「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【再掲】いよいよ、本日です!! 第二回 築地市場を考える勉強会 

2008-12-19 08:24:16 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 いよいよ、本日開催です。
 資料は、50部刷りました。これだけ刷れば大丈夫だと思っています。
 当日、来ようと思われる人は、是非、お待ちしております。
 会場のあすなろの木に、50人入ったことは、あまりありませんが。。。

 皆で、築地市場を守る方法の知恵を出し合おうと思っています。


****以下、ご案内*****


 東京都は、中央卸売市場である築地市場を、土壌汚染の深刻な豊洲へと移転する計画をすすめています。

 豊洲の土地は、東京ガス豊洲工場が昭和63年(1988年)まで操業し、特に昭和31年(1956年)から昭和51年(1976年)にかけて石炭を原料に都市ガスを製造する過程で出たベンゼン、シアンなど有害物質が敷地土壌と地下水を深刻に汚染しています。

 その土壌汚染調査と対策を検討した「専門家会議」の報告書が本年726日第9回の最終の会議の時に提出されました。

 
報告書から、分かる汚染の実態は、とても深刻です。土壌からは、発がん性や催奇形性のあるベンゼンが環境基準の43000倍の430mg/lで、呼吸障害や頭痛、めまいなど急性障害を起こす猛毒のシアン化合物(その一部は、シアン化カリ(青酸カリ)として150300mgが致死量と言われるもの)が環境基準の860倍の86mg/lで見付かりました。地下水においては、全調査地点4122地点の13.6%でベンゼンが、約1/423.4%にシアン化合物が環境基準を超えて検出され、広範囲に土壌汚染が広がっています。
 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/senmonkakaigi1/index.html#1

 先日の124日には、築地市場で、第13回新市場建設協議会が開催されました。
 
その席上、「専門家会議」で明らかにされた汚染の深刻さを過小評価させるパンフレット配布や、現在地再整備できないとってつけたような理由が述べられました。東京都は、どうしても、『築地市場現在地再整備』に“反対”をしたいようです。
 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/gyosei/07/03_01/201204_siryou.html

 しかし、1215日開催の中央区議会企画総務委員会では、東京都が提示した再整備できない理由は、「現在地で再整備ができない根本的な原因にはならない」ことを確認済みであります。

 本年7月にも、築地市場に関する勉強会を持ちましたが、今回、その後の動きを踏まえ、勉強会を開催します。

 東京オリンピックのメディアセンターを、現築地市場につくる案は、廃案にすることが、事実出来ました。区民、都民が力を合わるせることで、築地市場の豊洲土壌汚染地への移転を白紙撤回し、築地の現在地での再整備を必ずや実現させたいと思います。

 「食の安心・安全」「築地市場」「魚河岸文化・魚食文化」、絶対に、守り抜きたいと考えています。



                 記

日時:平成20年12月19日(金)19時~

場所:みんなの子育てひろば『あすなろの木』  
  (中央区月島3-30-3 こども元気クリニックの隣り)  
  大江戸線勝どき駅A1出口徒歩3分、有楽町線月島駅徒歩7分  
  電話03-5547-1191

参加費:資料代500円

テーマ:
 ①「専門家会議」で明らかにされた汚染の実態 
 ②「技術会議」の進捗状況、問題点 
 ③築地市場現在地再整備に向けて 
 ④日本の魚食文化について 
 ⑤水産資源について 
 ⑥流通のあり方について、市場の民営化について
 ⑦築地市場移転の背景にあるもの

講師陣: 
 日本環境学会土所汚染問題ワーキンググループ長、元通産省地質調査所主任研究官 坂巻幸雄氏(テーマ①、②あたりの情報提供をいただきます。)
 市場を考える会 野末誠氏(全般的に情報提供をいただきます。)  
 市民団体・NPO関係者
 市場内・場外関係者 
 ジャーナリスト(テーマ⑥、⑦の情報提供をいただきます。)
 区政・都政・国政の議員 

 などなど 
 の多くの皆様にお声をお掛けし、それぞれの分野での課題を述べていただくことを考えています。各自持ち寄った情報を共有し合う場になればと思っています。

当日の流れ:
 坂巻氏、野末氏、ジャーナリスト、議員そして私小坂、から合計1時間半ばかりのご報告のあと、ディスカッションを考えています。(情報をお持ちの方は、是非、ご報告願います。)


参加申し込み:  
 所属、氏名を下記までご連絡ください。 
 電話03-5547-1191(担当斉藤) 
 メール kazuki.kosaka@e-kosaka.jp
 fax  03-5547-1166
*12/17(水)までに、ご連絡いただいております方には、資料の準備がございますが、当日ご参加の方には、後日資料を郵送する場合がございますことを、ご了承願います。


文責:中央区議会議員 小坂和輝

以上、

【参考】
前回開催の案内:
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/ad59177f71667bd1fd716e204ab238d9
前回開催の様子:
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/60ed66f317d138be0e7f5d098be0b17b

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新たな可能性 みんなの子育てひろば あすなろの木『大交流会』より

2008-12-19 02:12:17 | 子育て・子育ち
 みんなの子育てひろば あすなろの木『大交流会』が12/18開催されました。

 17時から、途中の一時間、『チリとアルゼンチン』の講義を入れて、21時までの予定が、話が弾み、延々22時まで交流会は続きました。
 あすなろの木の代表 斉藤氏の名司会のもと、和やかな交流の機会、懇談の時間となりました。


 私も参加し、様々なNPO、団体の皆様と交流し、あらたな可能性・課題を発見する非常に貴重な時間となりました。
 ご多忙のところ、NPOサポートセンターの山岸氏もお見えになられ、お話できましたことがさらにうれしかったです。


 以下に、昨日の交流会で得たそれらテーマを述べます。

*あらたな保育の形と就労支援

*海外で活動されたJICA経験者による小中学生への生きた異文化理解の場

*子育て世代の親御さんへの心肺蘇生を中心とした健康教育

*男女共同参画事業の充実

*小学生へのファイナンシャル・プランニング

*中央区観光検定の学習法

*NPO交流センターを核としたNPO団体の交流

*チリ・アルゼンチンの歴史と一度は訪れること

*年金をはじめとした、私達自身のファイナンシャル・プランニング

*スクラップブッキングと子育て支援

*NPO活動支援のためのITインフラ整備

*医学部再受験を目指す人たち

*食育の実践

などなど

 どのような形で、上記テーマを実現するかは、今後の課題です。参加された誰もが、各自の問題意識を持たれ、活動をされていらっしゃいました。各種NPO、子育て支援団体・グループで活動される皆様に、パワーをいただいた貴重な一日となりました。ひととひとが繋がることで、あらたな可能性が広がる一日でした。
 どうもありがとうございました。

 写真は、講義の様子、ホワイト・ボードの後ろには、木製ジャングルジムがあり、親御さんといっしょに訪れた数人の子ども達が遊んでいます。ちょうど講師の方の背部に、その子どもが写っています。
 子どもが遊ぶ会場で、親が学習をするという共存の形が、あすなろの木の一つの特徴です。
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