「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

2千円札の輪じわり

2008-12-02 18:10:42 | NPO・地域力

 昨年、秋、『二千円札でお特区』発祥の地 札幌市南郷商店街の視察をしました。
 そのときに、仕掛け人である“くすしさん”に街をご案内いただき、商店街や地域活性のあり方についていろいろご教授いただいたことを思い出します。
 それから一年、北海道洞爺湖サミットを記念しての企画でもありましたが、それ以降も、企画の輪がジワリと広がっていたのですね。朝日新聞の本日の記事を転載します。
 金銭的支援ありきではなく、斬新なアイデアが、地域活性につながっていく一つのモデルだと思っています。金融危機、世界同時不況の今だからこそ、様々なアイデアを活かして地域活性につなげて行きたいと思います。
 「二千円サミット」の実現を、応援しています。


【「二千円札でお特区」企画について】
*08年9月のブログ関連記事:札幌市 南郷商店街 再会http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/706565a83fcd4eea2b8a3201a304b3e7
*08年7月のブログ関連記事:沖縄、群馬でも
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/f5f211b5d030ad413de067479dfbdbcf
*08年4月のブログ関連記事:月島でもできないかな?
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/7b158474c343c26af0067a67859b010f
*07年11月のブログ関連記事:現地、札幌市 南郷商店街へ
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/5f58dfb0b53ce66d2927238ccec252e3
*07年10月のブログ関連記事:「2千円札でお特区」との出会い
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/c636e100b3424da1b69469782ca101ba
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/cae265139e0d4478a16a810e9bb13588



*****転載 朝日新聞 08年12月2日****

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■「使うとお得」札幌の商店街発案 「余りもので街おこし」

 2千円札で額面以上の買い物ができる「お得な、お特区」。札幌市の商店街が7月の北海道洞爺湖サミットの記念に発案した試みが好評で、その輪が全国に広がりつつある。札幌の商店街は12月から、地域振興を狙って再開。2千円札の生みの親、故小渕元首相の群馬県の故郷でも来年から行う。お札に源氏物語の作者・紫式部が印刷されていることから京都府にも働きかけるなど、発案者は「商店街が先細りするご時世。余りもので街おこしができる」と意気盛んだ。(杉崎慎弥)

   ◇

■札幌で再開 群馬・中之条は来年 京都にも打診

 2千円札は、小渕政権が沖縄サミットに伴う目玉施策として導入し、00年7月に発行されたが、多くの自動販売機で使用できないなど日常生活で使う場面はとんと減った。

 日銀によると、これまで約8億8千万枚が印刷されたが、印刷は03年度が最後で、08年度も見送られた。流通量も04年度末の約5億枚に比べ、07年度末で約1億5千万枚。1万円札の約50分の1だ。廃棄された紙幣もあるが、大半は日銀の倉庫に「死蔵」されているとみられる。

 すっかり見なくなった2千円札を使い、地域をもり立てられれば――。札幌市白石区の南郷商店街で薬局を営む中村峰夫さん(48)は、サミットの北海道開催が決まったことを受け、昨年9月、飲食店などに呼びかけて約20店舗で始めた。

 「お得」と「特区」を掛け合わせて「お特区」と命名。2千円札1枚で約3千円分の商品が購入できる、700~900円の料理3品と飲み物が食べられるなど好評で、サミットと同時に終了した。

 だが、商店主や客から「商店街も盛り上がった」との声が相次ぎ、12月に復活させた。1日は居酒屋など約10店舗が参加。前回の倍以上の約50店舗の参加を目標に、2月末まで続ける。

 「お特区」には、時計などの商品が2千円割引になる中古ブランドショップ、入学料が約8割減になる英会話教室などがあり、2千円札の活用法は多岐にわたる。「お特区」の評判を聞き、商店街の加盟店も4店増えたという。

 札幌の活動を受け、故小渕元首相の出身地・群馬県中之条町でも、商工会の加盟店約30店舗が5月ごろからサミットまで実施。こちらも反響は大きく、通年で実施すれば地域振興にも効果が出ると、来年1月から再開を予定する。また、中村さんは2千円札の裏に印刷された紫式部にちなんで、京都府の商工会議所にも参加を持ちかけている。

 一方、沖縄県では05年4月、地元経済界が中心になり「二千円札流通促進委員会」を設立、利用を呼びかけるキャンペーンを続けている。

 中村さんは「札幌、群馬、沖縄。これに京都が加われば、お特区が日本を縦断し、全国に波及するのでは」と期待を寄せる。将来的には、2千円札で地域振興を図る団体による「2千円サミット」を開きたいという。

*****転載 終わり******

コメント (1)
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