「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【再掲】明日11/12開催です! 「明石小、中央小、明正小の改築問題を考える勉強会」

2009-11-11 09:19:23 | ブログ目次 / イベント情報・会議日程

 今、明石小学校、中央小学校、明正小学校の改築の問題が出ていますが、地元内外から、多くの保存を求める声があるのも事実です。

 それらの小学校は、関東大震災に罹災し、その後RC造により再建・新築されたたいへん堅牢な建物です。その存在は、わが国の近代建築史上貴重なだけでなく、地域住民の個人史の中に溶け込み、心のよりどころとして存在してきました。校庭や隣接する復興小公園等のオープンスペースと併せて、地域コミュニティの「核」として今後も地域の結節性を保つため不可欠な存在となっています。歴史と伝統、風格ある学び舎は、その地域独自の校風を醸し出し、子どもたちの豊かな情操をはぐくんでいます。

 そのもともとの堅牢なつくりゆえ、耐震性・耐久性の面から、現存のままでも子どもたちの安全が確保されている以上は、安直な解体は慎み、賛否両論を、子どもたちの目線を忘れることなく十分検討したうえで、今後の教育の需要に合わせた更新を図っていくべきであると考えます。

 今回、改築が計画されている明石小、中央小、明正小の改築問題を考えるために勉強会を開催いたします。


****「明石小、中央小、明正小の改築問題を考える勉強会」のご案内**** 


   まちなかの「学び舎」をみる・考える
-明石・中央(旧鉄砲洲)・明正小学校・・・「復興小学校」について-


今からおよそ80年前の関東大震災とその復興事業で、焼失した
東京市内の下町を中心に、117の「復興小学校」と呼ばれる、
ほんとうにまちなかにある学校建築群がつくられました。

頑丈で燃えず、子供の情操によい、やさしく品のよいデザイン、
科学教育に資する施設もできるかぎり設けて・・・と、
当時の教育施設の設計に携わった行政職員や建築技師らの情熱を、
古い小学校の校舎から感じることができるでしょう。

幸いにも戦禍をくぐりぬけ、いまなお元気な「復興小学校」は
わずか20、そのうち9つが中央区内にあります。

しかしそのうち3校は、このままだとその姿を消してしまいます。


まちの風景・まちの記憶、ひとびとの記憶・・・
世代を超えてそういうものをやしない、もやう、
「学び舎」について考えてみよう、というのがこの会の趣旨です。


日時:平成21年11月12日(木)
   19時~21時

場所:ブーケ21(中央区湊1-1-1) 電話03-5543-0651
http://mappage.jp/S/S00.php?L=12&X=2.4396562699995&Y=0.62256659059949

講師:川西崇行先生(早稲田大学講師)

参加費:無料

申し込み:直接会場にお越しください。

主催:明石小、中央小、明正小の改築問題を考える勉強会
   小坂和輝(小児科医師、中央区議)

以上。

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シングルマザーの就労支援 その実現に向けて

2009-11-10 23:00:00 | マニフェスト2011参考資料

 シングルマザーの就労支援の施策について、都内無所属の区議会議員の勉強会に参加してまいりました。

 ある市で、就労支援に取り組まれている職員がお話くださいました。
 
 「母子自立支援プログラム策定事業と就業訓練制度を活用するとともに、資格取得し積極的に求職活動を行った結果、事務としてパート就労が決定した事例」

 「母子自立支援プログラム策定事業により、不慣れな土地で、短期間で自宅に近い保育園入所とパート就労が実現した事例」

 「母子自立支援プログラム策定事業と母子家庭自立支援教育訓練給付制度を活用するとともに、資格取得し積極的に求職活動を行った結果、事務としてパート就労が決定した事例」

 これらが、就労支援により就職しえた“好事例”となったといいます。


①子どもが病気になったらどうするか。
⇒病児保育のシステムがまったく全国的には機能していない状況を目にしました。

②「若年者の就労」、「再就職」とも関連する。

③離婚後3年以内に、公共職業安定所へ出頭した人が、「高等技能訓練促進費」を受ける資格がある。(雇用対策法施行規則2条2項8号の規定(*))

*雇用対策法施行規則2条2項8号の規定
八  母子及び寡婦福祉法 (昭和三十九年法律第百二十九号)第六条第一項に規定する配偶者のない女子であつて、二十歳未満の子若しくは別表に定める障害がある状態にある子又は同項第五号の精神若しくは身体の障害により長期にわたって労働の能力を失つている配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)を扶養しているもの(第六条の二第一項第一号において「母子家庭の母等」という。)のうち当該事由に該当することとなつた日の翌日から起算して三年以内に公共職業安定所に出頭して求職の申込みをした者(前条第一項第七号イ(4)に該当するものに限る。)

