とき:12月16日(火)PM 8 時~
番組:NHK教育テレビ「福祉ネットワーク」
宮城県立こども病院と千葉県こども病院でのCLSの活動が紹介されます。
チャイルド・ライフ・スペシャリストとは、入院治療中の子ども達を精神的にサポートする医療専門スタッフです。
その一人藤井あけみ氏には、みんなの子育てひろばあすなろの木でも、かつて、子どもの心のお話をいただきました。
日本中の、小児病棟に、チャイルド・ライフ・スペシャリストが配置され、子どもの医療体制が充実されていくべきだと考えます。
朝潮運河に計画されている歩行者専用橋には、賛否両論があります。中央区民新聞(08年10月20日号)が、両者の意見を掲載しています。歩行者専用橋の是非を考える参考として、こちらにも掲載いたします。 |
朝潮運河人道橋反対賛成の要望 |
大江戸線勝どき駅は、晴海トリトンの完成によって乗降客が急増、ラッシュ時には降りた客が外に出る前に次の電車が到着、晴海通りの歩道は人で埋まり、周辺住民の生活に支障をきたすほど。そこで区は都に抜本的対応を求め、特にオリンピック誘致への具体的対応を要請しているものの具体策は見えていない。このため区は、月島4丁目の区道が行き止まりになっている現状を、朝潮運河に専用の歩道橋を架けて晴海トリトンと結ぶ構造に変える方策を明らかにした。晴海通りから新たな人の流れを誘導しようというもの。 ところがこの行き止まり区道に沿って建つマンション住民が「良好な住環境を壊すもの」として反対の要望書を9月22日区長に提出。これを知った地元区議の働きかけで月島地域の連合町会長が連名で促進の要望書を区長に提出した。 この件については区議会決算委員会でも別掲のように論議されている。 双方の要望書の主な内容は次のとおり。 反対の要望書 私たち住民(月島4-15~21)にとって「朝潮運河と月島川に阻(はば)まれた行き止まり街路」は、静かで快適な環境であり、その解消は望んでいません。また、「地域間の回遊性」は、すでに朝潮橋・晴月橋・月島橋があり確保されています。特に、「安全性」に関しては、橋の整備により、四六時中不特定の多くの人々が行き交うことで、静かな環境がこわされるだけでなく、安全上・防犯上でも問題が発生しかねず、確保にはなりません。 さらに、「歩行者交通の混雑緩和」とありますが、歩行者の多くは地下鉄大江戸線勝どき駅と晴海方向とを往来する方々です。仮に月島川に橋があっても遠回りとなり、混雑の緩和になるかどうかは疑問です。 この朝潮運河歩行者専用橋の整備は、住民の安全・安心な生活をこわしてしまいます。したがって、私たちは、この事業に多額の税金を費やすことを望みません。 促進の要望書 現在の勝どき駅の混雑は、極めて深刻な状況にあり、今後さらに駅周辺地域の開発に伴う乗降客の増大により、駅の混雑に一層の拍車がかかることは必至であります。そこで、地域としても機会あるごと、早期改善を要請してまいりました。 これを受け、中央区では、本年7月23日、区長名の文書で「東京都交通局長」及び「東京オリンピック・パラリンピック招致本部長」に対し、勝どき駅の早期改良を要請されたと聞き及んでおり地域としても一日も早く改良がすすむことを期待しております。 さらに、中央区では、勝どき駅から晴海に至る混雑緩和など歩行環境の改善を目的に、朝潮運河において歩行者専用橋の建設を計画されているとお聞きしております。 地域にとって本計画は駅と地域を結ぶ一連の歩行環境の改善に有効であるばかりでなく、行き止まり道路の解消による災害時の避難確保、地域の回遊性の向上、耐震護岸強化、住環境整備など、月島地域全体のまちづくりの推進に大きく寄与するものと期待します。 まちづくりを担う月島地域一同として、「朝潮運河歩行者専用橋」の早期建設を強く要望いたします。 ******掲載終わり****** |
冷凍マグロ卸売場の一角に設けられた見学エリアに集まる観光客ら。外国人の姿が目立つ=4月、東京都中央区の築地市場
外国人観光客らに人気の東京都の魚河岸・築地市場で15日から、マグロの競りの見学ができなくなる。年末年始で市場関係者の出入りが激しくなることに加え、見学者のマナーの悪さから、業務に支障が出る恐れがあるためだ。当面、来年1月17日までの予定だが、それ以降、再開するかどうかは未定だ。
