「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

『沈まぬ太陽』と変わらぬ政治

2009-11-22 10:42:28 | 社会問題
 ようやく、見ることができた映画『沈まぬ太陽』

 520名の尊い人命を奪った日本航空ジャンボ機墜落事故をモチーフにした映画です。
 政治の闇が描かれ、たいへん考えさせられる映画でした。
 もうすぐ終了になると思いますが、是非とも、ご覧いただくことをお勧めいたします。
 なにを隠そう私も、とある議員から勧められて、この映画の存在を知りました。

 この社会には、沈まぬ太陽と変わらぬ政治が存在してきました。
 国を守るために、社会は存在して来ました。
 国をなんのために守るのか、そこには、守るべき国民があったから。
 それが、いつの間にか形骸化して、国を守るために国を守るようになってしまっていました。
 企業も、そうだったのかもしれません。
 だから、安全がおろそかになり、あの大惨事が、生まれました。

 自分は、飛行機に乗るとき、落ちるかもしれない恐怖をいつも抱いています。
 より安全な飛行機を選ぶようにして、乗っています。

 
 映画では、さまざまな「誤った政治手法」が描かれていました。


 ひとつは、“分断”させること。

 その組織の力をそぐ有効な手法は、分断させることです。
 皆さん、絶対に分断されてはなりません!
 築地市場移転問題でも、その手法が用いられてきているのだと感じています。
 ただ、そのような手法に惑わされずに、がんばられている皆様がいるからこそ、この移転の問題を、東京都民の皆様は、しっかりの認識され、世論の結果として、移転はすべきでないということを考えることが大多数を占めているのだと思います。
 


 二つ目は、マスコミと政治の癒着。

 情報をマスコミに作らせ、もしくは、作り上げた情報をマスコミに大々的に流させることです。
 真実からはかけ離れた内容であっても、情報は作られ流されます。いったん流されるとそれが、あたかも真実かのように、多くの人は信じることになります。そして、誤った政策決定へと導かれてしまいます。

 幸いにも、築地市場移転問題では、私が知るマスコミ関係の皆さんは、真のジャーナリストでいらっしゃいます。


 三つ目は、政治家が誤った力学で動いていること

 私のお付き合いしている政治家には、そういう方はおられませんが、映画では、政治家は、その政策の必要性がゆえに動くのではなく、また、人と人の信頼の上で動くのでもなく、まったく別の力学で動いていました。
 たいへん残念でした。
 今の政治に、同じようなことが起こっていないことを祈ります。


 扱うテーマは非常に重く、複雑怪奇に組み合わされた社会問題を解決させることの難しさをリアルに描いていましたが、一途の希望を与えてくださっていました。見終わったあとに、絶望のふちに立たされているのだけれども、でも、敢えて進む勇気を与えてくださっていました。
 数はもしかして、少ないかもしれないけれど、思いを持つ人が必ず存在していることをきちんと映画は描いてくださっていたからです。


 無念の死を遂げざるを得なかった皆様のご冥福を深くお祈り申し上げます。
 幸せが不条理に壊されてしまった、残されたご家族の皆様が抱く筆舌しがたい心の痛みには、おかけする言葉がございません。
 ただ、亡くなられた皆様の死が無駄にならぬように、絶対に同じ過ちを繰り返さない、それを胸に誓い、行動していくことがあるのみです。

 National Flag Carrier の復活を、期待いたしております。
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第一回 中央区 新型インフルエンザ 小児無料集団予防接種 開催!!

2009-11-21 09:31:28 | 各論:新型インフルエンザに備える
 中央区医師会と中央区保健所が協力して、新型インフルエンザ 集団予防接種が実現されます!!

 取り急ぎ、お知らせいたします。

 必ず、ご予約の上、お出かけください。

 私も、第一回実施日は、先約の重要な会合のため参加できませんが、第二回実施日は、接種医として、もちろんご協力させていただきます。

 なお、中央区の迅速な対応に、心より感謝申し上げます。



 当院では、新型インフルエンザ予防接種希望者が、とうとう1000家族を超え、本日現在接種待機者が1103家族に上っています。
 本日の午後もですが、土曜日午後や日曜日に、新型インフルエンザ予防接種特別枠を設け、順次電話連絡し、接種をしている状況です。
 しかし、まったくワクチン供給が足りていません!!!
 電話連絡の行かない皆様、どうか、しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
 あわせて、当院での電話連絡を待ちつつ、集団接種の機会を用いるなどして、ご自身でも接種医を探されることもお勧めいたします。

 
      記

日時:平成21年11月23日(月) 午前9時半~13時

場所:中央区保健所 1階    

接種対象者:かかりつけ医が最優先と判断した1歳~就学前の幼児(区民)

申込方法:中央区医師会にお電話ください。(11/21 午前中まで)
     03-3531-1048  
   * 今回の集団接種には、事前の予約が必須です。
    ただ、その枠も残りわずかとのことでした。

主催:中央区医師会  
協力:中央区保健所     


以上。


 12月には、もう少し大規模に開催されます。
 詳細がわかり次第、お伝えいたします。

現段階でわかる範囲での計画は、
<第二回新型インフルエンザ 小児無料集団予防接種(予定)>
日時:平成21年12月13日(日) 
午前10~12時・午後2~4時
場所:中央区保健所 1階    
接種対象者:かかりつけ医が優先と判断した1歳~小学校低学年の小児(区民)
申込方法:未定  *現在、検討中です。
主催:中央区医師会  
協力:中央区保健所  

