「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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【月島再開発問題】第38号 月島三丁目北地区準備組合事務局との話し合い3月5日(月)19時~於:月島第一小学校/ 代替案を考えたいという一級建築士の好青年あらわる!!!

2018-03-02 20:32:27 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題
 中央区において、月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業(以下、南地区事業)の諸問題が解決されない中、2月28日「都市計画決定」がなされました。とうとう、再開発の火がついてしまったという状況です。しかし、どうか、皆様、ご不安になられないでください。この超高層大規模再開発に加わりたくない方には、「建物調査」もご納得をするまでは受けなくてよいことですし、都市計画の施行区域から外れるようにする「都市計画の変更」なども、まだまだ可能です。中央区でも、実際に、「湊二丁目東地区」で「都市計画の変更」がなされた事例が存在し、私も関わらせていただきました。

 月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業(以下、北地区事業)も、住民の十分な合意形成が得られることを待つことなく動き始めております。2月15日の環境建設委員会での報告に続き、今後、3月9日(金)18時半より月島区民館(月島2丁目8−11 注、区民センターではないです。)3階5号室で開催される「月島地区まちづくり協議会」においても北地区事業について議題に上ります。傍聴自由ですので、ご関心のあるかたは、是非、ご参加して見て下さい。
 月島第一小学校様のご厚意によりランチルームをお借りして開催致します北地区準備組合との話し合いは、3月5日に予定されています。直前の2月28日に北地区準備組合から同話し合いについて再度のご質問があり、3月2日に当会から再度ご回答(下記)を返させていただきました。

 ここに、皆様に朗報です。まちの再生の代替案をぜひ考えたいと名乗りを上げる一級建築士からメールでご連絡をいただきました。3時間にわたりお話と佃・月島のご案内をさせていただき、まちづくりの考え方(プロフィール抜粋もご参照下さい。)について共感と意気投合をさせていただきました!建築設計事務所を設立経営する好青年です。コーポラティブハウス全国推進協議会の理事でもあられます。3月12日のシンポジウムで考え方のプレゼンを早速いただけると。
 お力をお借りし、皆様の大切な土地建物の所有権を守り有効に生かせる代替案をご提案させていただけるように努力して参る所存です。

【その方のプロフィールから抜粋】:建設設計についての考え方
 本格的に人口減少や少子高齢化を迎えという現在だからこそ、「ビジネス」だけでは計りきれない「文化」の価値を見直す必要が考えています。建築設計を介して「文化」と「ビジネス」を包括的に横断するために、場所固有の街並み/コミュニティ/歴史/地理/気候/都市計画条件/経済スキーム等を「循環系」として関係付け、その循環系を建築に翻訳することを考えています。


       記

第27回 愛する月島を守る会 勉強会

日時:平成30年3月5日(月) 19:00~20:45
場所:月島第一小学校2Fランチルーム(月島4丁目15-1)
テーマ:「月島三丁目地区再開発準備組合事務局」との話し合い(北地区事業)
*北地区事業準備組合側から話し合いに応じる条件として、出席者名を届け出ることが要求されました。
 よって、参加希望の方は、3月4日までにメールで、氏名と住所をお知らせ願います。


(予告)第28回 愛する月島を守る会 公開シンポジウム

日時:平成30年3月12日(月) 19:00~21:45
場所:月島区民センター 4階ホール(月島4丁目1-1)
テーマ:
「月島三丁目南地区市街地再開発準備組合事務局」との話し合い(南地区事業)
当会実施第1回「月島三丁目南地区 住宅意向アンケート」集計結果について
月島三丁目南地区再開発の法的問題点(東京千代田法律事務所 所属弁護士)
まちづくりについてのプレゼン(一級建築士の好青年)
月島のまちづくりについて徹底討論(ゲスト 小澤 尚先生)

以上、小坂和輝(文責)



*******3月2日付 北地区準備組合宛ての再回答文******

月島三丁目地区再開発準備組合
事務局 御中


愛する月島を守る会
事務局

3月5日開催の準備組合事務局と住民との話し合いに向けて(その2)

拝啓 春寒ややゆるみ、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

  先日、貴準備組合からいただきました3月5日の話し合いに関するご質問(平成30年2月19日付貴会より当会事務局宛て文書)について2月22日にご回答(以下、「2月22日付当会回答書」)をさせていただきました。2月28日にその回答に対する貴準備組合からの再度のご質問((平成30年2月28日付貴会より当会事務局宛て文書)をいただきましたので、再度、ご回答をさせていただきます。

第1、話し合いのテーマについて
 私達、「愛する月島を守る会」の会合を経て、話し合いのテーマを下記「 」にすることでまとまり、「2月22日付当会回答書」でご回答をさせていただきました。

「①月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業の問題点について
特に、
・地上59階建て高さ199m1120戸の超高層計画の必要性について
・管理費、修繕積立金などの権利者の高額な負担について
・超高層建築物から生じる日影被害、風害などの周辺地域への影響について
・建設工事に伴う騒音・振動・粉じん被害について
・保育教育施設、高齢者施設、公共交通機関等の社会的インフラに及ぼす影響について
・わたし児童遊園の2階への移設の問題点について
・区道821号線廃道と一部対面通行化の問題点について
②月島三丁目北地区のまちづくりについての住民からの要望について
 特に、
  ・超高層に代わる代替案の検討について
・準備組合理事らとの住民同士の話し合いの必要性について
などを、当会としては考えております。」