築地市場の冷凍マグロの競り場は正門から入って一番奥にある。競りは、市場の開いている早朝5時半ごろから始まる。約2千本のマグロが並び、卸売業者の声が飛び交い、競り落としていく風景は、観光客にも人気のスポットの一つだった。
築地市場を運営する都によると、立ち入りを禁じるのは、見学者エリアが設けられていたマグロの競り場を含む卸売場全体。仲卸業者の売り場や、飲食店などが集まる「魚がし横丁」は対象外になっている。
都は10月までに147カ国の在日大使館や、主な旅行業者に、見学禁止の措置を通知。制限期間中は、都職員が毎日交代で巡回し、臨時のガードマンを増やす予定だ。
市場見学の外国人はここ2、3年急増し、1日500人訪れる日もあった。しかし、競りの最中にカメラのフラッシュをたき、進行に支障が出たり、魚を手で触ったりとマナー違反が絶えなかった。マグロに抱きついて記念撮影をする人もいた。場内を走るフォークリフトとの接触事故も起きていた。
都は4月、それまで制限のなかった卸売場への立ち入りを原則禁止にした。代わりに冷凍マグロの競り場に50平方メートルほどのロープで仕切ったエリアをつくり、午前5時から6時15分までに限って競りを見られるようにした。5カ国語で注意事項を書いたパンフレットも用意したが、それでも、森本博行・築地市場長によると、「ベビーカーを押して入場するなどマナー違反はなくならなかった」という。
最近の円高の影響もあり、外国人見学者は減っているものの、年末年始の繁忙期の見学を全面禁止にすることで市場関係者の考えが一致。森本市場長は「不特定多数の人が出入りすれば、食品衛生上の問題もある。できれば入ってきてほしくない」と話した。
ただ、年明けからの対応は未定で、業者の中には、「せっかく遠くから来たんだから、業務に支障がないならいいんじゃないか」という声もあるという。(根本理香)
***以上、転載終わり****
朝潮運河に歩行者専用橋の架橋が計画されています。問題の多い計画ゆえ、各種委員会で私も何度も、取り上げてまいりました。
町会・自治会をはじめ、周辺住民の皆様のご意見をお伺いしながら、計画の方向性を考えて行きたいと思っています。
歩行者専用橋の是非を考える参考にするために、私自身が、議会・委員会で、実際に取り上げてきた経過を整理します。
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築地市場等街づくり対策特別委員会(2月19日)<議事録より、該当場所のみ抜粋>
○小坂:引き続き、このたび出されました予算案に関して、1つお伺いさせていただきたい点がございます。
晴海トリトンスクエアに通じる橋を、もう1本かけるという計画がございますけれども、この橋をかけることによって現状の歩行者数の何%をピーク時に減らすことができるのかどうか、それを1点教えていただければと思います。
○越地土木部長:朝潮運河に架橋を予定しております人道橋の新設についてのお尋ねでございます。
今年度いろいろと交通量の調査を行いまして、やはり今の晴海通りの歩道の幅員では朝晩の交通量をなかなかさばき切れないという結果が出ております。したがいまして、来年度に橋梁の基本計画の詰めまで行って、どういう規模のどういう形の橋が望ましいか、また護岸等の調査もあわせて行って、構造の検討もやっていこうという考えでございます。
以上でございます。
予算特別委員会(3月17日)<議事録より>
○小坂:時間も刻一刻と迫ってまいりましたので、まちづくりの課題に関しては、要望を述べさせていただく形で終えさせていただきたいと思います。
まず、1点目は、朝潮運河の歩行者専用橋の新設の件ですけれども、これはぜひ現状における歩行量と、その橋ができたときに本当に歩行量が減って混雑が緩和できるのかどうか、そのあたりの十分な分析をした後に、この設計に入っていただければと思います。
環境建設委員会(6月8日)ー12/10段階で議事録アップなしー
③新しい橋をかけることについて
環境建設委員会(9月10日)ー12/10段階で議事録アップなしー
歩行者専用橋を架けるにあたり、周辺住民から反対の声がでていることについて
環境建設委員会(11月7日)ー12/10段階で議事録アップなしー
④朝潮運河の護岸整備
歩道橋架橋と一体的に整備する方針か。
第4回定例会本会議一般質問(11月25日)ー一般質問原稿より該当箇所のみ抜粋ー