以上、
       
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中央区議会 友愛中央企画 池田武邦氏 講演会

2009-11-20 18:19:41 | 街づくり
 日本初の超高層 霞ヶ関ビルを設計した池田氏のご講演、たいへんすばらしいものでした。

 1924年生まれ、現在85歳。しかし、エネルギッシュかつ自身のご経験で悟られた叡智を私たちに教授くださいました。

 *文明と文化のバランスの必要性、それは、欲望と知足のバランスの必要性

 *文明は、自然が豊かなところに生じ、自然を食いつぶしやがて滅ぶ

 *日本文化の再評価と世界へ発信していくこと

 *鎮守の森と広場の違い。

 *精神的空間の欠落した開発

 *必要悪の近代化であった。

 *超高層は装置にすぎない

 *建築は、文化である。

 *コミュニティー、家族制度の崩壊


 上記、さまざまな命題が問題提起されました。

 人生を生き抜いたからこそ、悟られたその真理を伝えてくださいました。


 私たちは、学ばねばなりません。そして、行動しなければなりません。

 装置としての超高層をもつにしろ、それが、コミュニティ、人間そのものを壊すようなあり方であってはならない。

 そうさせない、ひとりひとりの行動が大切です。

 Cダブルニコルは、言うそうです。
 1.6%の変化で、自然現象が劇的に動くと。

 1.6%に勇気付けられました。


 写真をご覧ください。中央区だけではありませんが、多くの関心ある方々が大勢集まられた会となりました。
 これからも、考えて行きたいと思います。
 多くの皆様と意見交換をしていきたいと思います。
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第四回定例会 本会議 一般質問  質問通告提出

2009-11-19 17:50:50 | 政策・マニフェスト

 皆様にご相談申し上げておりました一般質問を、いただいたご意見も参考にしながら、大筋は変わりませんが、以下の形で、本日11/19に提出いたしました。

 11/25火曜日 午後二時から本会議一般質問に立ちます。
 中央FMラジオ84.0MHzで、実況生中継がされます。
 もちろん、本会議場への傍聴も可能です。

****以下、通告書の内容****

平成二十一年十一月十九日

中央区議会議員   小 坂 和 輝 印 


一般質問通告書

 区の一般事務について、左記の事項について質問するため、会議規則第六十五条により、質問通告書を提出いたします。

         記

Ⅰ、区民とともに考え、創る中央区について
①行政評価へのパブリックコメントを実施中であるが、「行政評価書」を希望の区民には、配布できる体制を整えるべきと考える。
 「決算書」や「予算書」、「基本計画」なども、同様である。
 ご見解は。

②議会での十分な議論を経るために、行政評価は、決算特別委員会までに提出すべきと考えるがいかがか。
 また、各種協議会・検討委員会の最終報告は、予算特別委員会までに提出すべきと考えるがいかがか。 

③各種協議会・検討委員会などの開催日程を、区民が知ることは困難である。
 会議の開催日程を、区のホームページ上でもわかりやすく掲示すべきと考えるがいかがか。

④各種協議会・検討委員会などの傍聴可否の基準は、どう決めているのか。

⑤傍聴者に対しては、会議資料も配布する気配りが必要と考える。
 開催時間自体も、傍聴者に配慮して、できるかぎり、平日の夕方等すべきである。
 傍聴人数の制限も柔軟に対応すべきと考える。それぞれ、いかがか。

⑥各種協議会、検討委員会の課題について
)在宅療養支援協議会
*公開で開催されるべきと考えるが、いかがか。
*障がいのある方や難病・がんをもった方、ターミナルケアに対しての在宅療養支援の視点も当然入るべきと考えるがいかがか。

)自立支援協議会
*報告書が提出されたが、今後の検討は、どのように進めていくのか。特に就労支援への取り組みについてお考えを。

)コミュニティバス検討委員会
*運営開始後に、区民の足として役立っているか、収支採算性はどうか、ルートは適切かなど検討する必要がある。
 区民代表や学識経験者を入れた協議の場を設ける必要性を考えるが、いかがか。


Ⅱ将来の子ども達に誇れる中央区の街づくりについて
①定住人口十万人回復を、達成した今、今後、定住人口については、どのような方針であるのか。
 何十万人を当面の目標におくお考えか。

②まちづくり協議会では、学識経験者をいれることを再三提案しているが、実現をしていない。どのように取り組まれてきたのか。

③まちづくり協議会では、あらたな大規模住宅ができた場合、その自治会を構成員として取り込み、まちづくりの協議をすべきと考えるが。

④超高層住宅の街づくりを行ってきたが、その功罪をどのように認識しているか。
 超高層住宅の街づくりを、再検討する時期となったと考えるが、いかがか。

⑤超高層住宅の寿命は、何年か。その建替えの手法や費用負担の考え方は。

⑥低容積で地域貢献性の高い再開発の手法があると考える。
 コレクティブハウスや、グループホーム・特別養護老人ホーム・高齢者優良賃貸住宅の建設と合わせた開発手法があると考えるがいかがか。


Ⅲ環状二号線地上化と一体として進められる勝どき五丁目の再開発について
①公有地が、約八割五分を占めているエリアの開発である。
 ならば、もっと、地域貢献性を高める施設の設置を東京都に要望していくべきと考えるが。

②計画地区内に区道の部分が入っている。区道部分の住民を再開発の権利者として入れることは、法的には困難である。
 その場所の住民の権利保障の視点も入れながら再開発に取り組んでいく必要があるが、どのような補償を検討していくお考えか。

③築地市場移転、移転を前提とした二号線の地上化の計画が先行き不透明となった以上、本計画も、拙速にすすめることなく、それら計画が明らかになることを見定める必要があるのではないか。
 築地市場移転問題の方向性が明らかになるまで、一時中断し、その間に、都市計画原案を十分検討し充実したものとすることを考えるが、いかがか。


Ⅳ晴海エリアの総合スポーツ運動広場構想について
①オリンピック開催はなくなったが、晴海へのメインスタジアム整備のコンセプトは、今後の開発に生かし、区民都民のための運動施設や防災機能も含めた大規模な緑化公園として整備していくべきと考えるが、いかがか。


Ⅴ築地市場の現在地再整備について
①「政争の具にするな」という言い方を用い、議会での議論を避けさせようとする風潮が一部市場内や東京都にあるようだが、都議会での特別委員会設置でわかるように、移転問題こそ、多角的に十分議論したうえで、安心・安全な都民の台所を創るべきと考える。
 「政争の具」ということに対してのご見解は。

②専門家会議が約束した東京都による都民区民へのリスクコミュニケーションがなされていない。
 説明もなく、土壌汚染対策の予算付けを行うことは、あってはならないと考えるが、東京都に都民区民への説明の場を求める働きかけを行うべきではないか?

