「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

朝潮運河 歩行者専用橋 検討委員会 第一回会合

2009-10-24 09:12:58 | 街づくり
 朝潮運河 歩行者専用橋 検討委員会の第一回会合が、来週の10月28日水曜日開催されるといいます。
 公開で、傍聴可能です。

 場所、時間の詳細がわかれば、再度お知らせします。

 環境建設委員会での説明では、原点より、すなわち、そもそもの架橋の「必要性の有無」に立ち返って議論するということでした。
 
 十分議論していただきたいと考えます。

 開かれた行政のあり方と、市民力が試されています。
 私も、検討会の行方を見守りたいと思います。

 
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日本橋を生き抜く子猫さん。

2009-10-23 10:34:59 | 仲間・先生
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10/23開催 ノーマライゼーションを目指すネットワーク 「わ」ネット

2009-10-22 23:00:00 | 医療
あすなろの木のブログからの転載です。

「わ」ネットの輪。徐々に広がっていけばと、思います。
それぞれにできることがあります。
そのできることが、合わさることで、もっと可能性が広がっていくと思います。
大きく広がっていくことを期待しています。


****以下、あすなろの木ブログより*****

【お知らせ】

 今週10月23日(金)PM1:00-3:00、内部障がい者の菊地さんに、健康について語る講演をして頂く事になりました。そして、この日は、菊地さん本人の語りだけでなく、参加者同士のディスカッション、日頃、なかなか気にかけない『健康』ですが、一度、皆さんで考えてみませんか。

 また、夜6:30ー8:30は、障がい者を支援するネットワーク団体第3回「わ」ネットの会を行います。「わ」ネットとは、個々の団体、個人の紹介・活動をインターネットを利用しながら介してのネットワークをつくり、団体,個人を問わず障がい者、健常者の枠を越えて障がい者支援団体群を通じ障がい者を支援する、そして、参加する『みんな』が主役の集合体をつくろうと考えています。御参加お待ちしております。

日時:10月23日(金)PM1:00-3:00

場所:あすなろの木

語り手:菊地 ふみお

一部:自分(生き方)と健康を語ろう

二部:新型インフルエンザ

参加費:無料



日時:10月23日(金)PM6:30-8:30

第3回 障がい者支援団体「わ」ねっと説明会

場所:あすなろの木


以上。
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山口市 「夢のみずうみ村」

2009-10-21 11:27:17 | 医療
 「財界九州」(2009年10月号)という月刊誌で見つけた記事。

 山口市に「夢のみずうみ村」という通所介護施設があるらしい。

 利用者の三つの夢をかなえるお手伝いをするというのが、基本方針。

一、生きがい人生をおくりたい夢

一、健康で元気に暮らしたい夢

一、いつまでも自分らしくありたい夢


 ここでは、いくつもの特徴的なサービスがあり、それが面白い。

*血圧、体温など自分の体調は、自分でチェックして職員に報告。自己管理の取り組み。

*施設内通貨「ユーメ」をもつ。
 その稼ぎ方が、いろいろ。
 花札、ルーレット、パチンコ、マージャン、ダーツ、輪投げなどを通じての「カジノ」で稼ぐ。
 カジノがいやな人は、教室で得意なことを教える、食器の後片付けやタオルたたみなどで稼ぐ。

*リハビリメニューは自分で選ぶ
 1陶芸、園芸、木工、料理、カラオケ、パソコン、散歩など100種類近いメニューから好きなものを選ぶ

*バリアフリーではなく、あえてバリアーをつくる
作業療法士の言。「足が不自由でも、一歩踏み出すごとに寄りかかれる壁や家具があれば、たいていは自由移動できる。リハビリとは、日常生活を楽に安定して行う方法を身につけること。ここでの生活はすべてがリハビリ」

などなど。

 自分の意志を大切し、自立につなげる方向性に、学ぶ点が多くあると思っています。
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環境モデル都市 北九州市

2009-10-21 07:25:15 | 地球環境問題
 北九州市人口総数98万4154人(平成21年3月1日現在)、面積487.88平方㎞、予算規模5172億円。

