北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

これが北海道のうまいもの~余市柿崎商店

2014-06-20 23:23:37 | Weblog

 金曜日から静岡の友人たちと道央の釣り旅行に同行してきました。

 友人たちは昨年から、この時期に北海道を訪れて道内を釣りして回るようになり、私も同行するようになりました。

 一行はレンタカー二台に分乗しての移動で、午前中は古平方面へ出かけてちょっとした川で早朝から釣りをして歩いたとのこと。

 私たち夫婦とは昼に合流しましたが、友人の一人は30センチオーバーのいわゆる"尺イワナ"を釣ったと大喜び。

 それでも道内のここの所の長雨と低温が続いたせいか魚の活性は悪いようで、皆あまり元気が出ていません。


 時刻は昼少し前と言うことで、「それじゃあ余市の柿崎商店で美味いものを食べて元気を出しましょう」とガイドの親分が提案して、一行は余市へ移動して行きました。

 柿崎商店は余市駅近くの有名な海鮮工房で、水産物が安いのと二階の食堂では新鮮な素材を食べさせてくれます。

「ホッケ定食なんていいですよ」そう薦められたとおりのホッケ定食とホッキ飯を注文してテーブルで待つことしばし。

 「99番のお客様~」と注文番号で呼ばれて出されたホッケのでかいこと!これは素晴らしい。

 道産子とはいえ、居酒屋でホッケとは名ばかりのホッケを食べることが多いのですが、大きさと言い脂ののり方と言い、これは北海道に住んでいて良かった、と思わせるに足るホッケです。

 ホッキ飯の方も絶妙の味付けで美味しくいただきました。あまりブログで食べ物を紹介しない私ですが、これは本当にお勧めです。

   
 一階には海産物がこれまた格安で売られていて、新鮮なヤリイカが30パイで1900円。

 ガイドの親分は、「このまま家に帰るんだったらこれを買って帰って、食べるだけ食べたらあとはイカ飯を作って冷凍しておくとこれがいいんですよ」と作り方を教えてくれながら、最後まで買いたそうにしていました。

 今まで道央のあちこちに釣りに行っていましたが、これからは積丹方面の川で釣りをして帰りは柿崎商店で海産物を仕入れて帰るということが定番になりそうです。

   
  

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献血とイノベーションの波

2014-06-19 23:24:54 | Weblog

 職場に来ていた献血車。4カ月ぶりに献血に協力しましたが、受付のシステムが変わっていたのに驚きました。

 申し込むには献血カードを提示しますが、今までは4桁の数字の暗証番号で本人確認をしていました。それが今回からは、中指の静脈の形を登録してこれで本人確認をする生体認証が導入されています。

 じっと我が指を見つめても、どこに静脈が走っているのか分からないのですが、これが一人ひとり違うことを利用するのですね。

 次に、本人確認が出来たら問診票に健康状態などを記入します。昔はエンピツで「はい・いいえ」のマスを黒く塗りつぶしたものですが、これがタブレットのタッチパネルになっていました。

 質問の内容はこれまでと同じですが、タッチペンで画面の「はい・いいえ」を押して「次へ」を押して次の設問に移ります。

 このことで記録性も高めることが出来るとともに、膨大な紙資源がいらなくなるのでしょう。

 省資源、効率化なわけですが、内需としての製紙業から見ると紙の需要が減るわけで、そちらはちょっと心配です。


      ◆     


 以前釧路にいた時に、地元に進出している企業の本社を訪ねて挨拶に行く機会があって製紙会社の本社も訪ねました。

 その際に先方の幹部は、「物流のための段ボールなどの紙資源はまだ堅調ですが、情報媒体としての紙は減るでしょうね。しかも中国などから安い紙も入っていますし」と言っていました。

「情報媒体としてはなんと言っても新聞が量的には大きいのですが、こちらは新聞の部数が減ることで紙を使わなくなる傾向は変わりません。しかし新聞紙に中国産が入ることはないでしょう」
「なぜですか?」

「それは必要な量がきっちり間違いなく届くという安定供給が求められることと、もう一つは新聞紙の色味という品質の安定です」
「新聞紙の色ですか?」

「はい、新聞各社の新聞紙の色にはものすごく細かい指定があって、適当なグレーの紙を出しているわけではないんです。ちょっと明るくても暗くてもダメで、それ自体が新聞社ごとの違いなんです。そしてそういう色味を安定して供給できるのは日本のメーカーに限られる、というわけです」


 国内重要のなかでも安定した品質で安定供給が求められるような世界はまだ国内産業がまかり通るのですが、世の中はだんだん「品質はともかく安ければ良い」という分野もどんどん増えています。

 まして情報はデジタルで良いとなると、媒体は一気に必要がなくなりますね。

 一部150円の新聞が、「デジタル配信ならもっと安く読めますよ」、と言われたらどれくらいの人がいくら払ってデジタルを選ぶでしょう。

 私自身はまだそういう状態になんとなく懐疑的なのですが、イノベーションと言うことはそういう社会に変革せよ、ということなんですね。

 そのひっかかりが、イノベーションを受け入れない国という烙印に繋がっているのかもしれません。日本人はノスタルジーを大切にしすぎているかもしれません。

 なんとはない不安と新しい時代の変革を受け入れることのバランスは難しいですね。

 

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55歳からのハローライフ~NHK土曜ドラマ

2014-06-18 23:45:29 | Weblog

 先週の土曜日夜9時からからNHKで「55歳のハローライフ」というドラマシリーズが始まりました。

 一話完結のドラマで、全部で5話のシリーズ。第一話「キャンピングカー」の主演はリリー・フランキーさんです。

 一話目のあらすじは、58歳で早期退職した主人公富裕太郎(リリー)は、早期退職で得た割増退職金でキャンピングカーを買い、妻と一緒に日本一周をするつもり。

 キャンピングカーの手付も払ったところで娘と息子と妻にその話をすると、仲間もいて絵を描くことにはまり込んでいる妻は「私は忙しくてつきあえない」と拒否されてしまいます。

 経済的には困らないという読みで旅行三昧の日々を描いていた彼の夢は砕かれ、やむなく再就職をしようとしますが、若い採用担当者に馬鹿にされいたたまれなくなります。

 この辺りから映像では夢と現実の区別がつかなくなり、どこが夢でどこが幻なのかがあいまいに。

 キャンピングカーでの旅先で出会った若者は実は…。

 
    ◆  


 55歳と言うタイトルとキャンピングカーに惹かれて観てみましたが、とても身につまされて切なくなりました。

 前向きな生き方だと思った早期退職の結果は空回りで、いざ大企業の勤め人という身分を失ってみると、個としての自分は誰からも必要とされていなかった、それも妻にさえも。

 なるほど、これは明日の自分なのかもしれないという怖さがじわじわと伝わってきます。

 
 原作の村上龍さんは、このドラマに対するメッセージとして、「主人公たちは、人生の折り返し点を過ぎて、何とか再出発を果たそうとする中高年である。体力も弱って来て、経済的にも万全ではなく、そして折に触れて老いを意識せざるを得ない。そういった人々は、この生きづらい時代をどうやってサバイバルすればいいのか?その問いが作品の核だった」という文を寄せています。

 老いることへの恐れをテーマに据えつつ、映像美と切なさ、それに役者の上手さが伝わる重厚なドラマに仕上がっています。

 来週以降も楽しみです。同世代にはお勧めしたいドラマだと思います。


【55歳からのハローライフ】 http://www.nhk.or.jp/dodra/hellolife/

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君もロボットの操縦士にならないか

2014-06-17 23:44:31 | Weblog

 ロボットというと子供には大人気のキャラクター。

 我らが子供の時は日本のロボット漫画史上の三大ロボットキャラクターである「鉄腕アトム」、「鉄人28号」、「エイトマン」がほぼ同時期に漫画雑誌に掲載されていて、幼心をワクワクさせたものです。