六つ目のテーマは、区民の手による、区民のためのまちづくりについてお伺いいたします。まず、「まちづくり協議会」の改革に関してです。住民の声を十分に反映し、住民の合意形成の下、街づくりを行っていくためには、「まちづくり協議会」が十分機能する必要があります。
しかし、残念ながら、11月17日開催された「勝どき・豊海地区のまちづくり協議会」の席上、町会代表の協議会委員から、「朝潮運河に新設する架橋について、周辺住民から反対の声が上がっているが、反対の声が多ければ中止も検討するのか」という問いに、「計画は進める」と区は回答しました。「それでは、話し合いではない、“まちづくり協議会”というのは、名ばかりであり、“まちづくり説明会”という命名に変えてほしい」という「まちづくり協議会」に対する厳しい指摘が出されました。
昭和62年(1987年)10月に施行された「東京都中央区まちづくり協議会設置要綱」によると「まちづくり協議会」を「地域のまちづくりについて、区と当該地域の住民とが協議を行うための組織とし、地域の整備構想や地域内の整備計画の調整に関することを協議する」と定めています。
自分達のまちなのに「何も伝わってこない」「何も言えない」「まちがどうなっていくか見えない」などの住民の不安・不満を真摯に受け止め、住民の意志を反映したまちづくりを実現するために、まちづくり協議会を、真に民主的な運営のもと、協議がなされる場とすることが求められています。
以下五点のまちづくり協議会の改革に向けた取組みの必要性についてお伺いします。
環境建設委員会(12月4日)ー12/10段階で議事録アップなしー
Ⅱ朝潮運河上に新しくできる歩行者専用橋
①この計画は、決定か?周辺住民から反対の声が多くあがっているが、廃止もありうるのか?決定というのであれば、その根拠は?
②橋ができることで、晴海通りの通勤時間帯の歩行者が緩和されるというが、モデルを用いたシミュレーションをして、歩行者が歩行者専用橋を渡り、歩行者が緩和されることを確認する計画はあるのか、シミュレーションはしないのか?
先日、お伝えいたしました月島西仲通り商店街、通称もんじゃ商店街の一方の出入り口である四番街の角の一角の「取り壊し工事の件」のその後のご報告です。
地元の皆様のご努力、区当局の対応のお陰様をもちまして、取り壊しは一時中止となったということでした。
そのままでは、いけないことも分かりますが、更地となり、駐車場と化すのは、商店街の連続性が途切れ、商店街の繁栄にも関る一大事になるところでした。
今後、いかに活用していくべきか。街並みが守られ、かつ商店街の発展に寄与するよい形が生まれればと、期待しています。
【参考】
前回レポート:月島西仲通り商店街の顔(2008-12-01 08:52:30)
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/80b969680c13c12f62b3fd768d6f727b
前々回レポート:西仲商店街の非常事態、4番街店舗の取り壊し(2008-11-18 11:04:47)
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/b8e01283c60b37cfdd3d0684748c27b4
12/7 愛知県医師会を会場として、第15回東海外来小児科学研究会が開催され、ワークショップに参加してまいりました。
****参加したワークショップの内容*****
ワークショップ3 「あなたは学校医活動をどのようにしていますか?」
―もっと学校へ行ってみませんか―
リーダー 蜂谷 明子(岐阜)
学校保健法中『学校医の在り方』では、「学校医には学校保健法に則った職務を遂行する義務があり、そのため必須の基礎知識の習得が求められる」とあります。 昭和33年に制定された学校保健法から50年が経ちました。
子どもの学校生活を取り巻く環境は変化し、学校保健法、学校教育法共に改定されようとしており、改定では子どもの「安全・安心」に関して強く謳われています。
今後、私達は学校医としてどのように取り組んで行くか、小児科医としてどのように子ども達を支えて行くか考えて行きたいと思います。
たくさんの学校医活動の中から今回は3つのテーマに絞って考えて行こうと思います。 (1)健康診断について (2)健康教育・健康相談について (3)学校保健委員会(学校安全委員会)について