 明治34年(1901年)の官営八幡製鐵所から始まり、工業地帯として急成長。一方で、大気汚染、水質汚濁の公害問題が1950年代深刻化。
 1960年代戸畑の中原婦人会が公害反対運動を契機に、公害を克服し、平成20年(2008年)第一次の選考で「環境モデル都市」(2009年現在合計13都市)に選ばれる。

 現在、北九州「環境モデル都市」アクションプランをもち、基準年2005年CO2排出量1560トンとして、2030年削減目標30%、2050年削減目標50%(アジア地域の協力で150%)を掲げ、果敢に取り組む。

 
 一番の注目すべきところは、公害対策で終わらせるのではなく、環境への取り組みを「地域ブランド」として高めたところ。
 いまや、そのノウハウを、環境国際協力を行うまでになっている。


Ⅰ低炭素社会を実現するストック型都市への転換
*水素パイプライン、水素ハイウェイ
*工場での熱産生から電気を供給
*カーシェアリング、サイクルシェアリング
*超長期先導的モデル事業(八幡高見地区)鉄筋コンクリート造4階。


Ⅱ低炭素社会づくりを通じての豊かな生活の創造
*住宅用太陽光発電等補助制度
*北九州版カーボンオフセット・エコポイントシステム
 「カンパスシール」(環境パスポートの略)
エコポイントシールを店が事務局から買い、例えばレジ袋不要な人にシールを住民にあげる。シールがあつまると住民は、シールを店で換金。換金したシールを店が事務局へもっていくと、換金。
 単なる大型商品を買って、ポイントを貯めるものとは異なる。
 市民の励みになる制度を努力して創設。
*菜の花プロジェクト
 菜の花を栽培し、その種から、油をとり、家庭で利用。その廃棄をバイオディーゼルで利用。
*まちの森 100万本植樹プロジェクト
 記念日に記念樹プレゼント事業など

Ⅲ低炭素化に貢献する産業クラスターの構築
*北九州エコタウン事業
*エネルギーの地産地消
*廃棄物発電、風力発電
*バイオ燃料の利用
*エコプレミアム
エコプロダクツを選定し、広報。
*エコアクション(EA)21認証・登録
ISO14001と類似。低価格、文書管理を細かくせず、日本国内のみの制度として中小事業者の環境経営への取り組み支援として導入

Ⅳ低炭素社会を学び学習・活動システムの整備
*環境学習施設のネットワーク
super CAT
*エコツアーガイドブック製作
*環境教育副読本の学校幼稚園配布
*北九州市環境首都検定
 テキストは千円弱。

Ⅴ低炭素社会作りのアジア地域への移転
*アジア低炭素化センター
来年4月オープン。空きオフィスを利用して設置。必要なのは人材。

以上、全てをかけたわけではなく、特に自分が魅かれたものをピックアップした。
 

 見て分かるように、総合的に取り組んでいる。

 多くの参考になる取り組みがあり、今後も注目していきたい。

 
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小学校視察

2009-10-20 08:59:56 | 教育
 10/19、改築問題が浮上している、三校を、地域の専門家の皆様ともども、改めて視察いたしました。

 この改築問題では、
「子ども達にとって、どのような学び舎で学ぶことが最もよいことか」を見出すことが最大の課題です。

 本日の視察に集まった専門家の皆様は、
 地元設計事務所の一級建築士、
 大学の都市計画専門の講師
 大学の主任研究員、研究協力員ら、
 私を入れて、6名となりました。


今後とも、専門家の皆様の分析も加えながら、
学校改築の問題に取り組んで行きたいと考えます。

①建築学など専門的観点からの問題提起

②地元の皆様と、勉強会などを通しての意見交換
現在、企画段階ですが、
11/12(木) 19:00~ 女性センター「ブーケ21」

③議会からも問題提起

などを考えています。



今回の学校改築の計画は、さまざまな問題点があると考えています。

①復興小学校という堅牢な建物を、解体ありきで進めている。

(現状を有効に活用しながら、あらたな教育需要にこたえていく考え方についての分析を加えていない。)

(「小学校改築計画策定調査報告書」 平成21年3月中央区教育委員会 の作成に、建築学の専門家は入っていない。)