③東京都は、不備な土壌汚染調査の証拠資料となるコアサンプルを廃棄する方針である。科学的な検証を行うため、保存の必要性を考えるが、いかがか。

④築地市場の現在地再整備実現に向け、再整備に際しての種地提供の提案を行うなど、今こそ、行動すべきと考えるが、いかがか。

⑤このままでは、築地市場の真ん中を横切ることになる環状二号線の再度地下化を、東京都に求めていくべきと考えるが、いかがか。


Ⅵ情操を育む学び舎・明石小・中央小・明正小の改築問題について
①『基本計画2008』にある三校改築の根拠をお示しください。

②明石小学校、中央小学校、明正小学校の改築がなされるとあるが、それら小学校は、生徒数は減少していくことの旨が、過去の報告書にあり、生徒数増加に合わせて教室数を増加させるということを目的とした改築の根拠と矛盾している。この矛盾をどう解釈すればよいのか。

③老朽化というが、耐震性には現在対応している。同時期にできた常盤小学校、泰明小学校、京華小学校、十思小学校は、そのまま今後生かしていく一方で、明石小学校、中央小学校、明正小学校は、老朽化でもたないという。
 校舎の耐震性・耐久性を示す科学的根拠を示していただきたい。

④いままで、地元や保護者への改築に関しての説明や合意形成はどのようになされてきたのか。今後、どのように合意形成をうるおつもりか。
 学校敷地に存在する埋蔵文化財の保護の観点についての中央区文化財保護審議会での合意形成も合わせて問う。

⑤不要な負担を子どもたちに強いる計画であり、歴史と伝統ある学び舎で情操豊かに学ぶ機会を奪い、また、地域の皆様の心のよりどころを失うことになる。
 建築学、教育の専門家・学識経験者を交え、開かれた場で、改築ありきではなく、全面改修や一部改築も含め再度十分議論をすべきと考えるが、いかがか。

⑥議論する時間がないというのであれば、生徒数が急増した場合、日本橋地域)(日本橋小・有馬小・久松小)で適用している通学区域の「調整学区」の考え方を用いることで対処も可能であると考えるがいかがか。


Ⅶ、「教育振興基本計画」の策定について
①教育振興基本計画検討委員会で、審議されている最中である。多くの区民の声を反映させるべきと考えるが、パブリックコメントは実施するお考えは。

②教育振興基本計画検討委員会では、充実した審議がなされている。議事録も公開すべきと考えるが、いかがか。

③本計画では、生涯教育の視点もいれるということであるが、中間報告をそろそろ出す段階において、生涯教育については、検討会でどのような検討がなされているのか。

④「晴海二丁目児童館等複合施設(仮称)」で幼保一元化施設「認定こども園」が新たに実施される。
 中央区の幼児教育の中で、「幼保一元化」の目指すべき方向性はどういうものであるべきと、検討会で検討がなされているのか。

以上、

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明石小学校等改築問題 大きく取り上げられました!

2009-11-19 11:30:19 | 教育
 地元や区民の皆様へ十分な説明もなく、強引に進められる学校改築の問題点を、マスコミの皆様が、解明くださっています。
 
 学校の施設更新の必要性は、私も理解いたしております。
 かといって、改築ありきで、拙速に、なぜ、話を進めるのでしょうか?
 改修、一部改築、改築、あらゆる選択肢の中で、考えていくべきものです。

 ぜひとも、開かれたところで、十分な議論をしていただきたいと考えます。

 昨日、朝日小学生新聞に大きく取り上げられました。

*****朝日小学生新聞(09/11/18)******


取り壊される復興小学校
関東大震災後、東京などに避難場所として建設 東京残り20校

 1926年に建てられた東京都中央区明石小学校など3校が取り壊され、建て直されることになりました。どれも関東大震災の後、災害時の避難場所として建てられた「復興小学校」と呼ばれる学校です。当時の建築様式を今に伝える復興小学校は、東京には20校しか残っていませんが、さらに減ることになりました。

校舎のデザインに歴史的価値
理由 教室がせまく雨漏りも
反対 地震に耐えられるのに

取り壊されることが決まった「復興小学校」の明石小学校

 復興小学校は、1923年に関東地方でおきた関東大震災(死者・行方不明者10万人以上)の後、いざという時に避難場所となるように、旧東京市(現在の東京23区の一部)を中心に建てられました。

 多くは丈夫な鉄筋コンクリートづくりの校舎で、全体的に丸みのある優しいデザインが特徴です。小学校と同じように避難場所となる公園が近くにあります。

 東京では117校、神奈川では31校が復興小学校として建てられましたが、戦災で壊れてしまったり、古くなったりしたことなどを理由に、多くが建て替えられました。

 東京都中央区には7校が復興小学校として残っています。今回、取り壊されることが決まったのは、明石、明正、中央の3小学校で、建てられてから80年以上がたっています。

 12月にも一部の取り壊しの工事が始められ、新校舎が2012年度中に完成する予定です。

 建て直すことになった理由について同区教育委員会副参事の遠藤誠さんは、「雨漏りがするなど建物が古くなったうえ、教室がせまく、今後、子どもの人数が増えると教室の数が足りなくなるため」と説明しています。

◇ ◇ ◇

 一方、取り壊しに反対する人たちもいます。3校は大きな地震がきても壊れないようにする工事をすませており、地震対策には問題がありません。そのため、「なぜ壊すのか分からない」という声が地元などからあがっているのです。

 明石小学校を卒業した相良恵美子さん(65歳)は「地震に耐えられる建物で、安全性がクリアできているのだから、わざわざ壊す必要はないと思う。子どもたちに古いものを大切にする心を教えるためにも、大人たちが手本となって学校を残すべき」と話します。

