前期と後期の端境期に、法科大学院では、集中講義が行われています。
「医療と法」とともに、楽しみにしていた講義のひとつが、「民事模擬裁判」
いよいよ、始まりました。
与えられた仮想事例が、なんと、築地市場の仲卸さんにかかわる課題。
仲卸さんが、第三セクターの株式会社に宴会材料として納品した海産物が、実は、同社社員による詐欺で、株式会社は取引を関知せず、納入した代金(1804万7200円)を支払ってくれない。一方、株式会社の食材納入の責任者と偽っていた社員は、退社し、納品した海産物とともに行方をくらました。
さて、この代金を取り戻すことができるか。
仲卸さん弁護の弁護士側、株式会社側の弁護士側、裁判官とそれぞれの立場で考えていくことになります。
講義を通じ、自分はもちろん、何とか取り戻す側で知恵を絞ります。
自分にとって、「もうひとつの築地を守る」課題です。
早速、裁判(模擬)に向けて、「訴状」作成が宿題として出されました。