④職業訓練自体の内容が、時代に即しているか。

⑤「高等技能訓練促進費」の適応となる資格は、看護師、保健師、助産師、介護福祉士、保育士、理学療法士、作業療法士。あと、自治体により、美容師、理容師、歯科衛生士、准看護師。

⑥自治体のプログラム策定員や、公共職業安定所の窓口担当職員自体が“非常勤”

などなど、課題を知ることができました。

 自治体独自の枠で、シングルマザーの雇用を創出できないかを含め、本区でも、シングルマザーの就労支援が実際に機能していくようにこれからも努力していきます。


 私自身、持ちうるあらゆる資源を用いて、シングルマザーの就労支援を行っていきたいと考えています。
 実際、「シングルマザーの病児の無料お迎え・お預かり事業」の実施も、NPOフローレンスとも連携し、国からの予算づけのもと、クリニックでかつて行いました。
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/0eea65c6537bcf1244e55bd1ec08d33c
 これからも、個々のケースに対応していきたいと考えています。

 お気軽にご相談いただければと思っています。

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新型インフルエンザ 予防接種

2009-11-09 23:00:00 | 各論:新型インフルエンザに備える
 新型インフルエンザ予防接種が、各医療機関で始まりました。
 国の定めた優先順位を基本に接種していくことになります。
 当院も本日、新型インフルエンザ予防接種の状況について、あるテレビ局さんから、取材の申し入れがあり、ご協力させていただきました。

 国からの配分割合がどの医院も、必要量に対し、非常に不足した状況にあります。
 当院で接種を希望されている方すべてにいきわたるには、たいへん時間が掛かりそうです。

 そんな中、本日11/9の夜、中央区医師会の執行部の先生方と中央区医師会の小児科の医師3名で話し合いが持たれました。
 話し合いの方向で、中央区の医師らで力をあわせ、こども達へのワクチン接種の機会を作ろうということに進んでいきました。
 準備の期間もありますので、すぐにはできませんが、12月中旬から下旬ごろ、新型インフルエンザの『集団接種』の形がもしかして作られるかもしれません。

*いったいどこで、集団接種をするの?

*ワクチン管理はどうするの?

*予約は、どう受け付けるの?

*アレルギーの有る子はどうするの?

*医師やスタッフを集めることができるの?


 クリアーすべき課題は多々あります。

 そんな中、内科を専門とする先生方をはじめ多くの先生方の、こども達を守ろうということで、力を貸してくださることに、大変感謝申し上げたいと思います。

 このことの実現には、保健所をはじめ、行政の方々のお力も必要としています。
 どうか宜しくお願い申し上げます。

 なお、たとえ、今は、「焼け石に水」の状況であろうとも、新型インフルエンザ予防接種は、日曜日や土曜日午後を用いて、当院かかりつけの皆様への責任として、実施していくことにしております。
 
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11/9 第4回教育振興基本計画検討委員会 

2009-11-08 23:00:00 | 教育
中央区の教育の方針、生涯教育の方針が話されています。

第4回の検討委員会が、11/9に開催されます。


 記

第4回教育振興基本計画検討委員会

日時:平成21年11月9日月曜日 午後6:30から

場所:中央区役所 8階 第一会議室

予定議題:
①中央区教育振興基本計画検討委員会中間報告(案)について

②その他

問い合わせ先:
教育委員会事務局庶務課庶務係 
電話 03-3546-5503

以上、
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11/12 明石小、中央小、明正小の改築問題を考える勉強会 開催

2009-11-07 12:59:48 | 教育

 今、明石小学校、中央小学校、明正小学校の改築の問題が出ていますが、地元内外から、多くの保存を求める声があるのも事実です。

 それらの小学校は、関東大震災に罹災し、その後RC造により再建・新築されたたいへん堅牢な建物です。その存在は、わが国の近代建築史上貴重なだけでなく、地域住民の個人史の中に溶け込み、心のよりどころとして存在してきました。校庭や隣接する復興小公園等のオープンスペースと併せて、地域コミュニティの「核」として今後も地域の結節性を保つため不可欠な存在となっています。歴史と伝統、風格ある学び舎は、その地域独自の校風を醸し出し、子どもたちの豊かな情操をはぐくんでいます。