 また、今後、教室が足りなくなるという区の説明に対し、相良さんは「わたしたちのころは今より子どもたちの数が多かったけど、せまいと感じたことはありませんでした」とふり返ります。実際に1943年度には25学級に最大1374人が通っていたこともありました。現在は6学級で、188人が過ごしています。

 校舎のデザインも歴史的に価値があるとされています。明石小学校の校舎のデザインは曲線が多くとり入れられていて、校内の空間はゆるやか。玄関にはステンドグラスがはめこまれていて、美しく飾られています。

 都市計画を研究していて、復興小学校の建築に詳しい早稲田大学の川西崇行講師は「歴史の重みがある建物を壊すのは簡単なことだが、まったく同じものは二度とつくれません。復興小学校は建築物としてもこれまで残っている宝なのです。地震の問題もクリアしていることから、建て直さずに足りない部分などを補うだけで十分。建て直すことは税金のむだ遣い」と反対します。

複合施設として活用する場合も

 復興小学校が学校とは別の施設として活用される場合もあります。1992年度に閉校した中央区の旧京華小学校は高齢者に職業を紹介したり、コンピューターを使ったりすることができる複合施設「京華スクエア」=写真=として生まれ変わりました。

 また、98年に閉校になったものの、住民が保存を求めたことなどで取り壊されずに残った文京区の旧元町小学校は、2009年9月からほかの学校の臨時校舎として貸し出されています。区によると「期間は6年間の予定」だそうです。

 また、中央区の7校のうち、泰明小学校や常盤小学校は都の歴史的建造物の指定を受けていることから、当分取り壊される予定はありません。

朝日小学生新聞 2009年11月18日付

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いよいよ、明日11/19開催! 日本初の超高層 霞ヶ関ビル設計 池田武邦氏 講演会

2009-11-18 08:28:39 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 日本初の超高層ビル「霞ヶ関ビル」を設計された池田武邦氏の講演会のご案内をさせていただきます。
 私の属する中央区議会での無所属会派「友愛中央」で企画させていただきました。


 池田氏は、今、“藁葺き”屋に住まわれています。

 日本一超高層を知り尽くした方だとお見受けいたします。だからこそ、超高層のまちづくり/再開発の功罪をお話くださるものと、期待いたしております。

 貴重な機会かと存じます。このような企画をできたことこそ、非常に幸運に恵まれました。

 ぜひ、皆様、お越しください。
 十分席は、ご用意いたしております。


*****以下、ご案内 転送歓迎*****

 一挙に五百や千という戸数の街が誕生することになる超高層住宅の建設計画が中央区の各地で進行しつつありますが、超高層住宅の街づくり(再開発)を再検証する時期に入ったのではないかと考えます。

 平成20年度から本区も「子育ての住環境と健康に関するアンケート」を実施するなどして、高層住宅の居住環境による健康や子育てへの影響を評価する試みが始まりました。今後の高層住宅建築において、よりよい居住環境を形成する方向で役立てていく必要があります。同様に、高層住宅においては、地域の見守りや在宅介護においても課題が指摘されています。

 中央区には、老朽化や防災面から町の更新が求められる地域が多数存在致していることは事実です。

 超高層住宅による再開発の手法を選ぶのであれば、同時に生じる子育て支援施設、学校、介護施設などの需要に対応した十分なインフラ整備も同時に考えたスキームで行う必要性が考えられます。

 また、新たな手法として、介護施設や高齢者や障がいのある方々へのグループホーム、優良賃貸住宅など高齢者住宅などのニーズに応えつつ、低層(低容積ながらも地域貢献性の高い建築物)での建て替えを行い、街並みを守りながら街を更新する新たな仕組みづくりを是非とも検討していきたいと考えます。



平成21年11月

文責 小坂和輝

メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp



******特別講演会******


超高層ビルのまちづくり(再開発)を考える
~超高層ビルの光と陰(見えないコスト)~

 高度経済成長以降、日本は急速な発展を遂げ、都市にはその象徴とも言える超高層ビル群が建ち並びました。しかし、超高層建築を中心とする街並みは、エネルギーに依存しなければ成り立たない都市となり、ヒートアイランド現象や温暖化問題などさまざまな問題を抱え続けています。

 池田先生のお話しは、日本に超高層建築(霞ヶ関ビルを設計)を導入した人物として、近代技術文明がもたらした光と陰を明らかにします。

 公共投資の有効性を検討するうえで、これまで見えなかったコストが明らかになることでしょう。

 中央区にも、多くの超高層ビルの計画が、現在でも進行中です。今、改めて、中央区のまちづくりのあり方を、皆様とご一緒に考えたいと思います。

 万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようお願いいたします。



開催日時:平成21年11月19日(木)午後7:00 〜 9:00

開催場所 :月島区民館3階 大会議室(100名定員)

主  催 :中央区議会 友愛中央

参加費  :無料

申し込み :直接会場にご来場ください。

講  師 :池田武邦(いけだ たけくに)工学博士

1924(大正13)年1月14日生まれ。


池田武邦先生略歴
1945年
航海士・測的士として軽巡洋艦矢矧に乗艦

1949年
東京大学第一工学部建築学科卒・工学博士

1967年
株式会社日本設計事務所創立(現、株式会社日本設計)
 1968年完成の霞ヶ関ビルを皮切りに、京王プラザホテル、新宿三井ビルへと続く日本の『超高層建築』の設計をおこなった。ハウステンボスの設計。現在は茅葺の家に住む。


*同様の内容の講演会が、千葉商科大学でも開催されますので、併せて、ご案内いたします。一般聴講が可能とのことです。

開催日時:平成21年11月20日(金)午後6:30 〜 8:30
開催場所:千葉商科大学 701教室(予定)
主催:千葉商科大学経済研究所 佐藤プロジェクト




<今後の勉強会等の日程>


①『中央区の住まい=長屋から超高層まで』(仮題)

郷土天文館 館長 陣内 秀信氏(法政大学教授、専攻:建築史)
日時:12月2日(水)18:30-20:30  
場所:女性センター ブーケ21(中央区湊1-1-1) 

