Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

台湾縦断の戦利品

2017-06-21 16:11:24 | 東アジア
昨日、所要で神保町へ。
帰りにはいつものごとく柏水堂でケーキを買おうと思ったら、あるべきところに店がない!
ビルごと無くなっていて、呆然としていたら通りかかった人が連れに「柏水堂、閉店しちゃったんだよね」と言うではないか。

帰ってから調べてみると、なんとおととしの春に完全閉店したとのこと。
2年も知らなかったなんてショック、しかしあの老舗がなくなるなんて考えたこともなかった。
ここのマロンシュークリームが大好きだったのに。
神保町の楽しみが一つなくなってしまった。



さて、恒例、旅の戦利品。
台湾では当然食べ物ばかりで、そのためにLCCも帰りは最初から荷物を預けるべく予約しておいた。

 蓮池潭のほとりにある高雄物産館ではめぼしいものがなくて、期待した地元のバナナもなし。エッグロールはチョコバナナ味とあったが、バナナの香りはまったくしない。
 こちらは駁二芸術特区で見つけたコーヒーと高山茶のティーバッグ。絵本作家の店だそうで、猫好きの友人に喜ばれた。

 薄くてパリパリの生地の上にアーモンドやシラス、葱の乗ったこのスナックは高雄名産とあるが実は桃園空港で見つけた。高雄で見た覚えはないが、これはとてもおいしくて、また高雄に行くことがあったら絶対に探そう。

 知本駅の売店で買ったのは初鹿牧場の薄焼きクッキー。これもパリパリととてもおいしいのだが、面白いのはジッパーが袋の長い辺に付いていること。この方が食べやすいが、他では見たことがない。

 台東ではこの地の特産、乾燥金針。米苔目を食べた老東台できれいなものを売っていたので購入、150元。お湯で30分、冷水で洗って水にさらに30分さらして使用する。
花自体に味はないが、シャキシャキした食感でスープに入れるときれいだ。

客家の街、北埔の老街では客家の金柑のソースを購入。塩とわずかに唐辛子の入ったこのソースが肉にも野菜にもいろいろ使えて優れもの。店ごとに自家製を売っているので、味見をしてから買うのがいい。
 
やはりこのエリア特産の東方美人茶はバス停の前にあった農協直売店のような所で購入。
ティーバッグになっているが、これがさすがのおいしさ。確か20袋入りで260元。

 新竹ではもちろんビーフンを買ったが、安いものは米以外のでんぷんも使っていると言うことで米100%のものを。水で戻さずにすぐ使えて、いつも食べているものより堅めの食感。ちなみに左の茶色いのは玄米のビーフン。
もう一つの新竹名物と言うピーナッツバターは店でもおすすめされたが本当においしい。砂糖が入っているので少し甘いが、濃厚。

迪化街ではビーフン炒め用に干し海老とキクラゲを購入。
 富自山中というおしゃれに改装された乾物屋さんで買ったが、どちらもとても質がいい。
キクラゲは小さいのはタイ産、購入した大きいのは台湾産とのことで、軽いががさばるので少しにしたが、おいしいのでこれはもっとたくさん買えばよかった。

 同じく迪化街の台湾物産ではパイナップルとマンゴーのジャム。ただしマンゴーの味はまったくわからない。

あとはスーパーで大好きな鉄卵や豆干。
 
豆干はすぐ食べられるドライもおいしいが、火を通さなければならない左の物も野菜などと炒めると塩気がちょうど良くてとても便利。日本のスーパーでも売ってくれればいいのに。

 
方塊酥はパイのように生地が層になったサクサクのクッキーで、甘すぎない所が好み。
嘉儀のお菓子だそうで確かにどちらも嘉儀のメーカーだが、左は台北のカルフール、右は高雄駅内の売店で購入。どちらもおいしい。

そして台湾に行ったら必ずあちこちで買い集めるパイナップルケーキ。
 今回は高雄の金龍彩というちょっと高級な店で買った赤いパッケージのクランベリー入りが特に気に入った。同じ店の平安糕は柔らかい落雁のようでこれも美味。

台湾はお土産までおいしいものがいっぱい。


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17年台湾縦断 20 桃園から帰国

2017-06-19 19:32:23 | 東アジア
4月17日

本日、帰国日は月曜日。
 宿泊した部屋の窓から外を見ると民権西路をバイクがガンガン通って行く。

そこでホテルの前に出て台北大橋を見れば
 
文字通り湧くように降りてくるバイクの海。皆さん、ご苦労様です。

さて、帰国便は桃園からとは言え14時35分発、なので午前中はまだ遊べる。
と言うわけで宿から徒歩10分ほどの慈聖宮へ。
 
ここは海の神様、媽祖を祭る廟ということだが、他のお宮同様、仏教の仏様なども祀られていてにぎやか。
祭壇の前では歌うようにお祈りしている信者さんたちがいるし
 
お供え物の売店はまるでスーパーの棚のよう。
今回ほど台湾のお宮にお参りしたのも初めてだ。

ところで台湾のお宮は周りに食べ物屋台が集まっていることが多くて、この慈聖宮も例にもれず。
 実はここにやって来たのもこちらで朝食を摂ろうかと思ったからなのだが、8時半でもまだ開店準備中の店がほとんど、営業している所もローカル度が高すぎてさすがに躊躇してしまった。