 そのもともとの堅牢なつくりゆえ、耐震性・耐久性の面から、現存のままでも子どもたちの安全が確保されている以上は、安直な解体は慎み、賛否両論を、子どもたちの目線を忘れることなく十分検討したうえで、今後の教育の需要に合わせた更新を図っていくべきであると考えます。

 今回、改築が計画されている明石小、中央小、明正小の改築問題を考えるために勉強会を開催いたします。


****「明石小、中央小、明正小の改築問題を考える勉強会」のご案内**** 


   まちなかの「学び舎」をみる・考える
-明石・中央(旧鉄砲洲)・明正小学校・・・「復興小学校」について-


今からおよそ80年前の関東大震災とその復興事業で、焼失した
東京市内の下町を中心に、117の「復興小学校」と呼ばれる、
ほんとうにまちなかにある学校建築群がつくられました。

頑丈で燃えず、子供の情操によい、やさしく品のよいデザイン、
科学教育に資する施設もできるかぎり設けて・・・と、
当時の教育施設の設計に携わった行政職員や建築技師らの情熱を、
古い小学校の校舎から感じることができるでしょう。

幸いにも戦禍をくぐりぬけ、いまなお元気な「復興小学校」は
わずか20、そのうち9つが中央区内にあります。

しかしそのうち3校は、このままだとその姿を消してしまいます。


まちの風景・まちの記憶、ひとびとの記憶・・・
世代を超えてそういうものをやしない、もやう、
「学び舎」について考えてみよう、というのがこの会の趣旨です。


日時:平成21年11月12日(木)
   19時~21時

場所:ブーケ21(中央区湊1-1-1) 電話03-5543-0651
http://mappage.jp/S/S00.php?L=12&X=2.4396562699995&Y=0.62256659059949

講師:川西崇行先生(早稲田大学講師)

参加費:無料

申し込み:直接会場にお越しください。

主催:明石小、中央小、明正小の改築問題を考える勉強会
   小坂和輝(小児科医師、中央区議)

以上。

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明日11/7 第一回開催! 初の企画 『手話・ダンス教室』

2009-11-06 17:21:43 | 子育て・子育ち
 あすなろの木で、初めての企画が始まります。

****以下、あすなろの木のブログより*****

『手話・ダンス教室』


土曜の午前中に、手話もダンスも習えちゃう。

手でお話、体で表現・・・今までにない、コラボレーション。

休日の自由な気持ちで、まずは遊びにきてください♪


☆日 時: 2009年11月7日(土) 第一回目

※毎週、土曜(第2土曜以外)の同じ時間に予定しています。

☆詳 細:

 ●第一部  10:00~10:30 手話教室       講師:岡安裕佳

    まずは、簡単な挨拶から。

    手話を学び、コミュニケーションの幅を広げてみませんか?

    歌に手話を乗せる手話歌もあり♪ 手話の楽しさを感じてみましょう。



 ●第二部  10:30~11:30 モダンダンス教室   講師:江藤早織

    初心者でも、大丈夫。

    ストレッチを応用して、あなたの眠ったエネルギーを呼び覚まします。

    全身で自己表現する心地よさを体験してみませんか?

 

どちらも、年齢・性別問わず参加可能。

 お子さんだけでも参加できます。

 手話教室かダンス教室、どちらかだけの参加も大歓迎です。


☆参加費:無料(お試し期間中!)

☆持ち物:運動できる格好(ジャージなど)、靴下

☆場 所:「みんなの子育てひろば“あすなろの木”」

     (医療法人社団 小坂成育会 こども元気!!クリニック 隣り)

     〒104-0052 東京都中央区月島3-30-4 イイジマビル1F

       03-5546-2472 03-5546-2472(FAX同左)

☆アクセス:

  ●有楽町線・都営大江戸線

    月島駅 8番出口より徒歩5分

  ●都営大江戸線

    勝どき駅 A1出口より徒歩2分

以上、
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勝どき五丁目地区地区計画(再開発等促進区を定める地区計画)の都市計画原案に対する意見書 提出

2009-11-05 17:00:00 | 街づくり
東京都市計画地区計画勝どき五丁目地区地区計画(再開発等促進区を定める地区計画)の都市計画原案に対する意見書


中央区議会議員
小坂和輝
*区立勝どき五丁目児童遊園(所在地 勝どき五丁目4番地)を含め
計画区域の約8割5分を占める公有地の管理・監督に関して
責任を負う議員として意見します。
中央区月島3-30-3
電話03-5547-1191


