法史学で、学んだこと。今回は、初期近代/ルネッサンス。今後理解を深めたいと思うところ。
ルネッサンスのキーワードは、実体、実地。
初期近代における民法の成立。
ルネッサンスは、イタリアでは14世紀後半から、その他ヨーロッパでは、16世紀。
アリストレス哲学の受容としての私法、実体法、一般法が成立したといえる。
人文主義(humanism)の特徴は、文法家の目から法学や神学や医学や哲学を理解することであり、それは医学の解剖や、自然学の実験にみられるみられるように、実体的(material)なものに焦点を当てることでもある。
実体的(material)なものへと学問的関心が向いていったことは、実験を重視する物理学・化学・解剖学を中心とする医学の発展を考えれば、人文主義時代の学問の基本的特徴といえる。
書物の解釈から、実体、実地へ、視点が移った。
では、法学における実体的なものとは何か。
歴史書にあたり、その時代の歴史的状況で、法が適用されたかを探ることであった。
その社会にあるいかなる問題を解決するために法文や決まりがあったのか、それが時代の変化、社会の変化の中で生じた問題を解決するために解釈、立法を通じてどのような変容を受けたのかといったことを探求した。いわば、法律家=法学者の営みの観察であった。
アリストテレスの有名な4原因論でみるなら、(古代のアリストテレス哲学が本当に浸透したのは近代といわれる)
法(テキスト)、法文を形相因(形になったもの、法文)として法律の条文、判決文の分析で終わるだけでなく、
社会(実体)としてみるということで、質料因⇒実体法、目的因⇒正義、作用因⇒手続き・機関・訴訟・訴権として、法が分析された。
ルネッサンスのキーワードは、実体、実地。
初期近代における民法の成立。
ルネッサンスは、イタリアでは14世紀後半から、その他ヨーロッパでは、16世紀。
アリストレス哲学の受容としての私法、実体法、一般法が成立したといえる。
人文主義(humanism)の特徴は、文法家の目から法学や神学や医学や哲学を理解することであり、それは医学の解剖や、自然学の実験にみられるみられるように、実体的(material)なものに焦点を当てることでもある。
実体的(material)なものへと学問的関心が向いていったことは、実験を重視する物理学・化学・解剖学を中心とする医学の発展を考えれば、人文主義時代の学問の基本的特徴といえる。
書物の解釈から、実体、実地へ、視点が移った。
では、法学における実体的なものとは何か。
歴史書にあたり、その時代の歴史的状況で、法が適用されたかを探ることであった。
その社会にあるいかなる問題を解決するために法文や決まりがあったのか、それが時代の変化、社会の変化の中で生じた問題を解決するために解釈、立法を通じてどのような変容を受けたのかといったことを探求した。いわば、法律家=法学者の営みの観察であった。
アリストテレスの有名な4原因論でみるなら、(古代のアリストテレス哲学が本当に浸透したのは近代といわれる)
法(テキスト)、法文を形相因(形になったもの、法文)として法律の条文、判決文の分析で終わるだけでなく、
社会(実体)としてみるということで、質料因⇒実体法、目的因⇒正義、作用因⇒手続き・機関・訴訟・訴権として、法が分析された。