 その後は才能溢れるクリエイティブな漫画家がぞくぞく排出して、「マジンガーZ」のような人が操縦する大型ロボットが登場し、やがてガンダムやエヴァンゲリオンのような社会現象にもなっていきました。

 ロボットというと上記の三大ロボットのイメージが強いために"人の形をしているもの"と思われがちですが、実はそうではない産業ロボットがたくさんあります。

 ロボット(robot)という語は、1920年にチェコスロバキア(当時)の小説家カレル・チャペックが発表した戯曲『R.U.R.(ロッサム万能ロボット会社)』において初めて用いられた言葉で、このときのロボットは金属製の機械ではなく、化学的に原形質を用いて作られた生物的人造人間というような存在でした。

 robot の語源そのものは、チェコ語による「賦役」(強制労働)を意味するrobotaだそうで、実際人間に成り代わってより力強く労働をしてくれる存在には違いありません。

 Wikipediaによれば、ロボットとは『人の代わりに作業を行う装置の場合、ある程度の工程なり手順なりを自動的かつ連続的に行う物がロボットと呼ばれ、単一の動作を行う物や、絶えず人間が操作をする必要がある装置、ブルドーザーやショベルカーなどの操縦者が搭乗する必要性があるものは基本的にロボットとは呼ばれない』とあります。

 しかしその一方で、『手動操作であっても、人の形をした機械装置であればロボットの範疇に含む場合もあり、パワードスーツなどを含めた「人の形をした乗り物または作業用機械」についても同様に、一般的にはロボットと呼ばれている。また、作業用機械であっても、高度な遠隔操作や自動制御技術の導入が進み、人間が操縦者から単なる作業指示・命令者に近づきつつある事から、一層境界が曖昧になって来ている』とも書かれています。

 どうやら、自動的に人間の代わりに働いてくれるものはロボットで良くて、人間が常に操縦するものは、"人型"ならばロボットで、"人型でないもの"はロボットとは呼ばれないという基準があるようです。

 しかし常に操縦するマジンガーゼットや戦隊ヒーローものの合体ロボットなどが常に操縦しながら敵と戦っていることを思えば、ショベルカーやブルドーザー、さらには除雪用の機械等も人間の代わりに効率的に必要な作業をしてくれるロボットという概念に加えて欲しいものです。

 

    ◆      ◆      ◆

 

 最近の除雪車は、冬は除雪をして夏はアタッチメントを取り替えることで夏冬兼用で使えるようになっています。いわば変形(トランスフォーム)するんです。

 映画「トランスフォーマー」は元々タカラトミーの、車が変形するロボットシリーズをアメリカのハズブロ社が提携して『TRANSFORMERS』として売り出したところ北米で大ヒットしたもの。

 この際、タカラトミーにお願いをして「除雪車から変形して戦闘ロボットになるような車」を作ってもらえないものでしょうか。

 そうすればそれが町中を走る姿を見れば子供たちはもっと雪や氷と戦う戦闘ロボットを身近に感じ、その操縦者になりたいと思うに違いありません。

 そして物語は雪の魔王との戦いで、主人公は除雪車とその変形ロボットを駆使して敵と戦うというわけです。

 幼い子供たちの感性に訴えるところから戦略的な"除雪者"やファンを育成したいものです。

 

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自治体経営の新たな時代

2014-06-16 22:56:30 | Weblog

 先週6月11日に、本年度第一回目の「国と地方の協議の場」が総理大臣官邸で開催されました。

 そもそも、地方自治に影響を及ぼす国の政策の企画及び立案並びに実施については、国が一方的に決めるのではなく、関係大臣と地方が協議を行ってほしいし、そのことで地域主権改革の推進を図り、そのうえで国及び地方公共団体の政策の効果的かつ効率的な推進を図ることが必要だという声は以前からありました。

 地方というと漠然としていますが、それは地方六団体の代表ということになっています。

 地方六団体とは、地方公共団体の首長の連合組織である全国知事会・全国市長会・全国町村会の執行3団体と、地方議会の議長の連合組織である全国都道府県議会議長会・全国市議会議長会・全国町村議会議長会の議会3団体を合わせた6つの団体の総称です。

