10月22日都知事は、定例記者会見で豊洲移転するとの結論を発表し、議会軽視も甚だしい強引な決定が、都議会内外に大きな波紋をよんでいるところです。11月16日開催の都議会経済・港湾委員会でも移転に関連して激しい質疑が長時間なされました。
来春の都知事選挙の大きな争点のひとつとして、築地市場移転問題が再度取り上げられることとなるでしょう。
日本最大規模といわれる移転候補地の豊洲土壌汚染問題では、土壌汚染調査の信憑性を判断する証拠となる土壌コアサンプルの廃棄(証拠隠滅)差止めを求める訴訟が、10月27日に第7回公判を終え現在、東京都の土壌汚染対策の問題点や盛土汚染問題が大きな争点のひとつとなっています。
また、都が06年に行った豊洲新市場予定地の土地購入にあたって土壌汚染の影響を不当に低く見積もられていた問題で新たに提訴された行政訴訟の初公判が9月28日行われました。今後さらに千二百億円規模の土地購入が予定されていますが土地評価の考え方(都の財産価格審議会)にも影響を与えるものと思われます。
両裁判とも、下記の通り12月に次回公判が執り行われます。
ここに皆様との情報交換・共有の場としての勉強会を開催いたします。
前回の勉強会では、国の第九次卸売市場整備計画が作られようとする中で、市場や流通はどうあるべきか、その中での築地市場現在地再整備のあるべき方向性を考えました。
今回は、来るべき二つの裁判に向けた経過報告を弁護団から行っていただくとともに、都知事の移転発表後の市場内外の動き(東卸特定調停問題や総代選挙等)、新たに実施される「豊洲新市場建設事業の環境影響評価書案」など論点整理・意見交換を予定しております。
築地市場の移転問題は、食の安心・安全、築地の食文化、築地のブランド、築地・東京のまちづくり、産地・市場関係者の生活や流通・商店街振興、日本の土壌汚染対策の今後などに関わる大きな問題です。
多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。
記
日時:12月1日(水)午後6時~9時15分
場所:銀座ブロッサム(前回と同じ会場)
(中央区銀座2-15-6、 電話03-3542-8585
最寄り駅:新富町駅徒歩1分、東銀座駅徒歩8分)
<プログラム>*順序が多少入れ替わる場合がございます。
18:00 開場
18:15~
1.11月20日(土)放送 テレビ朝日「報道発ドキュメンタリー宣言」の問題提起
2.「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止請求訴訟」及び「 豊洲汚染地購入の公金支出金返還請求訴訟」弁護団報告
東京千代田法律事務所;梓澤和幸弁護士・大城聡弁護士・出口裕規弁護士・殷勇基弁護士
いずみ橋法律事務所;渡邉彰悟弁護士・本田麻奈弥弁護士
3.築地市場移転問題を取り巻く諸問題と築地市場の現在地再整備
○土壌汚染問題と都財産価格審議会について
こどもたちに残したい世界ネット 共同代表 水谷和子氏
○東卸組合の特定調停問題について
こどもたちに残したい世界ネット 共同代表 田中宏治氏
○都政報告
○その他、
第9次卸売市場整備基本方針、豊洲新市場建設事業の環境影響評価書案など
4. 会場からの質疑応答
指定発言:
日本環境学会 土壌汚染ワーキンググループ長 坂巻幸雄先生
「NPO法人市場を考える会」理事 野末 誠氏
21:15 閉会 *質疑の関係で、延長する場合がございます。
資料代:500円
主催:築地市場を考える勉強会事務局
参考:
*豊洲汚染地購入の公金支出金返還請求訴訟 第2回公判
日時:12月7日(火)午前11時15分~
場所:東京地方裁判所522号法廷
*コアサンプル廃棄差止請求訴訟 第8回公判
日時:12月8日(水)午後1時10分~
場所:東京地方裁判所610号法廷
*豊洲新市場建設事業の環境影響評価書案 住民説明会
日時:12月15日(水)午後7時~
場所:中央区立豊海小学校体育館
住民説明会後意見交換:築地市場を考える勉強会事務局(中央区月島3―30-4飯島ビル1F)にて
(参考豊洲地区住民説明会)
日時:① 12/12(日)10:00 〜② 12/13(月)19:00〜
場所:豊洲小学校屋内体育館(豊洲4-4-4)
以上
築地市場を考える勉強会事務局
中央区月島3―30-4飯島ビル1F
電話03-5547-1191
メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp
*****都議会 第20号議案 平成22年度東京都中央卸売市場会計予算に付する付帯決議****
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/opinion/2010/e10i1301.html
第20号議案 平成22年度東京都中央卸売市場会計予算に付する付帯決議
築地市場の老朽化を踏まえると、早期の新市場の開場が必要であるが、これを実現するためには、なお解決すべき課題が多いことから、予算の執行に当たっては、以下の諸点に留意すること。
1 議会として現在地再整備の可能性について、大方の事業者の合意形成に向け検討し、一定期間内に検討結果をまとめるものとする。知事は議会における検討結果を尊重すること。
2 土壌汚染対策について、効果確認実験結果を科学的に検証し有効性を確認するとともに、継続的にオープンな形で検証し、無害化された安全な状態での開場を可能とすること。