そこで2つ目のオプション、すぐ近くの「呷二嘴」へ。
  
 
この店は米苔目のかき氷で有名な店なのだそうだが、かき氷などの夏メニューは4月26日からと店頭にも大書されていて、この日はまだ冬メニュー。
 そこで注文した筒仔米糕は大きなお肉と椎茸の乗ったおこわ、35元に厚揚げと大根のスープ、40元。どちらもやさしい味で、特に台湾の大根スープは大好き。

最後の朝食にも満足して、近くのスーパーで買い物。
さらに宿の裏の朝市をまた覗いてみるも、初日にいた葱餅屋さんはやっぱりいなくて涙。
 
それどころか10時を過ぎると食料品を売る屋台の多くはもういなくなってしまうようで、愛想のいいおばさんから肉団子を買うのがやっと。
朝市はなかなか難度が高い。

スーパーではもちろん消え物関係をもろもろ買い込んで荷物がだいぶ増えたが
 宿のフロントにはちゃんと秤があって、これは助かる。

重量オーバーがないことを確認したらホテルをチェックアウト。
すぐ近くの大橋頭駅からはまずMRTで3駅先の三重へ。
 
この駅でエスカレーターを上がるとすぐに今年の3月に開通したばかりの桃園機場線の駅があり、歩く距離もほとんどないので非常に便利。
 
この駅もできたばかりでとてもきれいだ。

ただし三重駅には快速は止まらないので各駅停車に乗車。
 
車内はごく普通の通勤電車という感じ。

この普通車で次の駅は新北産業園区。ここですぐ隣のホームから快速に乗り換えることができたのだが、時間もあることだし、とそのまま乗っていたらやっぱり各駅はだるくて、いささか後悔。
 
すれ違う列車など見つつ40分で桃園空港到着。快速より10分余計にかかったらしい。

 帰路は重くなった荷物を預けて
 量の少ないジュースが120元もすることに憤慨しつつ、残った台湾バナナを片付け 
 今度もブリッジを通ってほぼ満席の成田行きで無事に帰国。

タイガーエアは発着の時間もいいし、高雄も気に入った。
これは癖になりそう。


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17年台湾縦断 19 迪化街散歩

2017-06-16 18:29:34 | 東アジア
4月16日 続き

北投から戻り、ホテルにいらないものを置いたらまだ明るい迪化街へ。

おとといの夜に来たあたりを改めて見てみると
 
この通りの北の端は赤レンガのすっきりした外観。

それが南へ下るにつれて
  
 
装飾的なファサードが多くなる。
 
ちょっと凝った窓の桟もツボで萌え~。

1階のお店はと言うと
 
昔ながらに商品を積み上げた問屋さんや乾物屋さんもまだ多いけれど
  
  
えらくスタイリッシュな店が増えておしゃれになった。
 
こんな気取った写真も撮れたりして。

この通りの中ほどで本日の一デザート。
 
「夏樹甜品」は杏仁豆腐の店なので、注文も杏仁豆腐氷、85元。このふわふわのミルク氷も杏仁の風味がふわっと香り、
 その下には選んだ緑豆と仙草ゼリー、さらに杏仁豆腐も入っていて、これはおいしい。杏仁好きにはたまらない。

氷でクールダウンした後もお店を覗きながら迪化街を南下して
 
おなじみ霞海城隍廟と永樂市場までやって来た。

ここからホテルに戻ろうとにぎやかな通りをはずれると
 
たちまち生活感あふれる雰囲気。
 
学校や病院のレトロな建物もいい。

さて、台湾での夕食もとうとう最後。
選んだのはまたホテル近くの延三夜市のこちら。
 
〆も思いきりB級なこちらの店で
 
枸杞土虱なるスープ、70元。店頭の大きな鍋でクコの実ほか薬膳と一緒に煮こまれている土虱とはナマズの一種だそうで、実際他のテーブルの丼からはひげがはみ出しているのも見えた(笑)。
しかし食べてみれば真っ黒い皮のしっかりした白身に泥臭さなどはまったくなくて、食べごたえも十分。
この店はこれと、同じようなスープで骨付き豚肉を煮込んだ薬燉排骨が売りのようでどのお客さんもそのどちらかを食べているが、薬膳臭さが苦手でなければ珍しいメニューでおすすめ。

温泉入って薬膳食べて。本日も健康的な一日。


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17年台湾縦断 18 陽明山

2017-06-15 23:47:40 | 東アジア
4月16日

朝食に昨日見た葱餅を買おうと宿の裏の朝市へ。
日曜の朝も元気に営業中だが、お目当ての葱餅屋さんがいない!
どうも曜日によって出ている店が違うようで、完全に当てが外れてしまった。

しかたがないので、これも好きな飯糰と豆漿にメニューを変更。
 
かわいいお嬢ちゃんがお母さんを手伝っている感じのいい屋台。黒米の中にそぼろ、切干大根、油條という定番の具。卵が入っていないのが残念だけれど、おいしくてお腹いっぱい。

