「ノーマライゼーションが言われて、30年」といいます。
なにが前進したのでしょうか。
小さな前進はいくつもあったと思います。
ただ、もっと、もっと、前進させねばなりません。
中央区にとっては、「地域自立支援協議会」が、ひとつの推進の役目を果たす重要な機関です。
昨日9/30は、第6回地域自立支援協議会の会合が開催されました。
障がいのある方の当事者も入って、部会をつくり、施策のあるべき方向性をまとめた報告書に対しての、区の考え方を示す重要な会議となりました。
傍聴者は、私ひとりでした。
会議では、保健部長から、地域自立支援協議会会長に、『「中央区自立支援協議会報告」に対する回答』という書面が、手渡されました。
忘れてならないことは、会長もおっしゃっていましたが、回答が出たから、終わりではないということです。
「さらにどうしたらよいか」これから、考えていかねばなりません。
『「中央区自立支援協議会報告」に対する回答』は、なんらかの形で、今後、この場でもお伝えしたいと思います。
また、区のホームページなども利用して、すべての区民が知ることができるように、工夫していくよう、区と協議していきたいと思います。
昨日の会議で、その回答をうけて、委員とのやりとりの趣旨を書きます。
特に重要な箇所に、下線をひきます。
①手話通訳の区役所内配置について
区の回答:限られた時間であるが、一定の時間に区役所に訪れると、必ず手話通訳の方がいるという時間をつくる。
②精神に障がいのある方の現況調査の人員について
区の回答:人員を確保し、調査をする。
③月島3丁目の障がい者グループホームの入所対象者について
区の回答:10室中、7室7名定員。知的障がいを対象とする。世話人は住み込みとなる。
④自立支援法が変わることによる地域移行の影響について
議論:
)地域移行の方向性は続くであろう。利用者の負担の見直しはあるかもしれない。
)全国一律の地域移行はできないであろう。
⑤重度の障がいのある方の就労支援について
議論:働けないのに利用料が出て行く現況がある。
⑥チャレンジ雇用について
議論:有効である。
⑦三障がい一緒の身近な相談体制の整備について
議論:
)相談体制のネットワークが必要
)24時間の電話対応など、とくに精神障がいの方には必要性がある。
⑧労働スクウェア跡地をはじめ三障がい一緒になった支援施設の開設について
議論:
)労働スクウェア跡地は、国や都も使いたい希望がでている。図書館の希望もある。
)労働スクウェア跡地開発にともない、その場所に移設されたことにより、空いた建物内でもよいので、支援施設をつくるという発想はできないか。
⑨今回の「報告書」と「その報告書への回答」の区民への周知について
議論:
区のホームページ、
冊子をつくる
保健福祉祭り
ヘルパーがとどける
などの手法の議論。
⑩今後の協議会運営について
回答:今後二年間の体制整備も行う。新しい委員の選任もあり、次の開催時期は、ここではいえない。
⑪地域と家庭と障がいのある方のトライアングルの中での支援について
議論:
トライアングルが重要
⑫自立支援協議会運営マニュアルについて
議論:
たいへん参考になる
などなど。