 地方の住民によって選ばれた団体自治の代表者に委ねることによって地方の声を代表させているのです。 

 そしてそうした声を踏まえて、「国と地方の協議の場に関する法律」が、平成23年年4月28日に成立し、この法律に基づいて、地方自治に影響を及ぼす国の政策の企画及び立案並びに実施について、政府と地方六団体とが協議を行う「国と地方の協議の場」が開催されているのです。

 この手の意見交換の儀式のようなものは大抵言いっ放しになって、国側から「ご意見として承ります」というような発言で終わることが多いのですが、この法律では「協議の場において協議が調った事項については、議員(総理以下国務大臣など)及び(この会議の議長から指名されて)協議の場に参加した者は、その協議の結果を尊重しなければならない」とされています。

 この会議の関係資料は、内閣府のホームページに公表されており誰でも見ることが出来、どのような議論がなされ、どんな協議が調ったのか」ということも読み取れます。

【国と地方の協議の場】
 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouginoba/h26/dai1/gijisidai.html

 
 今回の「協議の場」では、は政府側から「骨太の方針」の策定についての説明があり、地方六団体からは「これからの国・地方を通じての課題について」という資料で少子化対策、国土強靱化、農林・農業対策、地方財政の充実などが訴えられました。

 普通このような地方からの申し入れは、ある程度国の政治方針を容認して賛成するということを示しつつ、地方側としても(応援する代わりに)これだけはお願いしたい、ということが一緒くたになって書かれているものなので、そのあたりを眺めると興味深い政治の方向性が読み取れます。

 税制改革一つとっても、「市民・住民の税負担を重くすることは難しいですよ」とか、地方にとっての税源になっている地方税などは国の勝手に軽々しく軽減せずに、やるのだったら「同時に安定的な代替税源を確保してください」と訴えています。
 
 地方自治体も特に財政面で運営が大変な時代なので、新たな財源は欲しいし、今のものを無くすのは勘弁して欲しい、というのは本音でしょう。


    ◆     


 そしてなんといっても目玉になるのは、地方分権改革特命大臣でもある新藤義孝総務大臣から、「地方分権の推進について」という資料が示され、このなかで『個性を活かし自立した地方をつくる』という内容で、地方の発意と多様性を重視した改革を推進するために
 ①地方に対する権限委譲・規制緩和の提案を募る『提案募集方式』を始める
 ②権限委譲に当たり、『手挙げ方式』を導入する
 ③地方分権改革有識者会議の専門部会を活用して議論を深める

 ということが示されました。

 これは、地方からいろいろ権限委譲や規制緩和して欲しいことが提案されても、全国一律にそれをやるのは難しいとれてはねられることが多かったのが、やりたいところだけ手を挙げてくれば検討の上、そこだけに許可するということがあり得るというものです。

 これは画期的なことで、やる気があってやるところと、やる気も能力もなくてじり貧になる自治体にあきらかに差が付くということです。

 これまでは護送船団的に全自治体を守るということで、認めるのも規制するのでも全国一律ということしか考えられなかったのが、あるところでは認められてそれを利用しない・できないところとの差が付いてくることでしょう。

 当然、利害関係者は地域にも存在するわけで、やったためにメリットを享受する人たちがいればその反対にデメリットを被ることもあるでしょう。

「その調整を国はしない、やりたければどうぞ、ただし責任は取らないよ」と言っているのですから、地方の首長の能力が問われ、責任は大きなものになるでしょう。

 地方からの提案はもう始まっていて〆切は7月15日までとのこと。

 佐賀県の武雄市では図書館の指定管理者をTSUTAYAで知られる「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)にすることで大注目を浴びています。

 岩盤のような規制がやる気のある首長の強い意志で切り崩せる時代になることが期待されますが、その反面、やる気と能力のない首長の自治体住民にとっては寂しい時代になるでしょう。