用意ができたら本日も地下鉄に乗って、剣潭で下車。
ここから今日は陽明山の馬槽温泉に行こうとバス停を探す。

 乗りたいのは金山行きの1717番のバス。バス停はあるが目指すバスは一向に現れず、あっちだ、こっちだと言われてうろうろするうち改札の横に観光案内があることに気づき、聞いてみると駅からは離れたバス停からの出発だと言う。

 
言われた通り銘傳大学という学校の前で待っているとやっと目指すバスがやって来た。

これに乗って45分、陽明山公園を通り、噴煙を上げる小油抗も過ぎた所で下車。
 
二股に分かれた道の左側を下って行くと看板が現れ、途中門の閉まった家があるのでドキッとするが、さらに下って
 無事営業中の日月農荘に到着。
週末のためか思いのほかたくさんの車が停まっていて
 
駐車場脇の売店の野菜もよく売れている。

 
入口で150元を支払い、チケットをもらって食堂や年季の入った椅子の並ぶ廊下を過ぎ
 
浴場エリア入口でチケットを渡すとその先に男女別露天風呂がある。

お風呂には先客のおばさま方がいたのでこの先は写真がないが、ここは裸で入れる完全露天。
湯温の違う浴槽が5つあって、かけ流されているのは硫黄の香りも強い白濁湯。
 酸性のお湯なのでなめると酸っぱくて、表示の通り鉄の味もする。
一番大きな浴槽が一番熱くて43,4℃あっただろうか、ぬるい浴槽は40℃ほどなのであっちへ入ったり、こっちに入ったり。
一部屋根もかかっているが頭上には緑が見え、風が吹き抜けて実に気持ちいい。
これで聞こえる会話が中国語でなければ日本のどこかの温泉にいると思ってしまう。

ゆっくり硫黄泉を堪能させていただいたら、またバスに乗って来た道を戻る。
 天気はいまいちだけれど、ここが台北市内から1時間もかからない所というのが信じられないほどの緑の濃さ。

10分乗ったら竹子湖で下車。
 ここからは遠くに市街地が見えるが、降りたのはこの景色のためではなく
 
「賞花歩道」とあるお花畑を通る道を散歩するため。そして「海芋」とあるのはカラーのことなのだが
 このあたりは花の栽培が盛んだそうで、遊歩道の脇に広がる花畑も自然のものではない。

まだ咲いていない畑が多くて残念に思っていたら、遠くにきれいに咲いた畑が一つ見えた。
 
と思ったらここはしっかり金網で囲われ、中で写真を撮るには入場料を取られる。
若いお嬢様方はお花畑の中の自分が撮りたいので入場料を払っているが
 せこいおばさんは金網の隙間から写真を撮る。

少し先では金網で囲われていない畑も発見。
  
きれいだけれど、ここは白ばかりでオランダで見たような多彩な色はないのがちょっと残念。

さらに行くと小道は木立の中に入って
  
 
カラー以外のちょっと変わった花も見られる。

気持ちよく散歩をして、お昼はカラー畑を見ながら
 
日月農荘で買ったとうもろこしと茶卵、台湾バナナにレンブ―。

 来た道を戻って、カラー売りも並ぶ国道沿いのバス停へ。
ところが乗りたいミニバスはどれもお客さんでぎゅうぎゅう、2台ほどは停まってもくれず、やっと乗れたバスも席がなくて、陽明山からのクネクネ道を吊革につかまって下るのはなかなか大変だった。

30分の乗車で今度は新北投へ。
新装なった滝の湯の様子はこちら → 台湾・北投温泉 瀧の湯リニューアル

すぐ隣には加賀屋があって、玄関前には着物姿のスタッフがお出迎えの準備中。
 
瀧の湯からの帰り道には大型バスが停まって大勢のお客さんが出てきたが、大陸からの団体だろうか。
加賀屋の台湾進出は成功している様子。

帰りはMRTに乗ろうと新北投の駅前に行くと、以前にはなかった古い駅舎のレプリカが出来上がっていた。
  
 
入場は無料で、中には復元の展示や土産物売り場も。

 
北投行きの客車内には風呂桶型のPRディスプレイなどもあって、北投温泉は相変わらずがんばっている。

これにて今回の台湾温泉めぐりは終了。
訪ねた温泉地は7ヶ所、入った施設数は10。
どこもそれぞれ味があって、実に楽しかった。


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17年台湾縦断 17 新竹

2017-06-12 23:33:27 | 東アジア
4月15日 続き

北埔からまた好行バスに乗り、今度は竹東の駅前で下車。

 
駅前は交通量も多く思いのほか開けているが、駅舎は田舎駅そのもの。
 
この駅を通っているのはローカルな内湾線、各駅にキャラクターが存在するらしい。

しばらくすると反対方面行きの列車がやって来たが、車体はこれまたキャラクターだらけ。
  
 
乗り込んだ列車内も幼稚園バスのようで、ローカル線が幼児化するのは日本のまねなのか、どこも発想が同じなのか。

 
高層マンションの立ち並ぶ景色を見ながら竹中で六家支線に乗り換え、台鉄新竹駅まで30分。

 
新竹の駅は現存する中では台湾最古、日本統治時代の1913年に建てられたそうで、真ん中の時計台がかわいい。

駅前にはそごうデパートなどもあってにぎやか。
 
正面をまっすぐに行くとロータリーに清代の東門城がある。

新竹には日本統治時代の建築がいくつか残っているとのことなので、それらを探して歩く。

 
南国らしい木の奥の立派な建物は旧新竹州庁、現市政府。
 
そのすぐそばの新竹市美術館は旧市役所、消防署も古い建物だが、台湾も救急はやっぱり119番なのだろうか。
 
元信用組合やら映画館やら、他にも古い建物が結構あって、街並み探検もおもしろい。

やがてやって来たのは新竹唯一の観光スポット、城隍廟。

ずらり並んだスクーターの向こうにはまた小さな店がずらり、その奥の屋根が道教のお宮と言うことなので
 店に挟まれたとても小さな廟入口から入ってみる。

 
ここに祀られている城隍神とは死者を裁く裁判官というから閻魔様のような神様らしいが
 
境内には紙のお札を燃やす立派な金爐があったり、金ぴかの布袋様がいらっしゃったりで、なにやら金運にも恵まれそう。

そしてこの廟が面白いのはお宮の正面。

香炉の向こうにいきなり屋根に覆われた屋台街が広がっているのだ。

この境内からも直接屋台に行けるが
 こちらは外から屋台街への入り口。
明らかに廟への入り口より立派で大きい。
 
中にはびっしりと食べ物屋台が並び
 
台湾式牡蠣オムレツや肉圓も名物らしいが、新竹と言えば有名なのはもちろんビーフン。

と言うわけでまずはこの中でも一番人気という「阿城號米粉」へ。
 
注文すればすぐ出てくる炒米粉は35元。食べなれたものよりコシと弾力のあるビーフンはそれ自体ほとんど味付けがされておらず、上にかかった挽肉ともやしの餡で食べる感じ。脂っぽさもなくあっさりとすぐに食べてしまったが、それほど感動しなかったのはビーフン好きとして期待が高すぎたか。

さらにもう一軒はしご、次は肉燥飯の「柳家」。
 
お弁当がどんどん売れているこちらで

酸菜と香菜も乗り、黒胡椒のかかった肉燥飯30元とつみれスープ40元。
トロトロ甘辛味の肉燥飯もおいしかったが、それ以上に大きなお肉のつみれがプリプリでうまい!持ち帰り用のつみれをなぜ買って帰らなかったかと後で後悔したほど。

廟内で2軒はしごをしてもうお腹いっぱいになったが、帰る前にはもう一つ食べるものがある。

一日一デザートは廟を出てすぐの所にある「阿忠冰店」でかき氷。
  
間口は狭いながら、このひょろりとしたビルがすべて一軒のかき氷屋さん。どのかき氷にもかかるパイナップル・シロップでビルが建ったのだからたいしたもの。
と言うことでシンプルなパイナップル氷40元で締め。これ以上の具はもう入らん。

膨れたお腹を抱えて新竹駅へ。
 少し待てば急行の自強号があったのに、すぐ目の前の各駅停車に乗ってしまったのは脳に血液が回っていなかったのかもしれない。
おかげで台北まで1時間40分もかかってしまって、疲れた。

やっぱり新幹線は速い。


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17年台湾縦断 16 北埔

2017-06-11 18:40:06 | 東アジア
4月15日

ホテルに朝食は付いていないので瑞穂で買った粽を食べて、本日の活動開始と地下鉄駅に向かうが、ふと見ると脇道に屋台が集まっている。
 
さらにその先を折れるとローカルそのものの短い市場通りが朝からにぎわっている。

おなじみの八百屋や総菜屋はもちろん、めちゃくちゃカラフルな魚屋やめずらしいサメの燻製肉屋さん。
  
 
季節の竹の子も大量販売しているし、ここだけ行列ができている葱餅は絶対においしそう。これは明日買わねば。

台北駅からは高鐵で新竹へ。
 切符は券売機で買ったが、わかりにくいシステムに白人のおじさんは係員を呼び、別の女の子たちはクレジットカードが通らなくて四苦八苦。自分も280元の切符を買うのに1000元札を入れたらどうしても通らず、500元札を入れたらおつりが10元コイン22枚で却ってきた

 緑の田んぼを見るうち、30分で新竹到着。
 
高鐵新竹駅は例によって郊外に建てられているので周りには何もなく
 
広いバス乗り場から獅山旅客センター行きのバスに乗車。

満員の乗客と共に運転手が大音量でかける演歌を聞くこと40分。
 目的地の北埔に到着。
ここは客家の町と言うことで漠然と山の中を想像していたのだが、道中は市街地が続いてちょっと意外。

到着はしたが地図を持たず、どちらに行っていいのかわからないのでまずは腹ごしらえをすることにした。
 目についた小吃店の水晶餃というのに惹かれて注文してみると
 
まわりはタピオカの皮に挽肉餡が詰められたものが登場。タピオカはもちもちしているが中の餡が少なくて、正直6個はもてあましてしまった。
ここは素直に客家名物の板絛を頼めばよかったか。

お腹を満たしたところで案内看板を見ながら街歩き開始。
街の中心らしい慈天宮を目指して歩いて行くと
 
台湾の観光地らしく、道の両側に食べ物を売る店が出現してここは大にぎわい。
 
客家らしい漬物やういろうの様なお菓子
 
干し柿や金柑もここの特産品らしい。

大勢の売り子の間を抜けてお宮に到着。
 
 
みかんの顔はお宮の人の手すさび?