昨年大阪府で健診時に脊椎側弯症を見逃したとして学校医も提訴された事件がありました。
発達障害児もひとりひとり個性が違いそれぞれの対応について相談される事も増えてきました。
『心臓疾患、腎臓疾患学校生活管理票』に続き、本年度(財)日本学校保健会から文科省学校健康教育課監修のもと、『アレルギー疾患学校生活管理票』が示されました。続いて「(R)エピペンの教職員による接種は医師法違反にならない」という示唆が出されました。
このような現状の中、私達はどのような認識を持ち、活動して行くか一緒に考えて行きたいと思います。
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学校医活動のあり方について、多くの学ぶべき点がありました。
<学んだ点>
学校保健法が、学校保健安全法になり、学校医の取り組むべき課題が多くなりました。(学校安全、健康教育、衛生基準、健康相談など。)
定期健康診断では、“命の授業”として、担任との連携の下、健康診断の必要性を事前に生徒に説明して行います。生徒達は、なぜ、その診察が大事なのかを理解した上で、当日の健診を受けます。健診当日は、子ども達のプライバシーへの配慮は十分に行います。
学校保健会の充実も、単に「協議」の場とするだけでなく、ICT機器も使用しながら、「健康教育」の場として活用していく必要があります。
麻しんをゼロにすることを目指し、予防接種もMR3期、4期が始まりましたが、接種率は、依然として高くありません。養護教諭と連携して、接種率の現況を把握し、場合によっては、集団接種の手法もとり、接種率の向上を目指すことも検討するべきでしょう。
性教育では、産婦人科医と連携して行うべきですが、産婦人科医が忙しく時間を割けないこともあり、地域の助産師と連携して行うことも可能でしょう。
学校医が足しげく、学校に通うことで、真の連携ができ、児童のひとりひとりにあわせた健康指導を行うことが出来ます。特別な支援を必要とする子の支援のあり方も、学校医が教師と共に考えることで、周りの子も含めた総合的な環境整備に寄与することができると考えます。
<学んだ点の箇条書き>
Ⅰ学校保健法から学校保健安全法へ
①「健康相談」が、「健康診断」から独立
②「学校安全」の項の新設
③保健、安全、食育を含めた健康教育の一層の充実
④「学校環境衛生基準」の大幅改定
Ⅱ定期健康診断の位置づけ
①定期健康診断は、“命の授業”
②診察中のポイント
*足を揃えてまっすぐ立てるか?いいフォームで歩くか
*視線が合う?表情は?
*爪カミ、手掌多汗症、チック、頻脈、垢
*外反拇指、浮き足
③どのような診察をし、それがなぜ大事なのかをいう。
④プライバシーには十分配慮して行う。
⑤個室の部屋、介助人などに配慮
⑥診断名も、周囲には聞こえないように、判子で記入
Ⅲ学校医活動
年三回の学校保健会
その他、担任要請による授業見学(主に発達障害児の普通教室での姿を見る。そのときに、通常児の様子も見る)
ⅣMRワクチンの接種勧奨
①厚生労働大臣名の告示
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/071218a.pdf
②「学校における麻しん対策ガイドライン」
http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/guideline/school_200805.pdf
上記が特に大事
③学校の接種率の把握
④集団接種も可能、ただし学校は教育委員会、予防接種は、福祉保健部という管轄の違いがある。
⑤接種の証明書発行の学校もある
Ⅴ学校保健会
①5,6年生が1,2年生に保健に関する劇をし、学校医が講評するということをするプログラムもあり
②校内テレビを用い、全校一斉に授業する方法もある
③保健の方針の協議の場とするか、教育の場とするか
④構成員はどうするか。生徒も入れるのか、
Ⅵ性教育
①中学生の性教育 産婦人科の先生の出番、しかし、診療で忙しい
②静岡県では、助産師が行うケースがある。電話番号も教え、「何かあったら、名前を言わなくてもいいから、電話して」と指導することもある。
③ティーンエイジャーが読む雑誌を先生・学校医で調査し、性描写の現状を把握する
Ⅶ学校医の範囲
①児童の健診
②教師の健診で 特定健診の指導は、管轄外
以上、