 自治体運営を頑張らなければ人口がどんどん流出してゆき、反対に頑張ればそれを好ましく思う住民が隣の町から移ってくる時代。

 首長選びはなお一層、住民の死活問題になりそうです。地方自治は安定から激動の時代に突入です。

 
 
【地方分権の推進について】
 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouginoba/h26/dai1/siryou3.pdf
 

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然別湖のミヤベイワナ~これぞ北海道の大自然

2014-06-15 22:55:10 | Weblog

 日本中がサッカーワールドカップの日本初戦に注目している頃、私は然別湖の湖上にいました。

 前日の夜に鹿追町に到着して、夜には然別湖でグレートフィッシングを運営している地元の知人たちと交流会をして、最新の釣り情報をゲットしました。

 曰く、「ミヤベイワナは低い水温を好むので、陽気が良くなって水温が上がると湖の深いところに沈んでしまいます。しかしこの2、3日は風が強くて水がかきまぜられているので、わりと浅いところにも出てくる可能性が高いです。昨日は最高で40匹以上釣った人がいました」

 これは期待できると胸を膨らませて、朝5時に起床し然別湖には6時過ぎに到着。曇りで霧雨気味ですが、気温は低く風もなくミヤベイワナ狙いとしては絶好の天気と言えるでしょう。

 

 釣り申込者は、基本的には手漕ぎボートで湖の中を釣りして回りますが、ポイントまでや緊急の際には受付に電話連絡をするとスタッフの方がエンジンボートで引っ張って行ってくれます。

 朝7頃から釣りはじめると、同行の仲間は次々に「かかった!」「釣った!」と歓声を上げ始めます。やはり状況はいいのでしょうか。

 しかしどうも私の釣竿にはなかなかかかってくれません。シンキングラインと言う沈む釣り糸ですが、すぐに沈む重たいタイプでやってみたところ、魚たちはもっと浅いところにいそうです。

 まず食ってくれなくては始まらないのですが、それがなかなか来ない。そのうち妻の方にアタリが出始め、ついに一匹を釣り上げました!

 胴体が薄いブルーに輝く美しい色です。この色味こそがミヤベイワナの特徴です。ついにミヤベイワナに会うことができました。


    ◆   


 しかしその後も私の方には全くアタリらしいものが来ません。広い湖をほぼ半周してポイントを探して回りましたが、まったく反応がなし。

「これはミヤベイワナは絶滅したのではないか」と本気で思いましたが、同行の仲間たちは「小松さんだけだよ、まだ出ていないの」と笑われる始末。

 とうとう結果的には仲間で一匹も釣れなかったのは私だけ。釣りの最中に持ち込んだラジオでサッカーワールドカップの中継も聞いていましたが、こちらも先制しながらの逆転負け。

 なんとも残念な日曜日となってしまいました。

 このリベンジにはまた一年かかるかと思うと、サッカーでの負け以上に悔しい一日です。

 もっと腕を上げて、システムを充実させて攻めの引き出しを増やして臨もうと思います。いい教訓になりました。 

   釣りをしなかったときは然別湖を見て「美しい湖だなあ」と思っていましたが、釣りをしてみるとさらにその魅力がじかに伝わってきます。 まさにこれぞ北海道の大自然。これを満喫するには釣りのスキルは最高ですね。

 北海道を大いに楽しみましょう!

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魚の神様はいるのか~映画「さかなかみ」の試写会

2014-06-14 23:21:21 | Weblog

 今日は映画の試写会を一本見てきました。

 タイトルは「さかなかみ」。ライフスタイルプロデューサーとして、1970年代の業態やまちづくりに様々な提案をして活躍した浜野安宏さんの企画・脚本・監督による映画です。

 会場は狸小路プラザ2・5で、300席がほぼ満席の盛況です。

 もともと浜野さんは「さかなかみ」という小説をもう20年も前に書いていたのですが、次第にそれを映像化することに取りつかれてきたのだそう。

「必ず自分で創って、自分で演じきれ!それしかこの凄い映画は出来ないよ」と新藤兼人監督に言われたことがずっと心に残っていた、と浜野さんは言い、今回はそのとおり、自分自身が主演し監督をすることで、