*「女性センター ブーケ21」による企画ですが、たいへん有意義な勉強会になると思いますので、ここでもお知らせさせていただきます。



②『第六回 築地市場を考える勉強会』
日時:12月3日(木)18:00-21:00  
場所:中央区内会場(未定)

豊洲土壌コアサンプル廃棄差し止め訴訟 

築地市場移転問題をめぐる国政・都政の動き


③『豊洲土壌コアサンプル廃棄差し止め訴訟 第二回口頭弁論』
日時:12月9日(水)10:00-
場所:東京地方裁判所415号法廷

以上、 

など



以上、 


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新型インフルエンザ予防接種  電話対応に忙殺される現場・・・

2009-11-17 08:22:43 | 各論:新型インフルエンザに備える
 どこの小児科でも同様の状況と思いますが、クリニックでは、一日中電話が鳴り響いています。

 当院では電話回線2回線で対応していますが、話し中が多くなり、かかりにくくなっている状況と思います。

 そして実際、新型インフルエンザ予防接種の当院接種希望者待機リストは、現在700~800家族に達しています。

 今後、ワクチン入荷状況にあわせ、順次そのお待ちの方々に、一件一件電話対応していく方針です。

 この数は、もし、ワクチンさえあれば、十分対応可能と考えています。
 ワクチンさえあればとうことをお含みおきいただくわけではございますが、どうか、しばらくお待ちください。

 ここで自院内のことを書くことをお許しいただけるのであれば、電話対応に忙殺される当院スタッフの多大なご努力にも、感謝申し上げます。
 おそらく、中央区保健所では、全区民からの要望をうけるわけであり、大変な状況になっていると推察いたします。同様、感謝申し上げる次第です。


 ウイルスとの戦いに、小児科医として負けたくはありません。負けるわけには、いきません。
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11/25 一般質問 質問事項 たたき台

2009-11-17 07:21:23 | 政策・マニフェスト
 11/25 午後2時から、中央区議会 本会議で一般質問に立ちます。
 ラジオ中央FM84.0MHzで、音声生中継されます。

 今、その質問事項を最終的につめています。私の質問時間は、約46分です。

 たいへん単純なことを聞いているようですが、私自身は、その単純なことの積み重ねが、区民目線の行政運営だと考えています。

 なにか、ご意見、ご提案がございましたら、ご連絡いただけましたら、幸いです。

 メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp
ファックス:03-5547-1166     小坂和輝 宛てまで
  

Ⅰ開かれた行政について

①行政評価のパブリックコメント実施中であるが、行政評価書を希望の区民には、配布できる体制を整えるべきであると考える。決算書や予算書、基本計画なども、同様である。



②行政評価は、決算特別委員会までに提出すべきと考えるがいかがか。

各種検討委員会の報告は、予算特別委員会までに提出すべきと考えるがいかがか。



③会議の開催日程を、区民が知ることは困難である。会議の開催日程を、区のホームページでも見やすく掲示すべきと考えるがいかがか。



④傍聴においては、会議資料も配布する気配りが必要と考えるが、いかがか。





⑤各種協議会、検討委員会の課題
)在宅療養支援協議会

障がい者の在宅医療の視点も当然入るべきと考えるがいかがか。



)自立支援協議会

報告書が提出されたが、今後の検討は、どのように行っていくのか。特に就労支援への取り組みについてお考えを。



)教育振興基本計画検討委員会

*本計画では、生涯教育の視点も必要であるが、中間報告をそろそろ出す段階において、生涯教育については、どのような検討がなされているのか。

*多くの声を反映させるべきと考えるが、パブリックコメントは実施するのか。

*議事録も公開すべきと考えるが、いかがか。



)コミュニティバス検討委員会

運営開始後に、区民の足として役立っているか、収支採算性はどうか、ルートは適切かなど検討する必要がある。

区民代表や学識経験者を入れた協議の場を設ける必要性を考えるが、いかがか。



Ⅱ中央区の街づくり

①定住人口十万人回復は、達成した今、今後、定住人口については、どのような方針であるのか。何十万人を当面の目標におくのか。



②まちづくり協議会では、学識経験者をいれることを提案しているが、実現をしていない。どのように取り組まれてきたのか。



③まちづくり協議会の構成員では、あらたな大規模住宅ができた場合、その自治会を取り込んで、協議をすべきと考えるが。



④超高層の街づくりを行ってきたが、その功罪をどのように認識しているか。



⑤超高層の街づくりは、再検討する時期となったと考えるが、いかがか。



⑥低容積で地域貢献性の高い再開発の手法があると考える。コレクティブハウスや福祉マンション、グループホーム・高齢者優良賃貸住宅の建設と合わせた開発手法があると考えるがいかがか。


⑦勝どき五丁目の再開発、

)公有地が、8割5分を占める。もっと、地域貢献性を高めることを東京都に要望していくべきと考えるが。

)区道の部分が入っている。区道部分の住民を再開発の権利者として入れることは、法的には困難である。その場所の住民の権利保障の視点も入れながら再開発を取り組んでいく必要があるが、どのような補償を検討していくお考えか。

)環状二号線地上化が不透明な以上、この開発は、十分に検討すべきである。



⑧晴海エリアの総合スポーツ運動場構想

オリンピック開催はなくなったが、総合スポーツセンターのようなコンセプトは、今後の開発に生かし、区民都民のための運動施設や防災機能も含めた大規模な緑化公園として整備していくべきと考えるが、いかがか。





Ⅲ築地市場移転問題

①専門家会議が約束したリスクコミュニケーションがなされていない。説明もなく、土壌汚染対策の予算付けを行うことは、あってはならないと考えるが、東京都に区民への説明の場を求める働きかけを行うべきではないか?



