県小谷村町に、
三面芝生グランドをつくりたいという思いとつながり、
これまた、実現。
少ない予算で、町の職員らみずから動いて、
緑の芝生に。

それからは、全国的に、
宮城県県営サッカー場、市原スポレクパーク、宮城スタジアム、
京都、鹿児島などなど。
各地のグランドの芝生化、芝生管理を委託されるに
NPOは成長していった。

芝生化を「まちおこし」ととらえる。
校庭・園庭の芝生化は、NPOの領域と杉沢氏は考えている。

利用者、市民が自ら育てるがゆえに、
芝生は、根付く。
農薬などいらない。
ふさふさした、緑の美しい芝生のために、
使えない期間を設けるものではない。
すり減った芝生こそ、芝生化のイメージ。
芝生が減るということは、
その分、子ども達の体が、守られたということ。

中央区のどこかの場所で、
手がけてみること。
興味の沸いた人たちが、
ゆるやかなつながりで、手入れに参加して、
芝生を実現してみる。
そこは、草も少々生えていたっていい。
子ども達が、その場所に座り込み、
のびのび活動する、その姿が、
次なる芝生化の力になって、中央区に広がっていくであろう。
運動場の使えない期間ができて、子ども達がかわいそう?
その期間は、夏休みに設けることで、
あとは、一年中芝生の場所はつかえる。

決して、高い金だけで買ってきた芝生は根付かない。
市民の「継続」「対話」の中で、根付いていくはず。
新しい「公共」の形の一つ。

私は、ゴムみたいな地面の運動場しかもてない
中央区の小学校・幼稚園の子ども達に、
芝生のグランドを実現したい。
狭い保育園の園庭を、芝生の園庭にして、
子ども達が、はだしで駆け回り、座り込み、寝転ぶ
そんな活動の場を、プレゼントしたい。
(洗濯量が増えるのは、どうかご勘弁下さい。)

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする