『「築地場外市場地区の明日に向けて」築地市場跡地の再開発をプラスに転じる3つのH=英知』と題する中央区都市整備公社主催の講演会が平成30年3月17日に開催され、参加しました。
三つのH(英知)とは、
H:History
H:High Quality
H:Human
築地市場で言えば、
H:History → 江戸の日本橋魚河岸から数えれば400年の歴史
H:High Quality → 今や世界の「tsukiji ブランド」
H:Human → 仲卸の目利きら市場を支えるひと
論理的帰結として、「築地場外市場地区の明日」で最も有効な方法は、
〇豊洲を冷凍庫を中心に物流機能をおき、卸売、セリ機能を築地に残す
あるいは、
〇移転をしたとしても、「豊洲を活かし、築地を守る」都知事のH29.6.20方針①通りに、仲卸を戻し、セリを築地で行う
この二者となると考えます。
そして、NPO法人築地魚市場銀鱗会 事務局長 福地享子氏のご講演を聴かれたかたがたも、
「市場機能を築地市場、場内に残すべきと考える方」への挙手の呼びかけに会場に参加された3分の1弱のかたが、賛成の意思を挙手にて示されました。
その様子は、偶然取材に入られていたNHKのかたも御覧になられています。
「市場機能を築地市場、場内に残すべきと考える方」等、都知事の方針で示される「食のテーマパーク」のありかたとして、中央区民がどのように考えるかの正式な意見の集約を中央区は行っていません。
きちんと中央区民の意見の集約を行っていくべきだと考えます。
福地氏も、意見の集約をすべきことを最後のスライドで示し、締めくくられました。
<最後のスライド>
最後のスライドのひとつ手前のスライド:レ・アール(パリ中央市場)跡地再開発に学ぶべき教訓
築地魚河岸のありかたへの提言
Hのひとつ:Historyの考え方
Hのひとつ:High Qualityの考え方
Hのひとつ:Humanの考え方
*******中央区報 平成30年2月21日号*********
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kohokotyo/koho/h29/300221/03_05/index.html
まちづくり講演会
「築地場外市場地区の明日に向けて」
築地市場跡地の再開発をプラスに転じる3つのH=英知
日時
3月17日(土曜日)
午後2時から4時
会場
築地社会教育会館(外部サイトへリンク)2階講習室
対象
区内在住・在勤者
内容
築地市場(外部サイトへリンク)の豊洲移転が決まった今、市場という核がなくなった後も、築地の活気とにぎわいを維持、発展させるための築地場外市場地区のあり方についてお話しします。
講師
NPO法人築地魚市場銀鱗会 事務局長 福地享子
定員
70人(先着順)
費用
無料
申込方法
3月16日(金曜日)午後5時までに電話またはファクスに(1)住所(2)氏名(3)電話番号を記入して申し込む。
【問い合わせ(申込)先】
中央区都市整備公社
電話 03-3561-5191
ファクス 03-3561-5192
3月12日に「愛する月島を守る会(以下、守る会)」主催で、月島のまちづくりについての住民の皆様による話し合いが開催されました。参加者のアンケート集計結果を【資料2】(後日掲載)で添付させていただきます。
ただし、第一部において「月島三丁目南地区市街地再開発準備組合(以下、南地区準備組合)」と住民との話し合いが予定されていましたが、当日の午後1時頃、突然欠席される旨の口頭による申し出が守る会事務局になされました。南地区準備組合と住民との話し合いの場を持ち、双方向のやり取りを通じて、月島のまちづくりについて、現状における課題認識やその課題解決の手法の考え方等について相互理解が深まるせっかくのよい機会でありましたが、残念なことに実現されませんでした。
当日は、第一部を急きょ中止し、守る会共同代表らと南地区準備組合事務局とで、その時間に緊急の話し合いの場を持ちました。せめて中止になった経緯だけでも、ご説明を会場で待たれている方にしていただきたいとお願いをいたしましたが無理でした。
①丁寧な説明を行っていくこと、②住民同士の話し合いを持つこと、③地権者・住民との約束を守ること、④約束を守れない事態が生じたならその理由を丁寧に説明することなどは、再開発を行う場合の基本であると考えます。これらができないことが積み重なっていくと、結局、地権者不在・住民不在の再開発に繋がってしまいます。過去においてその事例が散見されます。
南地区準備組合に対しては、住民との話し合いの場を作っていただけるようにあらためてお願いをしているところです。