②築地市場の現在地再整備実現に向け、今こそ、行動すべきと考えるが、いかがか。



③住民の要望の強い環状二号線の再度地下化を、積極的に東京都に求めていくべきと考えるが、いかがか。





Ⅳ小学校改築問題

①基本計画2008にある3校改築の根拠をお示しください。



②明石小学校、中央小学校、明正小学校の改築がなされるとあるが、それら小学校は、生徒数は減少していくことの旨が、過去の報告書にあり、生徒数増加に合わせて教室数を増加させるということを目的とした改築の根拠と矛盾している。この矛盾をどう解釈すればよいのか。



③老朽化というが、耐震性には現在対応している。同時期にできた常盤小学校、泰明小学校、京華小学校、十思小学校は、そのまま今後生かしていく一方で、明石小学校、中央小学校、明正小学校は、老朽化でもたないという。校舎の耐震性・耐久性を示す科学的根拠を示していただきたい。



④不要な負担を子どもたちに強いる計画であり、歴史と伝統ある学び舎で情操豊かに学ぶ機会を奪い、また、地域の皆様の心のよりどころを失うことになる。建築学、教育の専門家・学識経験者を交え、開かれた場で、改築ありきではなく、全面改修や一部改築も含め再度十分議論をすべきと考えるが、いかがか。



Ⅴ新型インフルエンザ対策

集団接種の体制を早急に整えるべきと考えるが、いかがか。



以上、
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新型インフルエンザワクチン接種、優先接種として幼児にも開始

2009-11-16 17:44:56 | 各論:新型インフルエンザに備える

 11/16月曜日より、本格的に新型インフルエンザワクチンの接種で、次の優先者であった幼児に対しても開始されました。

 いろいろなマスコミで、報道されています。

 自分も、「めざましテレビ」に出ていたようです。

****読売新聞転載 ****

小児のワクチン接種開始、「10倍容器」に当惑

 
新型インフルエンザ用ワクチン。左が10ミリ・リットル、右が1ミリ・リットル入り 新型インフルエンザ対策として、東京など少なくとも五つの都県で16日、健康な子供を対象にしたワクチンの接種開始日を迎えた。

 ただ、厚生労働省が新たに導入したワクチンの容器は通常の10倍にあたる10ミリ・リットルで、1日で使い切ることが難しいことから、次の休日に接種を先延ばしする医療機関が目立つなど、スタートにはばらつきが出ている。

 東京で対象となるのは1歳~就学前の小児で、埼玉、和歌山、佐賀、長崎は1歳~小学3年。ワクチンの容器は、10ミリ・リットル、1ミリ・リットル、0・5ミリ・リットル(保存剤の入っていない妊婦用)の3種類あり、10ミリ・リットル容器は大人だと約18回分、子供だと約30~45回分で、24時間以内に使い切らなければ廃棄される。

 厚生労働省は当初、1ミリ・リットル容器による出荷を計画していたが、流通の効率化に加え、製造工程の無駄を省いて増産できる10ミリ・リットル容器を導入。今月6日に全国に出荷されたワクチン約200万ミリ・リットルのうち半分は10ミリ・リットル容器だった。

 東京都文京区の「保坂こどもクリニック」では、6日に10ミリ・リットル2本と1ミリ・リットル2本が届いた。ワクチンを無駄にしないため多くの子供に対応できる日曜日の22日から、希望者にまとめて接種することを決めた。その後、1ミリ・リットル30本が追加で届いたが、すでに22日からの接種を希望者に伝えていたため、予定通り始めるという。保坂篤人院長は「規模の小さい医療機関では10ミリ・リットルを使い切るのは大変。1ミリ・リットルがありがたいのだが……」と話した。

 同じく中央区の小児科医院では、都の決定より1日早い、15日の日曜日に健康な子供向けの接種を始めた。同医院は「予約も殺到していたので、通常診療を行わない日曜日に接種を前倒しした」と説明する。

 都では「医療機関でワクチンを無駄にするよりは良いという判断なのだろう。10ミリ・リットル容器が使いにくいという苦情は多いが、小規模な医療機関であっても、1ミリ・リットルに絞って配分するのは難しい」としている。

(2009年11月16日15時14分  読売新聞)
****読売新聞、以上****

 おそらく、中央区の小児科医院は、当院のことをさしていると思います。
 あたかも健康な子どもだけに接種したような印象を受けますが、事情は、前のブログでご説明したように、優先接種者接種で余った分を、健康な子どもに前倒ししたということで、ご理解いただければと思います。

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新型インフルエンザ 予防接種 集団接種の一日 10ccワクチンを手に

2009-11-15 20:01:09 | 各論:新型インフルエンザに備える

 11/15日曜日の今日、新型インフルエンザの予防接種(集団接種)を当院で施行いたしました。新型インフルエンザ予防接種“のみ”で特別枠を設けて行いました。

 正直、新型インフルエンザ患者をふくめ一般外来診療や季節性インフルエンザ予防接種、健診や他の予防接種で時間を要し、平日の診療では、新型インフルエンザ予防接種まで実施する時間がないというのが実情です。
 新たな時間を生み出すには、日曜日や土曜日午後の時間しかもうありません。
 
 今日一日のうちで、某テレビ局3社が新型インフルエンザ予防接種の現場の取材に来られました。


 
 中央区の掲げる優先接種対象者接種スケジュールでは、優先接種対象者のうち、「①妊婦(11/9開始)」と「②基礎疾患のある患者(11/9開始)」が、本日のところの予防接種の対象者であります。
⇒中央区の優先接種対象者接種スケジュールhttp://www.city.chuo.lg.jp/chumoku/sinngatainnfuru/sinbata_inhuru_yobousessyuH21.10/index.html

 
 ただ、写真でみてわかりますように、10ccワクチンを使用します。小さなワクチンは1ccワクチンです。(両方とも頭にピンクのキャップがついている開封前です。)
 小児は、0.2ccや0.3ccの接種ですから、10ccワクチンは、30~50人分となります。
 また、一度開封すると、24時間以内に使用するという指導がある状況です。
⇒24時間以内の使用の根拠http://www-bm.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/10/dl/info1020-01.pdf