お参りを済ませて脇道に入ってみると
  
狭い道の続く中に古い井戸があったり
  
 
昔ながらの家があったりで、普通の住宅街なので建て直された家も多いが、人通りも少なくて歩くのが楽しい。

 
角が生えたような門は公館や小さな廟の入り口。中には入れない。 

 
この辺りは東方美人茶の産地なのでお茶屋さんもいっぱい。

なのでそのうちの一軒で一休み。
 
水井茶堂は1930年代に建てられた日本式家屋だそうだが、
 和風というよりはエキゾチックな雰囲気。

客家と言えばお茶とごま、かぼちゃの種などをすりつぶしてお湯を注ぐ擂茶が名物で、隣のテーブルでも日本人のご夫妻がすりこ木で奮闘中。
 
でも一人では飲みきれないので、アイス東方美人茶と生姜糖のお菓子を所望。このお菓子がなにげにおいしくて、食べきれない分は持ち帰らせてもらった。なにしろお茶と合わせて200元と、いつもの夕食よりお高いのだから。
しかしお茶もすっきりとおいしく、さかんにポーズを取りながら写真を撮っているお嬢ちゃんたちを見ながらゆっくりさせていただいた。


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17年台湾縦断 15 迪化街でフレンチ

2017-06-10 13:56:44 | 東アジア
4月14日 続き

台北駅からは地下鉄を乗り継いで大橋頭駅へ。

台北での宿は駅から徒歩3分ほどの9ine Hotel。
 
ゆるい弧を描いた古いアパートビルの2階が目指すホテル。
 
入口が急階段でエレベーターがないのが残念だが、ロビーに入るとすっきりときれいにされていて、さすがに台北では英語も普通に通じる。

 
ドアを開けるといきなりベッドの狭い部屋でちょっと驚いたが、バスルームも清潔で一人なら問題なし。
窓の外は台北大橋からつながる民権西路だが、防音もしっかりしている。
この狭さで7000円弱も台北なら仕方あるまい。

荷物を置いたら早速夕食を摂りに夜の街へ。
目指すは宿から徒歩10分ほどの迪化街。
台北大橋が降りてくるあたりがこの問屋街の北の端になるのだが、こんなに北までは来たことがない。

前回ここに来たのは6年前。その時にもお化粧直し中のビルが多いと思ったが
 
もう乾物問屋はあまりないこの辺りもすっかりきれいにされている様子。
 
建物の奥にもしゃれたカフェなどが見える。

今夜選んだのも台北ナビで見つけたそんな一軒。
 
柱の向こうに見えるビストロ、豐舎。
ずっとB級グルメで過ごしてきたので、たまには台湾のフレンチも試してみようと思ったのだ。

店内はこじんまりしているが2階にも席がある様子。
 
メニューは壁一面の黒板に書かれていて、中国語に英語併記なのでわかりやすい。
フレンチだけれど臭豆腐とか豆干、竹の子など台湾らしい食材を使った料理があるのが面白く、セットメニューの中の料理も単品でオーダーできる、と日本語を話すかわいいウェイトレス嬢が説明してくれる。

さんざん迷ったけれど、生野菜に飢えていたのでまずはサラダをオーダー。
 鴨肉の火の通り方はパーフェクトで、中国の鎮江黒酢を使ったドレッシングもまろやかでおいしい。

メインには魚の紙包み焼き。
 
お腹にザワークラウトが詰めてあるのが珍しいが、酸っぱいキャベツが白身の魚に意外なほど合う。
魚は中国語では「午仔魚」とあって、検索してみると日本名は「南洋アゴナシ」と出たが、スズキ系の魚だろう、骨もすべて取ってあって食べやすかった。

この2品に中国茶をポットでもらって780元(約2800円)はリーズナブル。
サービスも良くて十分に満足できたが、惜しむべきは店の雰囲気。
と言っても店のせいではなく、若いグループの客がやかましいのだ。

10日も台湾にいて今更ながらに気が付いたが、本土の中国人同様、台湾人も声の出し方に遠慮がない。
声を作ることなく、お腹から声を出すので日本人からするといささか品がなく聞こえるし、集団になれば当然うるさい。
2階からもにぎやかな声が聞こえたし、個人が来るB級食堂の方がグループが来る高級レストランより静かだとは、意外な発見。どこでも気取りがないのが台湾のいい所ではあるのだが。

そんなわけでにぎやかな店からは早々に退散して、デザートは別の店で食べることに。

ホテルの前まで戻って民権西路と直角に交わる道に入るとそこは延三夜市。
 と言っても交通量の多い大きな道路の両脇に飲食店と屋台が連なっている所。

その中の一軒、杉味豆花でテイクアウト。
 
大好きな蓮の実や小豆入りの豆花、また食べすぎてしまった。


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17年台湾縦断 14 瑞穂温泉~台北

2017-06-07 19:14:18 | 東アジア
4月14日

せんべい布団を3枚重ね、隣室のおじさんのいびきを聞きながら眠った翌朝、起き抜けに個室風呂をいただきに行って、表に出ると社長が「朝ご飯」と袋を渡してくれた。
 「ございます」の紅茶はどこから来たのだろう。