月島三丁目北地区再開発については、3月15日に、都市計画原案の公告・縦覧を行う旨を、中央区がホームページ上で公表致しました。中央区や北地区準備組合による地元への説明が足りているのか疑問が残る状況での公表に、唐突さを感じます。
例えば、月島三丁目北地区再開発を議題とする「月島地区まちづくり協議会」が3月9日に開催されました。しかし、最も影響を受ける町会のひとつ「三之部町会」が欠席されていたため、「三之部町会」にあらためて中央区が説明を行い、意見をうかがうということとなりました。「三之部町会」の会員の皆様に十分な説明はなされましたでしょうか?町会の意見を反映して、その上で、今回の公告・縦覧の公表にいたったのでしょうか。
また、3月5日に月島第一小学校で開催される予定であった守る会主催の北地区準備組合と住民との話し合いを、北地区準備組合が当日欠席されました。当日会場に来られたかたが疑問を抱き『区長への手紙』を書かれました。中央区からの返事(公文書)の内容【資料1】からは、「適切に指導したいと考えております。」とあります。指導の結果としての話し合いがなされ、その結果も参考のひとつとして、公告・縦覧を行うべきかの判断をされるべきではなかったでしょうか?北地区準備組合と住民との話し合いは、まだなされていません。指導とは、指導の結果を確認することこそ大切です。
現在、中央区議会では、平成30年度予算特別委員会(一般会計当初予算額897億9121万9千円)が開催されています。大規模再開発のありかたについては、防災対策の議論だけではなく、複数会派から問題点の指摘がなされています(特に、都市整備費の款、平成30年3月15日議事録
後日参照)。
3月12日区民センターホールを借りての第28回勉強会開催により、さらに多くの住民のかたが両再開発の問題点をお知りになり、また、都市計画や日影規制の専門家のかたからも守る会にアドバイスのお声掛けをいただくに至っています。
大切な月島の街並み・住環境、路地文化、商店街の賑わいそして地域コミュニティーを継承・発展させるまちづくりに向け、引き続き勉強会を開催して参ります。
記
第29回 愛する月島を守る会 勉強会
日時:平成30年3月19日(月) 19:00~21:00
場所:みんなの子育てひろば あすなろの木(月島三丁目30-4飯島ビル1F)
テーマ:
・代替案の検討に向けて
・「個別利用区制度」について
・区主催「三丁目北地区」都市計画原案説明会(3月29日6時半月島区民センター1階)
http://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/kokoku/tsuki_san_kita_1.html
・再開発を経験された、あるいは経験中のかたのお話をお伺いする会の開催に向けて
・南地区再開発の法的問題点について、東京地方裁判所での意見陳述を経て
・中央区平成30年度予算編成における両再開発の予算の位置づけについて 等々
以上、
小坂和輝(文責)
資料1
平成30年3月12日
○○○○様
中央区都市整備部長
松岡 広亮
「区長への手紙Eメール君」によりいただきました「月島三丁目地区再開発準備組合 事務局の誠実な対応のお願い」についてお答えします。
市街地再開発事業は、地区周辺に影響を及ぼす事業であることから、再開発準備組合に対して、事業の内容等について地域の方々へ丁寧な説明を行うなどの指導をしているところでございます。
3月5日の「愛する月島を守る会」との話し合いに欠席したことにつきましては、月島三丁目地区再開発準備組合事務局に欠席するに至った経緯や理由などを確認し、適切に指導したいと考えております。
今後も引き続き、快適で安全・安心なまちを目指したまちづくりを推進してまいりますので、ご理解・ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。
【問合せ先】都市整備部地域整備課まちづくり推進主査
担当 清水・稲村・渡邊
電話 3546−5448
ただし、第一部において「月島三丁目南地区市街地再開発準備組合(以下、南地区準備組合)」と住民との話し合いが予定されていましたが、当日の午後1時頃、突然欠席される旨の口頭による申し出が守る会事務局になされました。南地区準備組合と住民との話し合いの場を持ち、双方向のやり取りを通じて、月島のまちづくりについて、現状における課題認識やその課題解決の手法の考え方等について相互理解が深まるせっかくのよい機会でありましたが、残念なことに実現されませんでした。
当日は、第一部を急きょ中止し、守る会共同代表らと南地区準備組合事務局とで、その時間に緊急の話し合いの場を持ちました。せめて中止になった経緯だけでも、ご説明を会場で待たれている方にしていただきたいとお願いをいたしましたが無理でした。
