「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

高知市というところ

2009-09-22 23:00:00 | 街づくり
 JR高知駅を降りると、南側にひろいメインストリートがまっすぐ伸びる。
 真ん中を、ちんちん電車が走る。
 通りに沿った街並みは、特に大きく突出したものはない。
 商店街アーケードがあり、高いアーケードが、続いている。大手百貨店も、アーケードの一出展者として、同化しているところがよい。

 駅から少し離れたところには、日航ホテル22階建て及び30階近くの高層マンションそしてまんが館が入ったミュージアムのような建物が建っている一帯があった。
 高層マンションは、中心の市街地へ、ひとを呼び戻そうという努力の結果であったことも推察はしうる。が、ミュージアムの建物は別として、他の二つの容積率の緩和の理由としての公共性は、何だったのか、気になるところである。
 

 その一帯は、半世紀前ごろには、中央卸売市場があったとのこと。しかし、船着場の利便性を求めて、川の河口近くに、移転したという。
 外見、広い市場であるが、こちらも取扱が減っているとのこと。大手スーパーが、市場を通さず、直接産地と取引をし始めていることが、原因とのべる方がいた。

 高知市に降り立ったのは、9/22という祝日であったが、市の中心という割には、さびしい気がした。
 街の人は、日本の地方都市の例外にもれず、どうも高知の景気は落ち目という。高知の主力産業である農業、林業、水産業の停滞が、要因のひとつ。若い人が、出て行くことがもうひとつの要因。

 観光を伸ばそうと、アンパンマン特急を走らせ(岡山から特急で2時間半強、単線)、坂本龍馬を中心に明治維新の歴史を学ぶ記念館、ミュージアムが多く立っている。
 空港名を、高知空港から、高知龍馬空港へと命名を変更もした。これには、賛否両論があったとのこと。

 高知には、美しい桂浜がある。
 農林水産資源があり、多くの歴史の偉人を輩出している。
 川の資源を生かそうとしたり、商店街活性化にイベントを仕掛けたり、NPOや商店街の努力が伺われる。
 
 若者が、農林水産業へと帰ってくる仕組みづくりが必要だろうか。
 六次産業などという発想が必要なのだろうか。

 写真は、太平洋を臨む坂本龍馬。
 坂本龍馬であれば、地方の疲弊に対し、どのような手を打つだろうか。
コメント
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