 
 「妊婦」と「基礎疾患のある患者」だけで本日分10ccワクチンを使用すると、あまってしまい、残りを廃棄することになってしまいます。
 ワクチンがまったく足りないといわれている中で、当然、廃棄することなく、0.1ccたりとも無駄にすることなく、接種すること(10ccワクチンを一度に使い切ること)が医療者側に求められていると思います
 
 早く、その他の優先接種対象者(③1歳~未就学児(11/16開始)、④小学校低学年(12月中旬開始))に接種を行っていきたいという状況下、これら次の優先順位の子ども達への接種を前倒しして、残り分を接種いたした次第です。
⇒前倒しの根拠http://www-bm.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/11/dl/info1106-01.pdf

 
 当院で新型インフルエンザワクチン接種を希望する多くの方がいらっしゃいます。
 情報提供を希望する患者さんに鋭意、ワクチン入荷の状況を電話連絡いたしているところですが、ワクチン入荷そのものが、まったく希望者全数に対して行き渡らない状況です。
 どのクリニックでも同じ状況と思いますが、どうかしばらくお待ちいただけますようによろしくお願い申し上げます。

 また、保健所なりで複数医師参加のもと「集団接種が実現できるように医師会を中心に働きかけておりますので、これも今しばらくお待ちください。

 なお、中央区では、優先接種者の新型インフルエンザ実施費用は、自己負担なしの「全額助成」が実現されることになりました!
 11月20日からはじまる中央区議会第四回定例会において、「優先対象者への新型インフルエンザ予防接種全額助成」に対し平成21年度一般会計補正予算1億7785万4千円が計上されます。

 

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独創性とパラダイムシフト 

2009-11-14 07:01:32 | マニフェスト2011参考資料
 今、あらゆる分野で、パラダイムシフトが必要になっていると考えます。

 中央区の街づくりのあり方も、保留床売却で事業費をまかなう高容積の超高層建築物ありきの考え方から、新しい発想が求められていると考えています。

 興味深い論説が日経新聞夕刊コラムに掲載されていましたので、転載します。


****日経新聞(09/11/13)夕刊コラム『あすへの話題』*****
「独創性とパラダイムシフト」 日立製作所フェロー 小泉英明

 21世紀を迎えるにあたって、20世紀最大の名曲はどの作品だろうかと、多数の音楽専門家と愛好家のそれぞれが問われた。両者の意見は一致して、多くの人々がストラビンスキーの「春の祭典」を選んだ。しかし、この曲は、初演のときに演奏会場が大混乱におちいったことでも知られる。演奏の真っ最中に聴衆の不満が爆発。怒号で音楽が聞こえなくなり、バレエを振り付けたニジンスキーは、舞台の袖からダンサーたちに拍子を送ったといわれる。

 新しいものはパラダイム(考え方の枠組み)の変化をともなう。だからこそ本質的に新しい。しかし一方、その時点での一般常識からは遠いものとなる。「最先端」と認められること自体、その概念がもはや古いということだ。画家のゴッホも生きている間には、一枚の絵も売れなかったとされる。芸術だけではく、学術や科学技術、あるいは政治や経済の世界でも、新たな創造については似たものがあるだろう。

 社会問題の解決や、人文学・社会科学に科学技術が斬りこむイノベーションには、領域を架橋融合させ、新たな枠組みを創発させねばならない。しかし、そのような考え方自体が過去には存在しないからやっかいだ。考え方の土台ごと別のところへいってしまうのであるから、取り残された人にはさっぱり訳がわからない。しかし、じぶんにわからないはずはないとのプライドが傷つくから、反論は感情的となる。

 若い人々が斬新で創造的な仕事に夢中になっているときに、黙って応援する気持ちが先輩には必要だろう。その寛容さが、明日の世界を変えていく。

*****以上、*****

 
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中央区の街づくりのあり方を一緒に考えませんか? 

2009-11-13 17:30:22 | 街づくり

 一挙に五百や千という戸数の街が誕生することになる超高層住宅の建設計画が中央区の各地で進行しつつありますが、超高層住宅の街づくり(再開発)を再検証する時期に入ったのではないかと考えます。

 平成20年度から本区も「子育ての住環境と健康に関するアンケート」を実施するなどして、高層住宅の居住環境による健康や子育てへの影響を評価する試みが始まりました。今後の高層住宅建築において、よりよい居住環境を形成する方向で役立てていく必要があります。同様に、高層住宅においては、地域の見守りや在宅介護においても課題が指摘されています。

 中央区には、老朽化や防災面から町の更新が求められる地域が多数存在致していることは事実です。

 超高層住宅による再開発の手法を選ぶのであれば、同時に生じる子育て支援施設、学校、介護施設などの需要に対応した十分なインフラ整備も同時に考えたスキームで行う必要性が考えられます。

 また、新たな手法として、介護施設や高齢者や障がいのある方々へのグループホーム、優良賃貸住宅など高齢者住宅などのニーズに応えつつ、低層(低容積ながらも地域貢献性の高い建築物)での建て替えを行い、街並みを守りながら街を更新する新たな仕組みづくりを是非とも検討していきたいと考えます。

 

平成21年11月

文責 小坂和輝

メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp



******特別講演会******


超高層ビルのまちづくり(再開発)を考える
~超高層ビルの光と陰(見えないコスト)~

 高度経済成長以降、日本は急速な発展を遂げ、都市にはその象徴とも言える超高層ビル群が建ち並びました。しかし、超高層建築を中心とする街並みは、エネルギーに依存しなければ成り立たない都市となり、ヒートアイランド現象や温暖化問題などさまざまな問題を抱え続けています。

 池田先生のお話しは、日本に超高層建築(霞ヶ関ビルを設計)を導入した人物として、近代技術文明がもたらした光と陰を明らかにします。

 公共投資の有効性を検討するうえで、これまで見えなかったコストが明らかになることでしょう。

 中央区にも、多くの超高層ビルの計画が、現在でも進行中です。今、改めて、中央区のまちづくりのあり方を、皆様とご一緒に考えたいと思います。

 万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようお願いいたします。

 