 今回の映画はデパートの池内さんが全面支援を行って、「池内プレゼンツ」という形で行われました。

 映画のスタイルは、浜野さんいわく"ハイパーリアル・ムーヴィ"という言い方で、小説的なフィクションと、実在の人物との対談で構成される不思議なつくり。

 長年世界を股にかけて釣りをしてきた浜野さんが、釣りをする中で「『さかなかみ』に会いに来い」という思いに駆られ北海道中を旅するというのが基本的な流れ。

 「イトウって幻の魚なんでしょ?」という若者の声に、「そういう何も知らない言い方がイトウを幻の向こうに追いやっているんだ」と叫ぶ浜野さんは、イトウが今でも釣れる北海道の川に大きな期待を抱いています。

「もはや駄目になってしまった本州の川に比べて、北海道はまだ何とかなる川がたくさんある」というよそ者の北海道へのエールなんだと思います。

 それなのに「ダムや堰や農薬、ゴルフ場とか、都市開発なんていうような余剰な文明を追い求めるのはもうやめようよ」というのが中心となるメッセージです。

 そしてイトウを追う中で、干潟にこそイトウ生息の秘密がいると知り、1mを超えるイトウを吊り上げます。

 映画の中では何匹もの魚を釣り上げるシーンがあるのですが、なかでもさすがに1mのイトウとは大物の中の大物。

 これがヤラセではなく、本当に釣り上げたというのですから、さすがの釣力です。

 伝えたいことや表現したいことが満載の100分の映画でしたが、何冊もの本を書いて世の中にプレンぜてーしょんをしてきた浜野さんの新しい映像によるプレゼンテーションなのでしょうね。

 実はまだ最終完成ではなくて、「これから多方面の意見を聞いて手を加えたいと思う」という浜野さん。この秋から劇場公開の予定だそうです。

 長年釣りをしてきた浜野さんだからこそ感じてきたことは、釣りを少しかじった私には実によく伝わってきました。

 釧路市内や阿寒川、美笛川、ビッグファイト松本、釧路のフライショップ「ランカース」など、良く知った場所も登場して懐かしく観ることができました。

 もし見られる機会があれば、北海道の自然を釣りという切り口で描いたこの「さかなかみ」をご覧になってみてください。

 浜野さん、おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
 

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週末は然別湖へ

2014-06-13 23:45:43 | Weblog

 この週末は然別湖へ釣りに行こうという計画です。

 然別湖にはミヤベイワナという陸封型のイワナが棲息しています。

 かつてはこの魚は全面禁漁でしたが、少しは増加してきたという調査結果もあって、2005年から期間限定、人数限定、釣り針などのレギュレーションも定めて、制限をした中でキャッチ&リリースによる特別解禁を始めています。

 昨年は7月にこの釣りに参加して釣果はゼロという残念な思いをしたのですが、今年は捲土重来を果たそうと再度の挑戦をするものです。

 然別湖のミヤベイワナのサイズはアベレージで30センチ、中には70センチという目撃談があるそうで、できれば良い思いをしたいところです。

 しかしこの時期のミヤベイワナは水深5m以下の深いところにいるようで、水面を狙う一般的なドライフライではちょっと歯が立ちそうにありません。

 それでもなんとかしてみたいと、水に沈むフルシンクのラインを買ってきてトライ。結果はともかく、いろいろなチャレンジをすることで経験を積みたいところです。

 それにしても雨続きの天気模様。

 どうなりますやら…。


【昨年は快晴でしたが】

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日本のサッカースタイルはなんと呼ぶ?