WiFiの良く入るフロントに行くときれいな緑のオウムがいて、これは宿の娘がかわいがっている。
 
ここには人懐っこい猫もうろうろしていて、まるで友達のうちに遊びに来たみたいにまったりしてしまう。

チェックアウトのお昼まで時間がたっぷりあるので、宿の周辺の散歩にでかける。

この宿の敷地はすごく広くて、裏の方にはアヒルもいる蓮池があるし
 
和室の本館の他にもベッドに浴室の付いた部屋もかなりの数がありそうだ。

集落へ向かう道から山の方に上がる細い道が分かれていたのでそちらに行ってみると
 
ぐんぐん上がって、向かい側の宿が下に見えてきた。他には建物などまったくなく、この景色を見れば猿が出るのも当たり前と納得する。

 
道には花がたくさん落ちているので、どんな木に咲いているのかと見上げると
 鳥かと見まごうばかりに大きな蝶。
他にも周り中いろいろな種類の蝶がひらひらしていて
  
 
好きな人には天国じゃないだろうか。

散歩の汗をまた露天で流させてもらって、最後まで紅葉温泉を堪能。
ここは本当に忘れがたい宿になった。

12時きっかりに昨日の運転手さんが来てくれて、駅に行く前にまずは瑞穂の集落までお願いする。
寄り道したのはいつも温泉情報をいただいている温泉逍遥さんのブログで紹介されていた「瑞雄温泉」。
 ここの個室風呂が良いとのことだったので、ちょっとけばい女将に300元を支払って案内を乞うと
 
気持ちよさそうなウッドデッキや空っぽの大きな浴槽の横を抜け
 こちらの個室へ。
 
入ってすぐのきれいな更衣室には鏡台にドライヤー、水とタオルも用意され
 
感じのいいご主人も登場してお風呂やサンルーフの説明をしてくれた。
ここのお湯は瑞穂温泉と同じ鉄分の多い黄金色だが、金気はほとんどなく、なめると塩気を感じる。湯温は40℃ほどで、やっぱり裸で入れるのが気持ちいい。 
 
この温泉に浸かりながら、台東の市場で買ってきたおこわで昼ごはん。
 
鶏肉の入ったおこわの上には卵黄と椎茸が乗り、裏には竹が貼りついているが、この中にはタロイモのちょっと甘いペーストが入っていてこれがおいしい。3つで90元、丸一日経っていたが、問題なく食べられて一安心。

気持ちのいいお湯を堪能して個室を出ると、正面に宿泊棟の大きな窓が見える。
 ここはきれいだし、お湯もいいし、運転手さんは「ここは高い」と言っていたけれど、湯治宿のようなところが苦手な人にはいいんじゃないだろうか。

運転手氏と約束した2時にはまだちょっとあるので、フロントに荷物を置かせてもらって周辺を軽く散策。
この奥には紅葉温泉があるだけなので車もろくに通らない静かな集落。
  
 
こののどかさがいいではないか。

またきっちり時間通りに来てくれたタクシーで瑞穂駅に向かうと、駅の近くには台湾資本のチェーンが巨大なリゾートホテルを建設中。
駅のお色直しもこのためかもしれず、街が活性化するのはいいかもしれないが、温泉の量などは足りるのだろうか。
奥の温泉郷には変わらないでもらいたい。

駅に到着すると、「こちらの方にはエレベーターがあるから」と裏側で降ろしてくれた運転手さん。最後まで本当に気の利く方。 
 
こちら側にあった案内看板が面白くて、元々原住民に「水尾(みずお)」と呼ばれていた地名が日本人によって「瑞穂(みずほ)」と改名され、その漢字が今は「ルイスイ」と中国語読みされているのがわかる。

エレベーターで改札のある地下に降りたら、列車の時間までまた少しあるので大きな荷物は置きっぱなしにしてまた外へ。
 
昨日降りた正面からまっすぐ歩くと一番賑やからしい国道に出る。

ここにある涂媽媽肉粽店がおいしいとの情報があったので、一つ購入、35元。
 
作っているのは一種類だけ、包んでいるところを見ていたら蒸す前のおこわを味見させてくれた。ここの粽は炊いた糯米をさらに蒸しているらしい。
 
買った粽は翌朝の朝食にいただいたが、大きな豚肉がゴロンと入っていて豪快。糯米はしっかり固めで、やっぱり蒸し上げた後の方がおいしい。

駅に戻り、時間になって改札に上がるとホームのベンチがかわいい。
 
瑞穂は牧場でも有名なので牛柄。そう言えば瑞穂牛乳を飲みそびれた。

やがてやってきたのは特急のプユマ号。
 
この列車だけは2週間前にオンラインで予約をしておいたのだが、車内は案の定満席。
窓側席が取れなかったのは残念だが、花蓮から先は以前にも乗ったことがある。

3時間の乗車で台北に到着した。

 
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17年台湾縦断 13 瑞穂温泉&紅葉温泉

2017-06-06 19:31:23 | 東アジア
4月13日 続き

池上からゆっくりお弁当を食べながら50分で瑞穂駅に到着。

 ここも駅を改装中で、地下の改札から階段を上がる。

すぐに駅前のタクシーを拾い、瑞穂温泉の先の紅葉温泉までお願いする。
するとこの運転手さんが気のきいた人で、いくらかと聞くとメーターで行くと言う(これまでは言い値だった)し、途中に一軒だけあるコンビニまで来ると、「紅葉温泉の周りには何もないから夕食はここで買っておいた方がいい」と停めてくれようとする。
そのために駅弁をもう一つ買っておいたのでそのまま行ってもらい、瑞穂の集落を過ぎて15分で目指す紅葉温泉に到着。
 メーターは210元だったがまけてもらって200元。
英語も通じるいい運転手さんだったので、翌日も迎えに来てくれるようお願いして別れる。