①丁寧な説明を行っていくこと、②住民同士の話し合いを持つこと、③地権者・住民との約束を守ること、④約束を守れない事態が生じたならその理由を丁寧に説明することなどは、再開発を行う場合の基本であると考えます。これらができないことが積み重なっていくと、結局、地権者不在・住民不在の再開発に繋がってしまいます。過去においてその事例が散見されます。
南地区準備組合に対しては、住民との話し合いの場を作っていただけるようにあらためてお願いをしているところです。
月島三丁目北地区再開発については、3月15日に、都市計画原案の公告・縦覧を行う旨を、中央区がホームページ上で公表致しました。中央区や北地区準備組合による地元への説明が足りているのか疑問が残る状況での公表に、唐突さを感じます。
例えば、月島三丁目北地区再開発を議題とする「月島地区まちづくり協議会」が3月9日に開催されました。しかし、最も影響を受ける町会のひとつ「三之部町会」が欠席されていたため、「三之部町会」にあらためて中央区が説明を行い、意見をうかがうということとなりました。「三之部町会」の会員の皆様に十分な説明はなされましたでしょうか?町会の意見を反映して、その上で、今回の公告・縦覧の公表にいたったのでしょうか。
また、3月5日に月島第一小学校で開催される予定であった守る会主催の北地区準備組合と住民との話し合いを、北地区準備組合が当日欠席されました。当日会場に来られたかたが疑問を抱き『区長への手紙』を書かれました。中央区からの返事(公文書)の内容【資料1】からは、「適切に指導したいと考えております。」とあります。指導の結果としての話し合いがなされ、その結果も参考のひとつとして、公告・縦覧を行うべきかの判断をされるべきではなかったでしょうか?北地区準備組合と住民との話し合いは、まだなされていません。指導とは、指導の結果を確認することこそ大切です。
現在、中央区議会では、平成30年度予算特別委員会(一般会計当初予算額897億9121万9千円)が開催されています。大規模再開発のありかたについては、防災対策の議論だけではなく、複数会派から問題点の指摘がなされています(特に、都市整備費の款、平成30年3月15日議事録
後日参照)。
3月12日区民センターホールを借りての第28回勉強会開催により、さらに多くの住民のかたが両再開発の問題点をお知りになり、また、都市計画や日影規制の専門家のかたからも守る会にアドバイスのお声掛けをいただくに至っています。
大切な月島の街並み・住環境、路地文化、商店街の賑わいそして地域コミュニティーを継承・発展させるまちづくりに向け、引き続き勉強会を開催して参ります。
記
第29回 愛する月島を守る会 勉強会
日時:平成30年3月19日(月) 19:00~21:00
場所:みんなの子育てひろば あすなろの木(月島三丁目30-4飯島ビル1F)
テーマ:
・代替案の検討に向けて
・「個別利用区制度」について
・区主催「三丁目北地区」都市計画原案説明会(3月29日6時半月島区民センター1階)
http://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/kokoku/tsuki_san_kita_1.html
・再開発を経験された、あるいは経験中のかたのお話をお伺いする会の開催に向けて
・南地区再開発の法的問題点について、東京地方裁判所での意見陳述を経て
・中央区平成30年度予算編成における両再開発の予算の位置づけについて 等々
以上、
小坂和輝(文責)
資料1
平成30年3月12日
○○○○様
中央区都市整備部長
松岡 広亮
「区長への手紙Eメール君」によりいただきました「月島三丁目地区再開発準備組合 事務局の誠実な対応のお願い」についてお答えします。
市街地再開発事業は、地区周辺に影響を及ぼす事業であることから、再開発準備組合に対して、事業の内容等について地域の方々へ丁寧な説明を行うなどの指導をしているところでございます。
3月5日の「愛する月島を守る会」との話し合いに欠席したことにつきましては、月島三丁目地区再開発準備組合事務局に欠席するに至った経緯や理由などを確認し、適切に指導したいと考えております。
今後も引き続き、快適で安全・安心なまちを目指したまちづくりを推進してまいりますので、ご理解・ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。
【問合せ先】都市整備部地域整備課まちづくり推進主査
担当 清水・稲村・渡邊
電話 3546−5448