3 知事は、市場事業者それぞれの置かれている状況及び意見などを聴取し、合意形成など「新市場整備」が直面している様々な状況を打開するための有効な方策を検討すること。
来春の都知事選挙の大きな争点のひとつとして、築地市場移転問題が再度取り上げられることとなるでしょう。
日本最大規模といわれる移転候補地の豊洲土壌汚染問題では、土壌汚染調査の信憑性を判断する証拠となる土壌コアサンプルの廃棄(証拠隠滅)差止めを求める訴訟が、10月27日に第7回公判を終え現在、東京都の土壌汚染対策の問題点や盛土汚染問題が大きな争点のひとつとなっています。
また、都が06年に行った豊洲新市場予定地の土地購入にあたって土壌汚染の影響を不当に低く見積もられていた問題で新たに提訴された行政訴訟の初公判が9月28日行われました。今後さらに千二百億円規模の土地購入が予定されていますが土地評価の考え方(都の財産価格審議会)にも影響を与えるものと思われます。
両裁判とも、下記の通り12月に次回公判が執り行われます。
ここに皆様との情報交換・共有の場としての勉強会を開催いたします。
前回の勉強会では、国の第九次卸売市場整備計画が作られようとする中で、市場や流通はどうあるべきか、その中での築地市場現在地再整備のあるべき方向性を考えました。
今回は、来るべき二つの裁判に向けた経過報告を弁護団から行っていただくとともに、都知事の移転発表後の市場内外の動き(東卸特定調停問題や総代選挙等)、新たに実施される「豊洲新市場建設事業の環境影響評価書案」など論点整理・意見交換を予定しております。
築地市場の移転問題は、食の安心・安全、築地の食文化、築地のブランド、築地・東京のまちづくり、産地・市場関係者の生活や流通・商店街振興、日本の土壌汚染対策の今後などに関わる大きな問題です。
多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。
記
日時:12月1日(水)午後6時~9時15分
場所:銀座ブロッサム(前回と同じ会場)
(中央区銀座2-15-6、 電話03-3542-8585
最寄り駅:新富町駅徒歩1分、東銀座駅徒歩8分)
<プログラム>*順序が多少入れ替わる場合がございます。
18:00 開場
18:15~
1.11月20日(土)放送 テレビ朝日「報道発ドキュメンタリー宣言」の問題提起
2.「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止請求訴訟」及び「 豊洲汚染地購入の公金支出金返還請求訴訟」弁護団報告
東京千代田法律事務所;梓澤和幸弁護士・大城聡弁護士・出口裕規弁護士・殷勇基弁護士
いずみ橋法律事務所;渡邉彰悟弁護士・本田麻奈弥弁護士
3.築地市場移転問題を取り巻く諸問題と築地市場の現在地再整備
○土壌汚染問題と都財産価格審議会について
こどもたちに残したい世界ネット 共同代表 水谷和子氏
○東卸組合の特定調停問題について
こどもたちに残したい世界ネット 共同代表 田中宏治氏
○都政報告
○その他、
第9次卸売市場整備基本方針、豊洲新市場建設事業の環境影響評価書案など
4. 会場からの質疑応答
指定発言:
日本環境学会 土壌汚染ワーキンググループ長 坂巻幸雄先生
「NPO法人市場を考える会」理事 野末 誠氏
21:15 閉会 *質疑の関係で、延長する場合がございます。
資料代:500円
主催:築地市場を考える勉強会事務局
参考:
*豊洲汚染地購入の公金支出金返還請求訴訟 第2回公判
日時:12月7日(火)午前11時15分~
場所:東京地方裁判所522号法廷
*コアサンプル廃棄差止請求訴訟 第8回公判
日時:12月8日(水)午後1時10分~
場所:東京地方裁判所610号法廷
*豊洲新市場建設事業の環境影響評価書案 住民説明会
日時:12月15日(水)午後7時~
場所:中央区立豊海小学校体育館
住民説明会後意見交換:築地市場を考える勉強会事務局(中央区月島3―30-4飯島ビル1F)にて
(参考豊洲地区住民説明会)
日時:① 12/12(日)10:00 〜② 12/13(月)19:00〜
場所:豊洲小学校屋内体育館(豊洲4-4-4)
以上
築地市場を考える勉強会事務局
中央区月島3―30-4飯島ビル1F
電話03-5547-1191
メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp
*****都議会 第20号議案 平成22年度東京都中央卸売市場会計予算に付する付帯決議****
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/opinion/2010/e10i1301.html
第20号議案 平成22年度東京都中央卸売市場会計予算に付する付帯決議
築地市場の老朽化を踏まえると、早期の新市場の開場が必要であるが、これを実現するためには、なお解決すべき課題が多いことから、予算の執行に当たっては、以下の諸点に留意すること。
1 議会として現在地再整備の可能性について、大方の事業者の合意形成に向け検討し、一定期間内に検討結果をまとめるものとする。知事は議会における検討結果を尊重すること。
2 土壌汚染対策について、効果確認実験結果を科学的に検証し有効性を確認するとともに、継続的にオープンな形で検証し、無害化された安全な状態での開場を可能とすること。
3 知事は、市場事業者それぞれの置かれている状況及び意見などを聴取し、合意形成など「新市場整備」が直面している様々な状況を打開するための有効な方策を検討すること。