②耐震性や耐久性のデータはいっさい、公開されていない。

③「中央区学校教育検討会報告書」平成18年2月 中央区学校教育検討会 
「教育の中央区学校づくり検討会報告書」(答申)平成20年3月 教育の中央区学校づくり検討会
「小学校改築計画策定調査報告書」 平成21年3月中央区教育委員会
のそれぞれの記述に矛盾がある。
 たとえば、「中央区学校教育検討会報告書」平成18年2月 中央区学校教育検討会 では、明正小学校、中央小学校、明石小学校は、児童数が減少する学校という分析を加えておきながら、「小学校改築計画策定調査報告書」 平成21年3月中央区教育委員会では、児童数が増加して、学級数が足りなくなるという分析になっている。

などなど。


 
 地域の皆様のこころのよりどころとなり、深く愛されている小学校、
 歴史と伝統、風格ある学び舎で学ぶことで、今、子ども達の情操が養われている小学校、
 そのあり方を、よく考えて行きたいと思います。
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アレルギーはなぜ起こるか 本日、講演会

2009-10-19 08:42:57 | 医療
 以下、講演会が開催されます。
 どなたでも、参加可能(無料)とのことです。
 
 もちろん、私も、参加です。楽しみにしています。
 

*第36回 感染・免疫懇話集談会 講演会***


アレルギーはなぜ起こるか

-ヒトを傷つける不快な免疫反応の理解のために-

国立成育医療センター研究所 免疫アレルギー研究部 部長

斎藤 博久先生

平成21年10月19日 月曜 午後8時~

会場 葛飾区医師会館 3階 講堂

東京都葛飾区立石5-15-12 電話 3691-8536

 アレルギー疾患患者数は増加を続け、約3割の国民が何らかの治療を必要としている。花粉症以外の多くのアレルギー疾患は3歳以前に発症するが、発症年齢はさらに低年齢化する傾向にある。
 血液中などにアレルゲン特異的IgE抗体が証明された場合、その個体はアトピーあるいはアレルギー体質を獲得したと判断される。
 ヨーロッパの農村地域で幼児期まで生育した場合、都市部と比較すると、その後のアレルゲン特異的IgE抗体保有率つまり、アレルギー体質獲得率は5分の1となる。 しかし、アレルギー体質を獲得した成人アレルギー疾患患者に対し免疫寛容を誘導すること、つまり、アレルゲン特異的IgE抗体を消失させることは非常に困難である。
 学童期以降に発症する花粉症などに比較し、乳児期早期に発症するアトピー性皮膚炎や食物アレルギーに関しては、より早い段階、つまり、母体を含めた胎児期の環境が重要であるであると想定されている。
 そして、ピーナッツアレルギーの発症予防にピーナッツの経口摂取制限は無効であり、むしろ発症リスクを高める可能性があることも最近報告されている。
 本講演では、これらの疫学的調査結果とともに、関連した免疫学の研究成果を紹介し、アレルギー疾患増加のメカニズムについて解説する。

感染・免疫懇話集談会/葛飾区医師会 

以上、
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新型インフルエンザ ワクチン 予防接種

2009-10-18 12:14:22 | 各論:新型インフルエンザに備える
 新型インフルエンザワクチン 予防接種の接種に関する情報が必要な方には、個別に対応する方針にしています。

 接種に関する情報が必要な方は、当院設置の用紙にご記入してください。

 正確な情報が入り次第、電話でご連絡させていただきます。

 2階待ち合いに、写真のようなボックスを設置いたしましたので、その中に、記入用紙をお入れください。

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10/19 明石小、中央小、明正小 専門家と視察いたします。

2009-10-17 13:14:54 | 教育
 10/19月曜日午後、明石小、中央小、明正小学校を地域の都市計画や建築の専門家の皆様と一緒に、視察いたします。

12:30~明石小

13:30~中央小

14:30~明正小

 改築の根拠となる『小学校改築計画策定調査報告書』は、それら専門家の分析が入ることなく作成されています。
 改めて、専門家の皆様の視点から、分析を加えさせていただきたいと考えます。

 子ども達にとって、どのような形での学校の更新がよいのかを見出して行きたいと考えます。

 万が一、視察にご協力くださる方がいらっしゃいましたら、ご連絡をお待ちします。
 メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp
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皆様、お疲れ様でございました。「中央区のまちづくりを考える勉強会」