  貴会のご認識では、平成29年12月15日の当会との話し合いと平成30年2月5日付貴会からの回答書(以下、「2月5日付貴会回答書」)で、それらが回答済みとのことです。
  私達は、同じ議論の繰り返しではなく、さらに上記テーマの議論を深めたいと考えているところです。また、2月15日には、中央区議会環境建設委員会において、中央区から「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」に関しての報告がなされました。2月28日から始まりました中央区議会第1回定例会においても、区議会における議論が継続してなされています。それら区議会における議論で明らかになってきた新たな論点も含め、上記テーマにおいて議論を深めるべき内容があると考えております。

  すなわち、それぞれに具体的に適示(→部分)いたしますと、

「①月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業の問題点について

特に、
・地上59階建て高さ199m1120戸の超高層計画の必要性について
→聖路加タワー級の規模であり、超高層計画の規模の必要性や妥当性について、中央区の見解も入れながら、議論を深めて参りたく存じます。

・管理費、修繕積立金などの権利者の高額な負担について
→管理費は、権利者だけではなく、借家人も影響を受ける話です。また、事業採算性の観点とも密接に関連することからご議論ができればありがたく存じますが、貴会が述べますように、地権者・非地権者が混在する中での議論が不適当と言う点につきましては、当日、貴会のご判断で、ご回答を保留いただいてよいと考えます。

・超高層建築物から生じる日影被害、風害などの周辺地域への影響について
→環境建設委員会の場で、近接する「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」による日影の影響も含めた複合日影の問題が指摘されました。

・建設工事に伴う騒音・振動・粉じん被害について
→「ルナガーデン」様に対する貴準備組合による説明会の場で、振動被害について指摘がなされました。近接する地域の皆様への振動被害が生じないか、振動を軽減する工法がとられるかについてもご説明をいただけると幸いです。

・保育教育施設、高齢者施設、公共交通機関等の社会的インフラに及ぼす影響について
→児童数の急増に伴うことに起因すると考えられる『月島第一小学校学区変更問題』が中央区議会第一回定例会で生じてきています。12月15日の話し合いにおいて、社会的インフラに及ぼす影響につき、回答が不十分であったこともあり、そのご説明をいただけますとありがたく存じます。

・わたし児童遊園の2階への移設の問題点について
→12月15日の話し合いの場において遊ぶ児童の防犯面での安全性について指摘がありました。また、2階移設へ児童遊園を改変することについて、近隣の児童遊園利用者への説明が足りておりません。どのように説明会など開催し、近隣の皆様への周知と理解を図っていかれるのか等ご説明をいただけますと幸いです。

・区道821号線廃道と一部対面通行化の問題点について
→環境建設委員会において、区道廃道が月島1丁目と3丁目の当該エリア全体の交通に影響を与えないかの問題点が指摘されています。交通に影響が出る場合、道路法上、廃道はできません。影響が出ないとする根拠のご説明をお願いいたします。

②月島三丁目北地区のまちづくりについての住民からの要望について

 特に、
・超高層に代わる代替案の検討について
→12月15日の話し合いの場において、そもそも貴準備組合から現在提案されている計画案に至る経過について、代替案の検討に関する説明が不十分でありました。代替案の検討も含めた検討の経緯をご説明いただきたく存じます。そのうえで、私達の考える代替案につきましても考え方をご提示させていただきたく存じます。

・準備組合理事らとの住民同士の話し合いの必要性について
→「2月5日付貴会回答書」で、理事会で検討した結果、貴準備組合の理事を含めた住民同士の話し合いを受けないとの結論に至ったとのことですが、住民同士の話し合いこそ重要であると考えております。理事会では、どのような理由から住民同士の話し合いをしないこととなったのか、その経緯をお示し下さい。その経緯を伺い、住民同士の話し合いができる環境づくりをまずは行っていきたいと考えます。

③新たなテーマについて
・既存保育園と障害者グループホーム移設の問題点

・「個別利用区制度」の検討について
→再開発計画の規模を縮小したり、歴史的な建造物や街並み等を保存する手法として、「個別利用区制度」が「都市再開発法第70条の2」に新設されました。本制度は、代替案として十分に検討に値すると考えます。

・月島の路地文化、商店街のにぎわいと発展について
→12月15日の話し合いでは、短時間で終えたため、月島の路地文化や西仲通り商店街のにぎわいと発展に向けた取り組みや工事期間における配慮など、議論を深めることができませんでした。

第2、出席予定者について
 貴準備組合からのご要望に応じ、出席予定者をご報告する対応を取らせていただきます。

第3、その他
  貴準備組合と、お話合いを持ちつつ、月島の路地文化と商店街のにぎわいそして大切な地域コミュニティをこれからも守り発展させていく、あるべき再生のあり方を考えて参りたく存じます。
  話し合いの日程が、せまっております。何かご不明な点がございましたら、何なりとお問い合わせ下さい。3月5日の会合を、是非とも、お互いに実りのある有意義な会合として参りましょう。
  どうか、よろしくお願い申し上げます。

                                       敬具
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