やってきた紅葉温泉は日本統治時代の警察官保養所だった所。

本館はほぼ昔のままなので、まるで日本の田舎の古い小学校みたい。
 右端にフロントがあるので入って一番安い和室に泊まりたいと写真を指差すと、英語も日本語も通じないおばさんは指を6本立てる。てっきり1500元だと思ってお金を出すと、困った顔をして英語の通じる娘を呼んだ。すると宿泊代はなんとたったの600元(約2200円)。安っ!

お金を払っていると今度は日本語を話すおじいちゃん社長が現れて、正面の玄関で靴を脱いで部屋に案内してくれた。
 
廊下や壁、ガラス張りの入り口の障子などは最近改装したようできれい。
 
ただし細長い6畳の畳はだいぶくたびれて、窓の向こうはトイレ。この景色にはいささかがっかりしたが、ちゃんとした水洗なので別に匂いなどがするわけではない。
部屋には布団が3組用意されていて、まるで日本の湯治宿そのままだ。

ここに荷物を下ろしたら、水着を持って早速おでかけ。

まずは車で通り過ぎてきた瑞穂温泉に行くべく、宿の前の一本道を下る。
 
 
しばらく行くと広い河原の紅葉渓を渡る橋があって、ここまでは人家もほとんどなかったが、この先には集落がある。

 このあたりはアミ族が多いそうで、それらしいモニュメントがあったり
 
小さい教会もちらほら。
 
あちこちで細い竹の子の皮むき作業をしていて忙しそう。

 
やがて瑞穂温泉への看板が見えたのでここで曲がり、大きな集会場の前を過ぎると
 
上へ上がる階段があって、瑞穂温泉に到着。
ここも1919年に建てられた日本統治時代の警察官保養所「滴翠閣」が始まりだそうで、日本の警察官もどれだけ温泉が好きだったのやら。

紅葉温泉からここまで、歩いて30分。
もう汗だくになったが、今日は曇っている分まだ楽だったかも。
 
早速フロントで200元を支払い、靴を下足箱に入れて温泉へ。

 
すぐ左手には個室風呂が並んでいるが
 
階段の下のシャワー室で水着に着替えて、寒冷紗の屋根の掛かった露天風呂へ。
 
浴槽は3つあって、一番奥が一番高温で43℃ほどあり、そこからお湯が落ちる真ん中は40℃ほど、一番手前は38℃。
 黄金湯と名付けられたお湯は黄土色に濁り、周りの床にも滔々と流れだして、広々したお風呂が気持ちいい~。
 
浴槽の前には樹齢400年という木があって、「ここはパワースポットである」みたいなことが書いてあるが、このお湯とこの景色があればそれはパワースポットであろう。

入れ替わりにお兄さんが出た後はこのお風呂を独り占め、3つの浴槽を存分に楽しんで、そろそろ出ようと着替えたら他のお客さんがやってきたのはタイミングが良かった。

 
また橋を渡って来た道を戻るが、この辺りの木には花が咲いて一面とてもいい香り。

帰りついたらまた着替えて、今度は宿のお風呂へ。
 
フロントの奥に入ると水着や飲み物を並べた一角があり、その先が露天風呂。
 
ここも大きな浴槽が3つあって、一番手前は水風呂、真ん中が43℃で、一番奥は41℃。
炭酸気鈉泉というこちらのお湯は無色透明、無味無臭。温泉らしい癖はないものの柔らかいお湯で、浅めの浴槽に体を伸ばすと周りの緑がなんとも心地いい。

このお風呂に同時に入っていた高雄から来たという男性、福岡に何年か住んでいたと言うことで日本語でおしゃべり。
この温泉が気に入って通うようになり、社長とはもうお友達とか。
「この周りには猿が出るよ」と言われたが、ここの猿は温泉には入らないらしい。

露天は堪能したが、お風呂はやはり裸で入りたいので、〆は個室風呂へ。
 
壁の赤文字がちょっとおどろおどろしいが
 台湾らしく簡素な個室はかわいいピンク。

この一角には男女別の内湯大風呂もあるのだが
 平日のこの日はお客が少ないのでお湯を張られていなかった。

さて、2つの温泉を楽しんで、畳の部屋でくつろいでいると扉の向こうから宿の娘に声を掛けられた。
何事かと扉を開けると高雄からのお客さんもいて、「社長がごちそうしてくれるからご飯を一緒に食べましょう」と言う。
お弁当を買ってきたからと遠慮するも、「いいから、いいから」と誘われてフロントの横の部屋へ。