2009-10-17 03:33:04 | 街づくり
 まちづくり協議会後、たくさんの方々が、あすなろの木に集まられました。
 30名ぐらいになりました。

 少しずつ異なりますが、皆様が地域で抱える課題について、情報交換をすることができました。
 問題の根源は、同じであることを感じました。

 まちづくり協議会自体が、紛糾し、終わったのが、午後8時過ぎ。
 あすなろの木で、始まったのが、8時半から、10時過ぎまで、全員での情報交換。
 その後、残れる方々が、残って、個別に相談。
 最後の最後まで、あすなろの木にとどまっていらっしゃった方が帰られたのが、午前1時。
 その後、場所をうつし、終わったのが、今でした。

 語っても語りつくせない、課題の多さです。
 
 遅くまで、皆様お疲れ様でございました。

 私自身、たくさんの生の声をお伺いすることができ、たいへん参考になりました。
 ありがとうございました。
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急きょ、中央区の街づくりを考える勉強会、本日開催!まちづくり協議会終了後

2009-10-16 06:56:54 | 街づくり
 昨夜というか、今日というか、ま夜中に、早稲田大学の建築学の先生につながりました。
 そして、急きょ、中央区のまちづくりを考える勉強会を、本日のまちづくり協議会終了後、あすなろの木で開催することになりました。
 その先生にも、まちづくり協議会の内容をごらんいただき、コメントをいただく予定です。
 

 まちづくりを考えるにあたりまして、たいへん専門的な知識が必要になってまいります。
 行政が提案してくる都市計画を理解することは、並大抵のことではできません。 そして、残念ながら、今日開催のまちづくり協議会に学識経験者が入っていない状況でもあります。
 皆様の素朴な疑問やご意見を、専門家を交え、意見交換したく考えます。

 今回のまちづくり協議会の重要なテーマのひとつは、「勝どき五丁目地区の都市計画」ですが、それに関わらず、さまざまなテーマで、意見交換できればと思います。
 まちは、地域の皆様と一緒につくっていくべきものです。そして、健康なまちを作らねばなりません。
 有意義な意見交換ができますことを期待いたしております。
 
 参加は、自由です。直接、あすなろの木(中央区月島3丁目30-4飯島ビル1F)へ、お越しください。


         記

「中央区のまちづくりを考える勉強会」

日にち:本日! 10月16日(金)

時間:まちづくり協議会(18時半から開催)終了後、会場である月島区民センターからあすなろの木へ移動して行います。

場所:みんなの子育て広場 あすなろの木
   中央区月島3-30-4飯島ビル1F
   電話03-5547-1191

対象:中央区のまちづくりにご関心のある皆様

参加費:無料

お申し込み:直接会場へ、お越しください。

以上、
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みんなの子育て広場 あすなろの木

2009-10-16 06:48:06 | 子育て・子育ち

  うしさんから、コメントをいただきました。

****コメント転載*****
こんばんは。
うしです。
先生に質問です。
昨日初めてあすなろの木にアクセスしていろいろ読ませて頂きました。
読んでいて、何かひかれるものがありました。
そこで、あすなろの木に行くには、どうすれば入る事が出来るのですか?
入れるのは乳児だけでしょうか?私の子供は少しハンディがあるのですが…。
教えて下さい。
****コメント終わり*****

 当院のとなりに、「みんなの子育て広場あすなろの木」という「子育て広場」があります。
 そこでは、地域の力で、子育て支援のさまざまな活動が生まれています。
 そのうちのひとつに放課後の小学生が自由に遊びに来る時間があります。(無料)小学生の元気な声が、放課後の時間、あすなろの木で、響いています。地域の方が、ボランティアで小学生と一緒に遊びに来られたりもします。当院スタッフも参加して、小学生と一緒に遊んでいます。他の行事が入ったり、見守るひとが手配できない場合、不定期で、お休みになることもございますので、その日、開いているかどうかは、あすなろの木03-5547-1191でご確認ください。
 なお、ハンディのある子の場合でも、特に制限はされておりません。もし、特別な配慮などの対応が必要な場合、地域のボランティアの皆様とご相談して、どうすればよいかを考えて行きたいと思います。ですので、大いにご利用ください。

 あすなろの木は、2005年5月5日に誕生しました。
 あすなろの木は、地域の皆様に支えられています。地域の皆様が、作り上げています。何か、アイデアがございましたら、ぜひ、素敵な企画を、あすなろの木で実現してください。
 あすなろの木のブログhttp://ameblo.jp/asunaro-kids/の著者は、私ではありませんが、答えられる範囲でお答えいたしました。
 あすなろの木さん、こんな感じで大丈夫?
 

