「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

地域医療研修 お待ちしています。研修の目標:「一般小児科外来が、できるようになること」

2012-09-13 23:00:00 | 小児医療

 地域医療研修を受けられる先生がたへ、

 本年度は、聖路加国際病院の五名の先生方に、当院を地域臨床研修の場に選んでいただきました。
 何人でも、お受けいたしますので、お待ちいたしております。

 「医療法人小坂成育会 こども元気クリニック・病児保育室」の地域医療研修内容をご紹介いたします。


1. どんなクリニック?
 1994年(平成6年)広島大学医学部卒業後、聖路加国際病院小児科レジデントを2年間し、その後、東京女子医科大学循環器小児科で研修、同大で医学博士号取得。日本小児科学会認定小児科専門医。
 2001年(平成13年)月島の地に開業した小児科クリニックです。中央区の地で初めて病児保育を開設し、現在中央区には聖路加病院を含め3地域に展開している病児・病後児保育の原型を中央区行政とともに築きました。
 2005年(平成17年)子育て支援をするサークルやNPOの活動の拠点として子育て広場「あすなろの木」を開設、現在、病児保育とともに自主運営しています。
 2007年(平成19年)地元中央区の区議会議員(無所属)となり、議員として子育て支援や保健医療福祉の充実を議会の場で推進。2011年(平成23年)、震災直後の統一地方選において中央区長選挙に立つも現職に大敗(次点)しました。
 2012年(平成24年)法科大学院入学、診療終了後の夜間に大学院に通い、法律を勉強しています。


2. 地域研修の目標:「一般小児科外来が、できるようになること」
 一般小児科外来とは、すなわち、感染症が大半の外来診察と治療・処方箋作成、予防接種(いかに痛くなく打つか)、乳幼児健診、園医活動、子どもの心の相談(含、発達障害)など。
 一週間の研修なら週の後半に、二週間の研修なら二週間目に、研修の先生に診察の主体になっていただき、私は陪席し、随時コメント補助します。


3. 地域研修のオプション(参加は強制ではございません!でも参加は大歓迎)
  もし、ご希望があれば、研修期間中に私が行っているすべての活動のうち、関心のあるものにご一緒いただいて構いません。
* 病児保育スタッフとして:病気の子の一日のケアに保育師といっしょに入る。
* 保育スタッフとして:園医をしている保育園に依頼して、保育スタッフとして、一日保育師体験プログラムを準備します。
* 子育て支援活動:子育て広場あすなろの木の活動に加わって、親御さん・子どもといっしょに遊ぶ。
* NPO活動、地域活動:仲間と一緒につくっている「NPO法人月島たんけん隊」の活動として、障がいのあるなしに関わらず、共にまちづくりに参画する活動等。
* 復興支援医療活動:災害直後、石巻市に災害医療支援に入りました。(被災約2週間後に産婦人科の赤枝先生とも一緒に被災地入りをしました。)あらたな復興支援のフェースにおいて、クリニックの休みを利用して、東北に医療支援にいく場合、ご一緒いただいて構いません。
* 親御さん向けや病児デイケアスタッフ向けの勉強会:病児への対処法や事故予防等の講習会を適宜開催しています。
* 医政、区政に関連した活動:議会や委員会傍聴。医政としては、「日本の子ども達へのワクチン接種を世界標準に!」「麻しん接種率の向上キャンペーン」、区政としては、「築地市場の現在地再整備」や「まちづくり」に関連した活動を行っています。ご要望があれば、早朝の築地市場で、マグロの競りを一緒にみましょう。
*最高裁判所や東京高等裁判所の傍聴にご一緒いただいて構いません。

4. もっと、詳しく知るには
* 今年度は、小児科の松井先生、内科の宇仁先生、吉田先生、外科の藤川先生(10月予定)、岡本先生(11月予定)、昨年度は、内科の駒井先生と小児科の石田先生が来られました。様子を聞いてみてください。
* 月に一回程度の割合で小児平日準夜間救急診療に聖路加小児センターに来ています。その時にでも、聞いてください。


5. 研修される先生へ
 遅くとも、研修開始一週間前までに、一度ご連絡を(03-5547-1191または、kazuki.kosaka@e-kosaka.jp)いただければ幸いです。
 どのような研修をご希望されているか、調整させていただきます。
 できることなら、研修に来られる先生が得意とされている分野について、親御さんへのプレゼンの機会が研修期間中に作れればなおよいと感じます。

  
6. 最後にひとこと
 小児科医師が区政に関わることは、さまざまな考え方があるところと存じます。ある種、異色な小児科医師であると思います。
 私は、「まちが健康でなければ、そこで生活する人は健康になれない」と信じています。医療周辺のシステム、法が少しよくなることで、医療や子育て環境が飛躍的によくなることがございますし、その逆もまた真で、いくら医師ががんばっても成果が出ないこともあります。診察室から飛び出して、システムや法を少しでもよい方向へと導けないかと奮闘しているところです。
 研修に来られた先生には、クリニックの研修体験を通じて、医療を別の角度からみる機会を提供することができれば幸いであると考えています。
 研修に来られた先生方と意見交換することで、私自身が新たな発見をすることが今までも多々ございました。

 ぜひとも皆様とご一緒できることを心待ちにしています。

7. ある地域医療研修のオプション活動例(注、もちろん、メインは一般小児科外来で、そのうえでのオプションです。)

<宇仁先生7/2-7/6>
7/5木 日本のワクチンを世界標準に!デモ参加


7/6金 保育園健診
   当院病児保育室 保育実習


<松井先生7/30-8/10>

7/31火 築地市場移転問題関連で弁護士事務所で会議

8/6月 住吉神社大祭 お神輿 昼休憩時間一緒に担ぐ




8/7火 自然とふれあおうわんぱくkids 医療班協力で静岡県伊東市宇佐美へ



8/8水 宇仁先生とともに懇親会

8/9木 築地市場移転問題関連で国会議員会館へ

8/10金 大学院 集中講義 「医療と法」 三コマ受講

8/8-8/10 外来の合間をみて、当院病児保育室 保育実習


<吉田先生9/10-9/14>
9/10月 中央区議会保健福祉委員会傍聴

9/11火 中央区議会環境建設委員会傍聴

9/12水 一人一票裁判、最高裁判所傍聴へ(実は、抽選落ちで傍聴できず。)
    築地市場移転問題関連で国会議員会館へ


9/13木 子育て広場 見学

9/14金 築地市場で早朝マグロ競り見学+寿司
    聖路加病院小児科細谷先生回診
    当院病児保育室 保育実習




などなど・・・

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