 本計画は、)第一種市街地再開発事業、)地区計画(再開発等促進区を定める地区計画)の手法を用い、飛び地のA街区とB-2街区を加えて区域面積約1.9haとし、B-1街区に54階 高さ約176m容積率1080%の超高層建築物を建てる計画です。
 この計画区域内には、約8割5分の公有地(都の土地6割、国の土地26%)が存在し、公有地の管理・監督に関して責任を負う立場の議員のひとりとして、意見書を提出いたします。
 提出にあたりましては、11月5日、東京都の担当部署にヒアリングをさせていただきました。そのときにご確認させていただきましたことも参考にしながら、本計画が、区域内の地権者の皆様の福祉向上に寄与するものとなるように、また、区域周辺の地域課題を解決し、地域住民の皆様全体の生活環境の向上に寄与するものとなることを願い、意見書を提出いたします。

一、現在の経済状況、市況に合わない大規模な計画であり、保留床が売却できない場合、その負担は、地権者にのしかかってまいります。この大規模なままで行くと、その可能性は少なくないと考えます。地権者の皆様にそのようなリスクを負わせることを私は望みません。
 日本各地の再開発事業の規模の縮小が行われている状況下(引用新聞記事参照)、本計画におきましても、現在の経済状況、市況にあわせた計画に軌道修正されることを強く要望いたします。

引用■下野新聞より■
100メートルビル60メートルに縮小 小山の再開発高層マンション 分譲120戸程
度、300人規模に
(10月29日 05:00) 下野新聞

 【小山】市役所第2庁舎跡地などに高層マンションを建設する城山町3丁目の
再開発事業で、市や地権者で組織する再開発準備組合は28日までに、計画規模を
当初の地上27階建て(高さ約100メートル)から20階程度(約60メートル)に
縮小する方針を決めた。分譲戸数も200戸(約500人)から約120戸(約
300人)に減る見込み。同準備組合は、鋼材価格の高騰やその後の不況の影響
で昨年8月末から中断していた特定業務代行者(施工業者)の募集も再開する。

 高層マンションは、1階が商業施設と玄関ホール、2階は子育て支援総合セン
ターとまちなか交流センターなど公共施設とし、3階以上がマンション。空洞化
が進むJR小山駅西口地区の活性化を取り戻すことを目的に計画された。

 規模縮小の方針は、同準備組合がコンサルタントを交え今春から、不況下での
消費者ニーズやコスト面などから検証を重ね決定した。「一昨年までのマンショ
ンブームが終わり、小山市内の供給量は100~150戸」というマンション市
場の現状も考慮したという。公共施設は予定通り2階に入居する。

 市都市計画課は「規模を縮小するのは残念だが、再開発事業を進めることが大
切。いつまでも空き地にはしておけない」と計画見直しの背景を説明。9月に
行ったゼネコンの意向調査では27社中14社が興味を示したといい、「(特定業務
代行者の)応募はあると思う」と期待している。

 同準備組合は、来年2月までには同代行者を決定し、2013年度の完成を目
指す。
(引用終わり)

一、本計画のB1街区に建つ超高層建築物は、中心部から三方向に建物が張り出した形となっています。
 地震波の焦点化が起こる構造であり、この形の超高層建築物が、長周期地震波による影響をはじめ耐震性を十分に備えたものであるのか、科学的根拠をきちんと開示することを要望いたします。

一、本計画では、約8割5分の公有地を用いております。保留床を売却して事業費を生み出す手法に固執せず、これだけある公有地を有効にいかした複数の計画案を作成するなかで、地権者の皆様の福祉向上と周辺地域への貢献性の高い計画を考えてゆく余地は十分あると思われます。
 例えば、高齢者介護施設、小規模多機能型居宅介護施設、グループホームなどの高齢者や障がい者福祉に貢献する施設や、児童館やショートステイなどの子育て支援施設などをつくることが十分できるはずであり、これら提案を積極的に都にお届けし、本計画の地域貢献性を高めることを要望いたします。

一、周辺住民との合意形成をきちんと持ちながら、詳細計画をつくり、また、実際の建設を行っていく必要があります。
現在、勝どき五丁目地区再開発準備組合を組織し、計画を立案中でありますが、周辺住民との合意形成をきちんとつくっていく手法を担保して、計画を進めることを要望いたします。

一、本計画は、超高層住宅を建設することとなりますが、建設による周辺への影響、とくに、日影への影響、風害、歩行者や車の混雑、高層建築乱立にともなう地盤沈下などを十分考慮するために、「環境アセスメント」をきちんと実施することを要望いたします。