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アジアのODA   日本の存在感、機敏対応で

2009-10-15 21:58:09 | 国政レベルでなすべきこと

 月に一度のペースで、ゼミを開いてくださっている早稲田大学国際政治学教授の坪井善明(つぼいよしはる)先生の論説が、10/15の朝日新聞 オピニオン私の視点に、掲載されていましたので、ご紹介させていただきます。
 坪井先生は、東アジア、特に対ベトナムに関しては、日本の第一人者であると存じ上げています。

 ついでに申しますと、坪井先生が著された『ヴェトナム 「豊かさ」への夜明け』(1994年第1刷)、『ヴェトナム新時代ー「豊かさ」への模索』(2008年第1刷)(両方とも岩波新書)は、ヴェトナム理解に欠かせない著書です。

 下線は、小坂による。

****朝日新聞(09/10/15)******
アジアのODA 日本の存在感、機敏対応で

早稲田大学国際政治学教授 坪井善明(つぼい よしはる)先生
(東南アジア政治社会史)

 10月1日、日本とベトナムとの経済連携協定(EPA)が発行した。岡田克也外相は、「新政権でも日越の協力関係はより積極的に進める」とあいさつした。カンボジア・ラオス・ベトナムのインドシナ3国の日本の新政権に対する期待は大きい。というのも、これらの国々では中国の存在感が急激に大きくなっていて、そのカウンターバランスの意味からも日本の存在感が増強することを強く希望しているからだ。
 カンボジアでは、日本の国際協力機構(JICA)が長い時間と精魂をかけて調査した七つの大型水力発電所建設計画のうち、六つを中国が残りの一つを韓国が建設することになった。ラオスの水力発電計画もほぼ中国が独占しようとしている。
 ラオスの首都ビエンチャンには今年初めて主催する東南アジア競技大会を開催するための競技場がなかったので、まず日本に支援要請があった。しかし、政府の途上国援助(ODA)予算が減額している中、日本政府はその申し出に応じなかった。仕方なくラオス政府は中国に会場建設を依頼した。07年、中国は会場付近の1650ヘクタールの土地の50年租借を条件に、その建設を受け入れた。
 ベトナム中部ではアルミニウムの材料となるボーキサイトがたくさん採れる。これに目をつけた中国が開発事業を申請した。ベトナム共産党のトップのノン・ドク・マイン書記長とグエン・タン・ズン首相のイニシアティブで中国のボーキサイト開発事業が許可された。これに伴い、中国企業が中国人労働者を連れてきて中国人街をつくってボーキサイトの発掘に着手した。これはベトナムの主権の侵害ではないかという異議がボー・グエン・ザップ元将軍などから出された。
 さらにボーキサイトの中国式開発は河川汚染の元凶になるという不安の声も上がった。だが、この事業は継続されている。特に、ベトナム側が憂慮しているのは、中国式開発は一次資源を中国に持って帰ってしまい、ベトナムの産業の発展を考慮しない姿勢だ。
 他方、日本式の援助の精神はインフラ整備にしても技術援助にしても、ベトナムの産業強化に資することを第一義として、現地でも好評だ。だが、現地で携わる日本人は歯がゆい思いをしている。といのも、ODAの従来の方式では現地の要請に対応できない仕組みになっているからだ。まず、決定までに時間がかかりすぎる。日本の土木事業を中心に考えられたやり方で、日本企業が受注することも多く、経費も途方もなくかかり、工期も長すぎる汚職の温床になることも指摘されている。要するに、機動性や応答性に欠けているのだ。これでは、中国の動きに太刀打ちできない。
 新政権には、日本の存在感を増すことも出来る、ODAを含めた新たな援助のシステム作りが強く期待されている。アジア重視とは、現地の要請に機敏に対応するシステムを構築することだ。

