「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【築地 UP DATE53】豊洲6丁目 東京ガス工場跡地

2009-10-07 05:06:39 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
このブログに、豊洲住民様から、以下のコメントをいただきました。

****コメント引用*****
築地市場が豊洲にできるのは個人的には必要ないと思っております。(市場はタバコの吸殻や道路マナーが悪いので)
ただ、豊洲が土壌汚染の街的な発言はしないでいただきたい。
汚染データの一部分をだけを取り上げてあたかもその土地全てが汚染されているみたいな書き込みや思いはやめていただきたいと思います。

****引用終わり*****

 貴重なご意見ありがとうございます。

 築地市場移転問題を取り組む中で、同様の趣旨のご意見を、このブログ上や、地元議員の皆様からもいただいております。

 築地市場移転候補地となっている「豊洲6丁目東京ガス工場跡地」の場は、専門家会議の検討結果資料などから判断して、日本最大級の土壌汚染地であると私は認識しております。

 ただ、それ以外の豊洲の土地のことは、申し上げてございませんが、「豊洲」という表現を用いた場合、全体とうけとられてしまう可能性もあり、「豊洲6丁目東京ガス工場跡地」など極力限定して述べる努力をしておりますところです。

 なかなか、都民に対し、東京都は、「豊洲6丁目東京ガス工場跡地」の土壌汚染の現状や土壌汚染対策(実行可能性を含め)を説明して来ていません。
 今お知らせしております「コアサンプル廃棄差止め訴訟」という法廷の場を借りて、真実を明らかにして行ければよいと思います。(何度も何度も、東京都に、中央区民をはじめ都民への説明を求めても、時間を費やすばかりで、まったく説明の場が開かれることはなく、法廷の場を選択せざるをえませんでした。)

 真実を明らかにした上で、「豊洲6丁目東京ガス工場跡地」の今後の有効活用の方向性も見出せればなおよいと思っています。

 日本には、同様な土壌汚染の工場跡地が、無数にあります。これら土地の今後の利用のあり方を見出すことは、国政の重要なテーマのひとつであると考えます。
 もし、日本最大級の土壌汚染地へ、病院・学校・公園などとともに、生鮮食料品を扱うがゆえにもっとも安心安全な土地に建設せねばならない市場を移転させることを許してしまえば、土壌汚染地の安易な開発を許してしまう引き金を引いてしまうかもしれません。築地市場移転問題は、日本の土壌汚染された土地利用のあり方に通じており、その点でも、重要な問題であると思い、取り組んでいます。

 ご意見ありがとうございました。
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【築地 UP DATE52】いよいよ、本日10/7です。第1回口頭弁論期日

2009-10-07 04:45:49 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 いよいよ、本日10/7、第一回口頭弁論期日です。

 法廷の場で、築地市場移転問題の“真実”が、明らかにされることを期待しています。


***プレスリリース案内より*****
豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄処分の差し止めを求める訴訟

第1回口頭弁論期日のお知らせ

1 概要
 築地市場の移転候補地である豊洲の土壌汚染状況の調査に必要不可欠なボーリング調査の結果採取された土壌コアサンプルを東京都が廃棄しようとしていることが,確認されました。
 万が一,豊洲の土壌コアサンプルが廃棄された場合,豊洲の土壌汚染の実態調査につき検証することが不可能となり,ひいては,適切な汚染土壌の除去対策の内容も定めることができません。
 そこで,『市場を考える会』の皆様の呼びかけにより,近日,コアサンプル廃棄処分の人格権に基づく差し止めを求める訴訟(被告 東京都)を東京地方裁判所に提起しました。
 豊洲の汚染土壌のコアサンプルが廃棄されてしまっては,東京都による土壌汚染対策を含め,築地市場の豊洲移転政策の当否について,専門家による検証の道が完全に閉ざされてしまいます。
 今回の,コアサンプル廃棄の差し止めを求める訴訟提起の意義は,築地市場の豊洲への移転政策の可否そのものを問うものでもあります。
 現在,9月24日朝、東京の築地市場などを視察した赤松農林水産大臣は、豊洲地区への移転について、安全について納得できなければ認可しないという考えを改めて示しています。

 赤松農林水産大臣:「安全が確認できなければ、これは前の石破大臣もそうですけれども、また、私自身が納得できなければ絶対にサインはしませんから」
 
 築地市場は東京都が運営していますが、移転については農水大臣の認可が必要です。移転をめぐっては、民主党が都議会で「強引な移転は反対」と主張しています。これに対して、東京都側は、汚染土壌を取り除いたうえで2014年に移転させる計画です。
 こういった政治情勢の中,来る2009年10月7日(水)午前10時~東京地方裁判所415号法廷にて,第1回口頭弁論期日が開催されます。
 第1回口頭弁論期日終了後は,直ちに,弁護士会館5階に場所を移して,原告団による集会を開催しますので,記者の皆様にも奮ってご参加いただければ幸甚です。


2 連絡先
■豊洲コアサンプル廃棄差し止め請求訴訟 弁護団事務局長 弁護士 大城聡
東京千代田法律事務所 

■市場を考える会
代表 山崎治雄〈(株)山治(やまはる)代表取締役 〉
市場を考える会事務局
 

3 市場を考える会について
『市場を考える会』は,「食の安心・安全=将来市場を担う子や孫達のために」をスローガンに築地の未来を考え、移転予定地である豊洲の土壌汚染問題や築地の再開発について真剣に考え、移転の反対活動をしています。
■ホームページアドレス http://blog.livedoor.jp/tsukiji_ichiba09/

以上、
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