一、本計画は、B1街区に建つ超高層建築物は、中心から三方向に建物が張り出した形となっています。見る角度に寄れば、非常に圧迫感を与えることが考えられますが、デザイン協議会・景観審議会などにおいて、本計画の建築物の与える景観への影響を、対岸の都立浜離宮恩賜庭園からの景観眺望への影響も含め、十分評価検討することを要望いたします。

一、本計画は、「築地市場移転+環状二号線トンネル計画から地上化計画への都市計画変更+勝どき五丁目地区再開発」の3点セットであると考えられます。
 築地市場移転、移転を前提とした二号線の地上化の計画が先行き不透明となった以上、本計画も、早急にすすめることなく、それら計画が明らかになることを見定める必要があるのではないでしょうか。
 築地市場移転問題の方向性が明らかになるまで、一時中断し、その間に、都市計画原案を十分検討し充実したものとすることを要望いたします。

以上、
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11/4 和歌山大学へ 平田座長とご面会

2009-11-04 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 11/4和歌山大学を訪問し、平田建正先生(「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」以下、「専門家会議」座長)とご面会を致しました。

 本年4月30日に続き、二度目のご面会をさせていただきました。

 今回のひとつの大きな目的は、梓澤和幸先生(「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄処分の差し止めを求める訴訟」の弁護団 弁護士)をご案内させていただいたことと、私自身の疑問に対する回答を見つけるためでした。

 私の頭の中にあった疑問から、平田先生にご指導をいただきたいと考えていた事項は以下です。

1)有楽町層について
有楽町層が不透水層であることについて
有楽町層の下に汚染が広がっていることについて
万が一、汚染が広がっていたとしても、底面管理で対応可能なのか。

2)対象物質以外の汚染物質(セレンなど)について調査する必要がないのか

3)技術会議の提唱する技術の実施可能性(トリータビリティテスト)について

4)土壌汚染処理対策後に土壌がきちんと浄化されたことの検証方法は、どのよう
になされるのかについての専門家のご意見
(環境アセスメントで述べた点で、果たして十分なのか)

5)専門家会議で約束された都民とのリスクコミュニケーションがなされない状況
についてのご意見

6)生鮮食料品を扱う市場を作る場所は、「リスク管理論」ではなく、「予防原
則」に立つべきではないかということについてのご意見

7)コアサンプル保存の必要性に関しての専門家としてのご意見

以上。


 平田先生は、いつもそうでしたが、オープンに、そして、たいへん親切丁寧にご指導くださいました。

 平田先生の最も言わんとしていることは、専門家会議で約束されたリスクコミュニケーションを持つための都民・市場関係者、学識経験者からなる「協議会」をきちんと設置して豊洲土壌汚染問題に取り組むことの重要性であったと私は感じています。
 平田先生とのご面会を終えて、梓澤先生とお話させていただいたことは、「環境倫理」のあり方についてでした。

 平田先生には、専門家として、いつも貴重なご意見やご指導をいただき、たいへん感謝いたしております。
 平田先生は、現在和歌山大学でも重要なポスト(副学長)にもおつきになられていらっしゃいます。私のふるさと和歌山の発展のために、和歌山大学の位置づけはとても重要です。
 先生のご活躍と、あらたに作られた観光学部を含め和歌山大学が和歌山そして日本の学問の府としてますます充実していきますことを心からお祈りいたしております。
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11・3 認知症対応力向上研修会

2009-11-03 22:34:13 | 医療
 認知症対策は、本気で取り組んでいかねばならない課題の一つです。

 私の専門は、小児ですので、高齢者医療は、さらに研究していかねばならないと感じています。

 医師会主催で、下記の研修会が開催され、参加してまいりました。


プログラム
講演1:基礎知識編 60分
    講師 人形町メンタルクリニック院長 勝久寿先生
    内容 認知症の早期発見・診断及び早期対応におけるかかりつけ医の役割を考察

講演2:診断編 60分
    講師 聖路加国際病院神経内科副医長 竹見敏彦先生 
    内容 認知症の診断の原則を理解する

講演3:治療とケア編 60分
    講師 慈友クリニック精神科医師 臼井樹子先生 
    内容 認知症治療とケアの原則を理解する

講演4:連携編 70分
    講師 中央区医師会介護老人保健施設部担当理事 斎藤達也先生 
    内容 認知症高齢者の療養生活を支えるための医療と介護の連携の重要性について考察する  認知症高齢者の尊厳を守る制度を理解する