するとテーブルの上にはご馳走がいっぱい。
 
昼間見た竹の子が煮物とスープになっていて、食べてみたかったのでこれはうれしい。「これは今しか食べられないからラッキーだよ」と言う竹の子はちょっとえぐみがあって野生の味。この辺で獲れるという川エビもすごくおいしい。
 さらに「これは珍しい料理」と言われたスープ。
鶏と卵焼きが焼酎で煮こまれていて、アルコール分は飛んでいるようだが焼酎臭さはプンプン。

テーブルには隣の部屋の台南から来たというおじさんもいて、今夜の客は自分も入れて3人だけのよう。
食べているとウィスキーも出てきて、皆さんストレートでぐびぐび。この食事と飲み代だけで600元は越えちゃうよね。

 宿のお母さんと娘さん、ごちそうさま。

關山弁当が食べられなかったのにはこんなわけがあったのだ。


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17年台湾縦断 12 台東~池上

2017-06-03 15:57:24 | 東アジア
4月13日

台東のホテルは朝食付きなので、起きたら1階にあるレストランへ。
 
こぎれいな会場にビュッフェの器はあるがどれも空っぽ、スタッフに何か言われたが言葉は通じず、冷蔵庫にあったおしゃれなサラダをもらって食べていると
 
ボリュームたっぷりの温かい料理が登場。こんなに立派な朝食が付くとは思っていなかったので驚いた。

時刻は8時過ぎ、予定しているバスの時間までまだ間があるので、昨日はもうほぼ閉まっていた中央市場をまた覗きに行く。
 
まわりにはスクーターがいっぱい停まっていて
 
中もさすがに活気がある。
 
卵も練り物も種類豊富で
 
お惣菜やつやつやの豚足がめちゃくちゃおいしそう。
 
練った生地を鉄板に押し付けて薄餅を焼く手際に見ほれ
 
お寿司屋さんで思わずおこわなど買ってしまった。今日のお昼はもう決まっているのに。

市場をたっぷり楽しんだら、ホテルをチェックアウトしてバスターミナルへ。
 台東の市街は駅から離れているので20分もかかり
 
現在正面をお化粧直し中の台東駅へ。駅前は見事に何もなくて、なんでこんなところに駅を移さなければならなかったのか、不思議に思う。

 
微妙にわかりづらい自販機で次の自強号の切符を買うと、池上までは96元。
 華やかな塗装の列車がやってきた。

 台東を出てしばらくすると車窓は一面の田んぼになって、台東の南とは明らかに景色が違う。
このあたりは台湾の米どころで、一番有名なのは池上だけれど、その手前の關山もブランド米。
それを使った駅弁があるというので、駅に停車した時に乗車口から身を乗り出して待っていると
 駅弁売りのお姉さんが遠くから走って来てくれた。

台湾でも珍しい立ち売りのお弁当を一つ無事にゲットして、次の停車駅が台東から38分の池上。
 こここそホームの駅弁売りが有名なはずなのだが、なぜかこの日は一人も見当たらず。
この駅で降りることにしていてよかった、と改札を出ると
 
駅舎が立派でおしゃれでびっくり。てっきり田んぼの真ん中の田舎駅だと思っていたのに。

乗降客も結構いて、駅前もこのにぎわい。
 
弁当屋の看板が何軒か見え、ホームにはいなかった駅弁売りがここにはいた。

この駅前から5分ほど歩いて、やってきたのは「池上飯包博物館」。
 
ここに来たくてわざわざ列車を降りたわけだが、建物の前には客車が一輌置かれ、テラスの座席も列車風。
店内では14種類もの駅弁が売られていて、観光バスで乗り付けた大勢の観光客が駅弁を食べている。
 ブランドの池上米も売られていて、有機の最高米が2キロで320元(約1200円)だから日本のブランド米なみ。

この2階が駅弁博物館になっていて
 
初代の池上弁当はさつまいものてんぷら、それがおにぎりになって現在のお弁当になったというのが良くわかって面白い。
ただしあとはお米作りの展示が少しあるだけなので、にぎやかな店内からは早々に退散。

 駅前に戻って、これぞ池上弁当の創始店、全美行へ。
 
日本語を話す大女将にお金を払ってチケットをもらい、奥のカウンターでお弁当を受け取る仕組み。
ここで食べることもできるけれど、駅弁はやっぱり列車の中で食べたいのでぶら下げて駅に戻る。

池上駅から乗り込んだのは莒光号。
 
ガラガラに空いているので駅弁を食べるのにぴったり。

と言うことで、待望の池上弁当、80元をオープン。ずっと本場でこのお弁当が買いたかったのだ。
 
中身は焼豚やカツ、ソーセージ、卵にキャベツ、大根の漬物なども入って盛りだくさん。お米はなるほど日本米と変わらないおいしさで、かつお節のふりかけもかかっているのですすむ、すすむ。
この値段でこの内容、有名なわけだ、と大満足。

ついでにこれは後で食べた關山弁当、同じく80元。
 
こちらは池上弁当に比べるとおかずの種類は少なめだが、中央の焼豚の存在感が際立っている。
味付けは全体に薄味で、自分的には池上弁当の方がおいしいと思ったが、ある事情によりこちらのお弁当は満腹状態で味見をしただけなので、正当な比較はできない。
こちらの關山米も十分においしい、とだけ言っておこう。


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