****以上*****

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10/16 勝どき・豊海地区まちづくり協議会 開催

2009-10-15 06:46:41 | 街づくり
 10/16 六時半から、月島区民センター1階で、まちづくり協議会が開催されます。

 区民の皆様に、まちづくり協議会の開催の案内は、もっともっと知らされねばならないのだけどと、いつも思っています。

 今回の重要テーマは、『勝どき五丁目地区の都市計画について』です。

 勝どき五丁目の現状「第一種住居地域」で、かつその約8割5分が公有地である場所(区立公園も存在)に、高さ176m、約1300戸の超高層住宅が建設される計画です。計画容積率は全体で約890%で、超高層住宅の部分(B-1街区)を算出すると容積率約1080%です。
 都市計画として、
 ①地区の計画条件:「再開発等促進区」という地区計画を定めます。
 ②再開発の輪郭:「第一種市街地再開発事業」を行うことを定めます。
 

 私は、地域のインフラ整備を十分にすることを怠って、また、再開発を進めることになりそうで、たいへん問題であると考えています。

 今回の会自体の問題として、これは、決算特別委員会でも議論したのですが、この計画に重要な影響を受ける地域の自治会が、まちづくり協議会のメンバーには、現状入っていないということです。
 まちの声を聞くというのであれば、行政は最大限の努力をすべきであると願っています。
 先日の決算特別委員会 「土木建築費の款」では、そのあたりの配慮をする答弁をいただいたと私は認識しています。
 
 中央区を信じたいと思います。
 
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11/1 まるごとミュージアム

2009-10-14 23:00:00 | NPO・地域力
 11/1に第二回目となる「中央区まるごとミュージアム」が開催されます。

 今回は、シンポジウムも10/14にもたれました。
 中央区には、文化プロデュースチームがあり、文化振興のあり方を論議しています。
 その中から、生まれた企画ではありますが、その文化プロデュースチームの考え方を知るひとつの機会になったと思います。
(来年はぜひ、中央区ケーブルテレビや中央FMで、このシンポジウムの模様を放送していただけないかな?もっと、区民に伝わるはず。)

 シンポジウムは、大いに盛り上がっていました。
 参加団体16の11/1にかける思いを、3分間程度で述べる機会も設けられました。
 その思いが、伝わってきました。なんといっても、16のコメントを約一時間にわたって聞くわけですが、それぞれに個性的なプレゼンであったため、全然飽きることなく聞くことができました。

 「まるごとミュージアム」で、私が一番望むことは、区民誰もが、「お客さん」として楽しむだけでなく、「出展者」となれる場をつくることです。
 前回も、今回も、まだまだ、区民は、「お客さんとしての参加者」であると感じます。
 「お客さんとしての参加者」であっても、その一日で「中央区のよさを見出すこと」ができるのであれば、この企画の意味はあるのだと思いますが、もっと、“主体的”にかかわれる場となっていけばよいと思っています。

 すなわち、16のプレゼンがなされた企画などは、いわば、「プロ」の部とすると、区民が、自分たちの企画をつくり、自分たちの思いで、「まるごとミュージアム」に「出展」する、それを出す「アマチュア」の部もつくれないだろうかと思います。
 フリーマーケットに参加するようなのりで、ブースをもてないだろうかということです。
 

 また、中央区の文化振興がどのように進んでいるか、また、進めていくべきか、区民と文化プロデュースチームとの意見交換ができる場ももつことができればよいと考えています。

 何度も何度も主張していますが、区民が、“まちづくり”に参加できる場があればよいという強い思いがあります。
 それと同じなのでしょう。
 区民が、“文化づくり”に参加できる場が、広がっていってほしいと思っています。
 ワークライフバランスの施策の方向性ともつながっているとも感じています。自分の解釈ですが、ハンナ・アレントがいう、人が持つ三つの活動、labor work activity (この三つのバランスがとれることが、私のワークライフバランスのゴールなのですが)でいう、workが文化活動という部類なのだと思います。

 
 蛇足ですが、中央区まるごとミュージアムと謳っていますが、その施策と逆の方向に中央区がうごいていないか、心配になります。
 中央区の大切な地域の宝物が、安易に壊されているように感じることが多々あります。
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