本日、朝日新聞が子ども達の交通事故の問題を取り上げています。
要注意時間、場所の傾向が読み取れます。
中央区でも、昨年度も、子どもが事故にあっており、議会でも、交差点の完全型歩車分離を要望して参りました。
来年度予算付けでは、交差点の見直し調査費用が計上されており、期待をするところです。
より安全性を高める取り組みを要望して参る所存です。
恥ずかしながら、自分も、小学校に上がる前に、大きな交通事故にあって、九死に一生を得ました。
同じ過ちを子ども達の決して繰り返してほしくありません。
************朝日新聞******************************
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12803821.html
(小さないのち)道に潜む危険 交通事故、小1突出 過去5年間で8944人死傷
2017年2月19日05時00分
歩行中の交通事故の死傷者は小学1年生が際立って多い。公益財団法人「交通事故総合分析センター」に朝日新聞が依頼して事故データを分析すると、こうした傾向が見えた。小学校の入学を機に親から離れての行動が増える一方で、外歩きの経験が浅く、危険を認知する力がまだ十分でないことなどがうかがえる。▼39面=子ども目線で
同センターは警察などから事故情報を提供されている。2015年までの5年間に、歩行中の事故で死傷した小学1年生は8944人(死者は30人)。入学を機にぐんと増え、6年生になると4分の1になる。
1995年以降について、年齢別の死傷者数をグラフにした。少子化に加えて通学路の安全対策や啓発活動などで死傷者数は減ってきたものの、小1と重なる6、7歳児が最も多い傾向は変わらない。15年の場合、7歳児の人口10万人あたりの死傷者数は約140人で全年齢の3倍に上る。
なぜなのか。15年3月、東京都内の住宅地で遊戯中に死亡事故が起きた。小1の小日向翔(こひなたかける)君(当時6)は自宅近くで、友達数人と追いかけっこをしていた。狭い路地から幅4・5メートルの生活道路に飛び出したところを、乗用車にはねられた。
車は直前に角を曲がってこの通りに入ってきた。警察や遺族に対し、運転手は「角を曲がる時に別の方向に気をとられ、気づかなかった」と話したという。父親(43)は取材に「学校も近く子どもが多い所。車が早く気づいてくれれば命まで落とさずにすんだ」と話す。
神作博・中京大名誉教授(交通心理学)は「小1くらいまでは興味のあるものに集中してしまい、大人にとっては思いがけない動きをする傾向がある。危険を認識する力もまだ乏しい。子どもの特性をドライバーがしっかり理解できるように、教習所などで教えることが重要だ」と指摘する。
今回の分析を依頼した同センターの山口朗・主任研究員は、死傷者数が小1をピークに減ることについて「子ども自身が、どんな行動が危険か学んでいくためではないか。入学前に親子で通学路の危険を確認することで、ピークを小さくできる可能性がある」と話す。(北川慧一、板橋洋佳)
■「飛び出し」37% 午後3時台23%
「飛び出し」「通学時間帯」「自宅から1キロ圏内」――。交通事故総合分析センターに依頼し、歩行中の小1の死傷事故について2015年までの5年分、8944人のデータを分析した。男の子が6097人、女の子は2847人と男の子が2倍を超えた。
道路交通法が定める違反別に事故原因をみると、「飛び出し」が37%で最も多く、横断歩道が近いのに別の場所を渡ったなどの「横断違反」が16%。一方、運転手側に信号無視や前方不注意などの違反があり、歩行者側に違反がないケースが39%あった。通行目的では「登下校中」が最も多く、次いで「遊戯中」が多かった。遊戯中の飛び出しの割合は登下校中の倍近くになる。
時間帯別では、午前中は7時台が12%、午後は3時台の23%がピーク。月別では学校に慣れ始めた5~6月に増え、日没前後の事故が増える10月が最も多い。
発生場所は自宅から1キロ圏内が83%、500メートル以内でも64%を占める。事故を防ぐには、自宅から身近な道路の環境を子どもに学ばせる重要さがうかがえる。
◇企画「小さないのち」の新シリーズでは、交通事故について伝えていきます。一人歩き、自転車、通学路、交差点……。子どもたちを事故から守るにはどうしたらいいかを考えます。
H29.2.18中央区立晴海中学校 学校公開。
三年生の教室の廊下で、目に留まったひとつとして、子どもの権利条約についての大切な条文は何か、その理由と一緒に記載した掲示を読ませていただきました。
生きること、遊ぶこと、親と一緒にいること、健康であること、子どもの定義、戦争がないことなどなど、大切な条文が挙げられていました。
私たち大人への大きな宿題として伝わって来ました。
帰り際に、校長先生からお声掛けいただき、晴海中学校の教育についてお話をいただくことができました。
お忙しい中にも関わらず、感謝いたします。
晴海中学校の特色がたいへんよく理解することができました。
よい点は、ぜひとも、中央区全域に広がればよいとも思いました。
H29.2.18、中央区立佃島小学校 学校公開&作品展がありました。
いずれの学校の作品展でも、子ども達の作品を見ることをいつも楽しみにしています。
子ども達の発想の豊かさに、いつも驚かされています。
かかりつけのお子さんの作品を目にして、診察室では見ない、その子の新たな個性を感じることができることも楽しみの一つです。
中央区は、2020年東京五輪で選手村を受け持ちます。
選手村その周辺のまちづくりにおいて、子ども達の作った作品が、道路、街、公園を飾り、選手たちを歓迎し、それらが残ることがレガシーに繋がればと、その動きに期待をしています。
時間の関係もあり、泰明小、京橋築地小など他の学校公開に回れていません。今度を楽しみにしています。