開催日時:平成21年11月19日(木)午後7:00 〜 9:00

開催場所 :月島区民館3階 大会議室(100名定員)

主  催 :中央区議会 友愛中央

参加費  :無料

申し込み :直接会場にご来場ください。

講  師 :池田武邦(いけだ たけくに)工学博士

1924(大正13)年1月14日生まれ。


池田武邦先生略歴
 1945年
 航海士・測的士として軽巡洋艦矢矧に乗艦
 
1949年
 東京大学第一工学部建築学科卒・工学博士
 
1967年
 株式会社日本設計事務所創立(現、株式会社日本設計)
 1968年完成の霞ヶ関ビルを皮切りに、京王プラザホテル、新宿三井ビルへと続く日本の『超高層建築』の設計をおこなった。ハウステンボスの設計。現在は茅葺の家に住む。
 

*同様の内容の講演会が、千葉商科大学でも開催されますので、併せて、ご案内いたします。一般聴講が可能とのことです。

開催日時:平成21年11月20日(金)午後6:30 〜 8:30
開催場所:千葉商科大学 701教室(予定)
主催:千葉商科大学経済研究所 佐藤プロジェクト

 

今後の勉強会の日程


①『中央区の住まい=長屋から超高層まで』(仮題)

郷土天文館 館長 陣内 秀信氏(法政大学教授、専攻:建築史)
日時:12月2日(水)18:30-20:30  
場所:女性センター ブーケ21(中央区湊1-1-1) 

*「女性センター ブーケ21」による企画ですが、たいへん有意義な勉強会になると思いますので、ここでもお知らせさせていただきます。

 

②『第六回 築地市場を考える勉強会』
日時:12月3日(木)18:00-21:00  
場所:中央区内会場(未定)

豊洲土壌コアサンプル廃棄差し止め訴訟 

築地市場移転問題をめぐる国政・都政の動き

など

 

以上、 

 

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明石小、中央小、明正小の改築問題を考える勉強会 開催

2009-11-13 08:16:05 | 教育
 11/12「明石小、中央小、明正小の改築問題を考える勉強会」を開催いたしました。

 ひとつ皆様にお詫びがあります。
 女性センターブーケ21では、当初場所を押さえた「団体名」のみの案内板表示になり、「企画名」である「明石小、中央小、明正小の改築問題を考える勉強会」を掲示できませんでした。
 よって、場所がいまひとつわかりにくかったことをお詫び申し上げます。万が一、わからずに、お帰りになられた方がいらっしゃれば、たいへん申し訳ございませんでした。開会後30分程度、入り口に案内人を配置して、対応したのですが、遅れてこられた方には、対応できませんでした。

 
 勉強会では、マスコミの方、2名を含め、熱心に改築問題を考えている方々20名近くが参加されました。

 川西先生の建築学的な視点から、明石小、中央小、明正小などの復興小学校の建築の歴史、構造、その美などを分析・解説くださり、それら学校がかけがえのないものであること、子ども達にはかり知れない情操を養っていること、地域の人の心のよりどころになっていることを私は再認識いたしました。

 会場から、「では、改築が進められる状況で、どうすればよいのか。」という問いかけに対しては、9時閉会後、場所を移して、意見交換を延々11時までいたしました。

 どの地域にも、どの問題にも当てはまる政治の構造を再確認しながら、以下の事柄が、課題として述べられました。

①まず、十分な説明が行政からなされていないということ、知らされていない多数の方がいるということ

②声をひとつひとつ上げていくこと、集めていくことの大切さ

③みなが、生業や子育てがあって大変な中での役割分担

④お金をかけて新たな校舎を建てたとしても、今以上のものは建てられえないということ
 改修により今よりもよい校舎の再生は可能。
 実際、泰明小学校、城東小学校はそうしてありうる

⑤子ども達の実際の声も聞いていく必要性

⑥子ども達にとっては、一生のうちでかけがえのない学びの時間。その時間が、プレハブや工事の騒音の下で送るということの重大さ

 障がいのある子達への与える影響も十分配慮していく必要がある

⑦専門家、学識経験者の意見も参考にしていく

⑧たいへん重要なデータとなる耐震性の分析が、一切公開されていない。

⑨行政とは、意見のやり取りをしていくことが大事

⑩多くの議員へ声を届けていくこと

⑪行政の住民説得や協議会開催の手法について


 以上、

 子ども達のとって何が本当によいことなのか、今後とも分析検討していきたいと考えます。

 川西崇行先生、お忙しい中、勉強会の講師を本当にありがとうございました。
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産経新聞アンケートにお答えください。「築地移転問題」/「移転は必要?」

2009-11-12 17:58:06 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 産経新聞が、以下のアンケートを開始しました。

 皆様の思いを届けてください。

*****以下、産経新聞ホームページより*****
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091112/sty0911121206001-n1.htm

「築地移転問題」/「移転は必要?」

2009.11.12 12:05

このニュースのトピックス:eアンケート

 東京・築地市場の移転先である豊洲について、赤松広隆農林水産相が「私が納得しなければサインしない」と発言しました。しかし、都は来年度予算の概算要求に用地取得や土壌汚染対策として千数百億円を盛り込む方針で、築地の再整備を主張する民主党の反発も予想されます。

 そこで、

 (1)市場の移転は必要ですか

 (2)築地を再整備すべきですか

 (3)豊洲の土壌汚染は不安ですか

 意見は17日午前11時までにMSN産経ニュースへ。

アンケートはこちら

******以上、転載終わり*****

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本日11/12、13時半より環境建設委員会 傍聴可

2009-11-12 11:35:38 | 街づくり
 本日11/12、環境建設委員会が13時半から開催されます。
 傍聴可能です。

 中央区の街づくりの課題は、山ほどあります。

 持ち時間の中、重要課題をピックアップし、質疑してまいります。


*勝どき五丁目再開発

*築地市場現在地再整備

*歩行者専用橋

*コミュニティバス

 などが、最重要と考えています。
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