「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

一年間のたな卸し(8) 議員活動の来年の課題

2007-12-30 11:09:51 | 政策・マニフェスト
今年を反省して、来年の議員活動の課題を述べます。

① さらなる情報発信を
 まだまだ、情報発信力が弱いと考えています。会報を定期的に作成することや、それを一般住民への配布し、区政報告・活動報告を、毎日のブログ更新とともに行っていくべきだと考えます。
 また、勉強会形式で、テーマを設定し、定期的に意見交換する場を持つべきであると考えます。その話し合いの中で、区行政に生かされる内容が自然と出てくるはずですし、定期的に開催することで、持続的な問題提起と、その解決の進捗状況を常時チェックできると考えています。
 インターネットでの情報発信力も強化し、ホームページの充実も図って行きたいと考えます。

② 築地市場再整備実現に向けて、さらなる行動を
 「築地市場は現在地で守るべきである」という声を市場内からも、そして日本中からも盛り上げるようにしていく必要があります。
 まずは、築地市場の情報発信をしていくこととして、「築地を守ろう」「築地の食文化を守ろう」という思いを込めたカレンダーを作成致しました。
 さまざまなイベント、例えば音楽イベントなどがもっと築地界隈で開催され、ひとが集まり、ひとが築地という街、築地市場に注目するようになって行けばよいと思います。
 築地を守ろうということをテーマにした様々なグッズ開発や、ドキュメンタリー映画製作などまだまだ情報発信の手はあるように思っています。
 また、実際的なところでは、「築地市場の現在地再整備計画案」を提出することが世論を説得、築地市場内の関係者を説得するには必要であると考えますので、再整備計画案を立案する方向で活動していきます。
 世論を、東京都に届ける手法として、住民投票や署名活動(かつて中央区は実施)等の方法を検討し、実行して行きたいと考えます。

③ 診療体制の強化
 議会と小児科医師の両立は、これからも行っていくものの、どうしても時間的に会議と診療時間が重なることが考えられます。その都度、患者さんに迷惑をかけることは出来ませんので、診療時間・臨時休診などがわかるインターネット予約システムの導入を検討するとともに、医療スタッフの補強も検討して行きたいと考えています。

④ 予算・決算へのさらなる住民意見の反映を目指す
 この三月開催の第一回定例会では、予算特別委員会委員が開催されます。過去の事業評価をきちんとした上で、予算の妥当性を審議し、子育て、教育、医療・福祉分野の予算の充実と、環境、防災、中小企業・商店街活性化対策関連の予算の適正配分、税金の無駄遣いの切捨てを徹底して行っていく所存です。

⑤小児科医として子育ての現場からの声をとどけていく
 小児科医師としてのクリニック運営・診療を行う中で、また、クリニック隣りの子育て広場『あすなろの木』の事業内容を参考にしながら、ある時は自分自身の考えを実際に現場で実行した上で、その経験を基に、区政のあり方・福祉保健のあり方を提案して参りました。
 特に新たな取り組みは、『病児お迎えサービス』(保育所で子どもが発病した時に当院スタッフがお迎えに行き、そのまま病児保育する)であり、自主運営の『病児保育サービス』の更なる充実を試みています。『あすなろの木』では、『小学生のための木の部屋』(放課後の小学生の居場所づくり)が実施されるに至っていますが、この事業の充実を見守り、プレディ・学童保育の事業充実に繋げて行きたいと考えます。

⑥答えは現場にあり
 自分の専門分野以外の部分に関しましても、積極的に現場を視察、現場で出る声を大切にして、意見・提案を行ってまいりました。
 主な視察は、愛知県豊田市立渡刈保育園での幼保一元化の取り組み(10/23行政視察)、福井市オアシスプラン(自治会型デイホーム)(10/24行政視察)、富山県高岡市NPO手をつなごう(共生ケア)・富山県富山市NPOこのゆびとーまれ(共生ケア)(10/25個人視察)、千葉県銚子市防災訓練(10/21)、札幌市南郷商店街2000円札でお特区(11/18)、世田谷区夜間対応型訪問介護施設ハッピーセンター東京西(株式会社ジャパンケアサービス)(9/15)、千代田区議会第4回定例会(12/6)、日本橋さわやか保育園(株式会社東京リビングサービス)・京橋ポピンズナーサリー(株式会社ポピンズコーポレーション)(9/19)。
 これからも常に現場に足を運び、見て・聴いて・できるだけ体験して、政策立案に生かして行きたいと考えます。

⑦委員会で出る意見を大切に
 また、主要委員会には必ず出席を心がけています。中央区議会の所属委員会以外の常任委員会(企画総務委員会、区民文教委員会、環境建設委員会)、特別委員会(防災等安全対策特別委員会、地域活性化対策特別委員会、少子高齢化対策特別委員会)、及び議会運営委員会、区都市計画審議会などに出席し、区で進行している課題をすべて把握することに努めてまいりました。
 また、専門分野である医療福祉に関しましては、中央区の医療福祉計画の方向性を決定する「中央区保健医療福祉計画推進委員会」をはじめ、「健康中央21推進委員会」「食育専門部会」「地域自立支援協議会」に出席し、そこで出される貴重な意見が政策立案に生かされるように努力して参りました。
 その他、「中央区協働推進会議」「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」「都都市計画審議会」にも注目しています。
 委員会では、専門家、地域住民、オブザーバーから、大切な意見が出ています。これらの意見が実際に反映されるように努力して行きたいと考えています。

⑧ネットワークを拡げる、生かす
 地域では、臨港消防署第二分団の消防団、中央区医師会・江戸川区医師会、青年会議所中央区地区(本年卒業)、月島第三小学校プレデイ運営協議会に所属しています。
 仲間としては、商店街の若手起業家の集まり、小児がん・難病の子ども達をサポートする国立がんセンターの医療関係者(NPO小児がん治療開発サポート SUCCESS)と銀座レモン計画(9/30)など企画実施、中央区で活動するケアマネージャーの勉強会、首都圏を中心に無所属議員の集まり、ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟、政治スクール、大西良雄先生の初心塾、マラソン仲間、中央区主催環境講座で知り合った仲間、全国のNPO関係者、日本こどもNPOセンター、東京子育てネット、今期初当選の中央区議会同期の議員(木村克一議員、田中耕太郎議員、岡田真理子議員)、広島大学ESSのOB、和歌山県人会、これらのネットワークを生かし、さまざまな情報交換を行うと共に、これからも、積極的にネットワークを広げていきます。

 
⑨知識の習得
 医療の知識、政治学の知識など日々学び続ける必要があります。小児科学会関連、医師会関連での勉強会に出席し、知識・技術の習得に励んでおります。今後は、医療技術面では特に、地域病院救急部等で臨床研修をお願いする計画です。
 政治学分野では、以前は、早稲田大学八丁堀校エクステンションセンターでの石井貫太郎先生の政治学の講座を受講して参りましたが、今年度は受講できませんでした。今後石井貫太郎先生の講座の自主開催も考えて行きます。
 また、早稲田大学国際政治学教授坪井善明先生が私的に開催してくださるゼミに参加し、これからも政治学周辺を学んでいこうと考えています。

以上、

課題が多い年明けになりそうです。
みなさまのご指導・ご鞭撻を今後とも、よろしくお願い申し上げます。
  
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