以上、4項目。


 研修をうけて大事であると感じたことを、順不同で書きます。

①早期発見が大事。任意後見制度なども利用が可能になるゆえ。

②進行を抑える薬がある。認知症は進行する病気であり、薬を飲んでいて、悪くはならないけど、良くはならないといっても、進行を抑えている点で、効用があるとみなすことができる。

③認知症らしい状況とは、
*物忘れの自覚症状に乏しい
*妙に無頓着
*困った様子もなく、すぐにあきらめる
*妙に礼節が良い
*辻褄あわせ
*出来事の内容よりも、出来事があったこと自体の記憶の喪失
*見当識障害 場所と時間
*危険回避の欠如
*妄想、幻覚、徘徊
*失行
など

④周辺症状への対応
*薬の副作用ではないか、服薬はしているのか
*身体症状を管理(感染、脱水、便秘など)
*不適切な環境
*福祉サービスの利用、とくに便失禁、徘徊、暴力がひどいなどの折。

⑤認知症のひとのためのケアマネジメント
*その人らしいあり方
*その人の安心・快
*暮らしの中での心身の力の発揮
*その人にとっての安全・健やかさ
*なじみの暮らしの継続(環境・関係・生活)

⑥医師が認知症の患者さんに接するときの視点
*患者さんは強い不安の中にいることを理解して接する
*外来での医師への態度はご本人の一番良い状態を見せることが多い
*感情面は保たれていると言う認識で接すること
*認知症の症状は基本的に理解可能として接する
*いつもと様子が違うと感じたら身体合併症のチェックを

⑦かかりつけ医による認知症のひとへの支援
*もの忘れがあっても充実感を持ち、安心して暮らせるように、できる限りの治療や支援を行うことを本人に伝える
*もの忘れを自覚する辛さを受け止め、残された能力が十分あることを伝える
*認知症患者の前で家族に対する症状説明は、慎重に行う
*家庭で何らかの役割を分担すること、社会参加やデイサービスの利用をすすめる
*身体疾患を早めに見つけて治療をする


⑧かかりつけ医による家族への支援
*専門医、ケアマネージャーやケアスタッフなどと協力して、認知症患者と家族を支えることを伝える
*社会資源の活用をすすめる
*症状の変化や介護の状況、家族の不安などについて傾聴する
*家族の会など、介護仲間を紹介する
*身体疾患の治療は、治療薬の投与回数を減らす、往診をするなど介護者の負担の少ない方法をとる

⑨サービス担当者会議の重要性

⑩日常の生活圏域を基本としたサービス体系の構築
*小規模な居住空間
*家庭的な雰囲気
*なじみのある安定的な人間関係
*住み慣れた地域での生活の継続

*グループホーム
*小規模・多機能ケア
*施設機能の地域展開
*ユニットケアの普及


などなど。


 研修会を受けて、本区で必要を感じたことは、
①認知症サポーター制度の普及

②生活圏域を大切にした認知症や介護需要に対応したまちづくり

③成年後見制度の普及

④認知症をみる医療介護体制の充実

などなど。
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今ある疑問 豊洲6丁目東京ガス跡地 土壌汚染問題

2009-11-02 18:41:17 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
豊洲6丁目東京ガス跡地の土壌汚染問題に関連して、
今、自分の頭の中にある、大きな疑問を書きます。

1)コアサンプル保存の必要性に関しての専門家の皆様は、日本各地の地質学者など専門家の先生方はどのように考えていらっしゃるのか?


2)専門家会議で約束された都民とのリスクコミュニケーションがなされない状況に
ついて、どのようにこの状況を打破できるのだろうか?


3)土壌汚染処理対策後に土壌がきちんと浄化されたことの検証方法は、どのように
なされるのどろうか?
(環境アセスメントで述べた点で、果たして十分なのか)


4)生鮮食料品を扱う市場を作る場所は、「リスク管理論」ではなく、「予防原則」
に立つべきではないだろうか?

などなど、
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11/2 朝は、築地市場から

2009-11-02 06:39:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 午前五時、11/2は、築地市場から始まりました。

 日曜日の休みと11/3の祝日の休みの合間とあって、築地市場は、普段より多くの水産物、青果物で溢れていました。

 築地市場を守らねばならないというひとの思いが東京都そして農水省に届くように行動していきたいと思います。

 収穫の多い朝でした。

 
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2009-11-01 14:33:28

2009-11-01 14:33:28 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
晴海に花のじゅうたんが誕生しました。
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