2014-06-12 23:45:07 | Weblog

 いよいよサッカーワールドカップの開幕が迫ってきました。

 日本のサッカー史上最強といわれるザックジャパンがどこまで世界を沸かせられるか注目です。

 この時期は私の様なにわかサッカーファンも増えて、「誰が良かった」とか「あのプレーが…」という居酒屋解説者も増えることでしょう。

 今回の優勝チーム予想、下馬評は何と言っても実力と地の利のあるブラジルが一番ですが、二番目はパスサッカーの極みで前回優勝のスペイン。

 日本もパスサッカーを信条としているのですが、やはりスペインの方が一枚上手のようです。

 スペインのパスサッカーは"ティキタカ"と呼ばれていて、一体何のことかと思ったら、なんとこれは昔日本でも流行った「アメリカンクラッカー」のような玩具の商標なんだそう。
 
  http://www.youtube.com/watch?v=fkYWMdjZAR4

 私も買ってもらって遊びましたが、上下にものすごい速さでカチカチと反発しあうそのスピード感をボール回しに見立てた表現なんですね。

 ではスペインが"ティキタカ"ならば、日本のパスサッカーはなんという愛称が良いでしょう。

 先日のザンビア戦で決勝点になった大久保の様な、縦パス一本でフォワードがなんとかしちゃうというのはあまり日本ぽいサッカーではありません。

 ディフェンスから組み立て直して中盤のMF遠藤からのパスをホンダが受けて起点になり、ワンタッチパスの連続で香川に渡して最後は柿谷か岡崎が決める。
 
 日本パスサッカーを信条にしているのでなにか愛称が欲しいところですが、何かいいのがないでしょうか。

 まあ試合をじっくり見ながらイメージをすることにしましょうか。

 がんばれニッポン!
 

 

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フロンティアスピリッツで行こう~北海道へのエール

2014-06-11 23:45:32 | Weblog

 この時期の人事異動で、北海道から本州へ転勤になる知人の送別会をしました。

 こちらにいる間は、北海道の観光を産業としてとらえるような調査研究をしてくれていて、とても参考になりました。

 北海道を去るにあたって、なにか言い残したことはありませんか、と訊いたところ、結構手厳しい反応が返ってきました。

 曰く、

「子供の時に一度過ごして、その後三度にわたって通算十年は北海道に住んでいましたが、仕事を通じて感じたことは、北海道の人たちは発展とか変化をしたいと全く思っていないということです。このままで衰退するならそれでもいい、と言うような人が社会のリーダーの中に多いようにずっと思っていました」

「随分厳しいですね」
「本当にそう思っているんです。北海道がまだ発展途上なので、まだまだ国家として基本的なインフラに投資をしなくてはいけないというのは理解します。でもそれならば、投資されたあかつきにはちゃんと国家に利益を返してくださいよ、と言いたい。そういう自覚があるのかなあ、と思うとちょっと怪しいのではないかと(笑)」

「国にちゃんと利子をつけて返せるように頑張ります」
「お願いしますよ。それとやはり教育と人材育成は大きな課題になると思います」

「初等中等教育の都道府県別順位が低いのは自覚しています」
「自覚だけじゃダメなんです。他の都府県だったら議会でも大変な問題になって早急な対応が求められると思います。それが『仕方がないんだ』と、何となく許されているのが道内の自治体の姿ではありませんか」

「耳が痛いですね」
「私が危惧するのは、ここに仕方なく住んでいる人はそれでも良いかもしれないけれど、教育レベルが低いと分かったら、道外の人たちは家族を連れて来やしないということです。教育がネックになって北海道が避けられるようなことになれば、人材なんて集まらない島になってしまうという心配をしています。それが現実にならないでほしいと思います」

 
 やはりよその人だと北海道のことが地元民よりもよく、それも歯がゆく見えているのかもしれません。

「最後に一言言わせてください」
「はい」

「北海道の人たちは、"フロンティアスピリット"と良く言いますね。あれは"開拓者魂"だと多くの人たちは思っていることでしょう」
「もちろんそう思っています」

「でも"フロンティア"には"辺境"という意味もあるんです。そしてスピリッツは魂でもありますが、根性とも言えます。するとこれは"辺境根性"とも訳せるのではないでしょうか。かつてある人にそう言ってみたら大受けでしたが、そんな狭い根性でなく、本当に未来を開拓する魂で臨んでほしいと思います」


 厳しくも温かいまなざしのエールだと思って、がんばろうと思います。

 お世話になりました。

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