Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ガルワール・ヒマラヤ 1 デリーからリシケシ

2008-08-25 01:46:12 | インド
2008年8月6日から17日まで インド、ガルワール・ヒマラヤの旅

8月6日

JALのデリー行きは定刻より30分ほど早く空港上空に到達。着陸態勢に入ると分厚い雨雲の中に突入し、翼が右に左に大きくあおられる。これはやばいのでは、と思っていると案の定再上昇してやり直し。結局定刻よりちょっと送れて無事到着。

迎えの運転手さんと空港の外に出ると雨は丁度あがったところ。しかしよほどの大雨だったと見えて道路は川のようになっている。
さらにデリー市内は現在空港までの地下鉄を建設中。この工事のためにただでさえ車が増えて渋滞している道路がまた混乱。

ラッシュアワー、大雨、工事の三重苦で、順調なら30分のホテルまで1時間半もかかってしまった。

「2010年にはデリーもすごく変わりますよ」とホテルのお兄さんは誇らしげに言っていたけど、さて、どうなることやら。

8月7日

朝、別便で到着したツアーの皆さんと合流。今回は17名といつもよりずいぶん多い。チベットや四川方面に行けなかったお客さんがインドに流れてきたらしい。

人数は多いが山道を走るためにバスは小型。ぎゅうぎゅうに詰め込まれてデリーを出発、北のウッタランチャル州を目指す。

 デリーを出てしばらく行くと、周りはずっとさとうきび畑。牛車がのんびりと歩く景色だが、畑の中にぽつぽつ、やけに立派なビルが建ち、それらは工業大学やらホテル学校やら。なるほどインドの売りはITとサービス業ね、とわかりやすい。
 トイレ休憩をしたドライブインにはこんなおしゃれなコーヒーショップがあるし、確かにインドも変わりつつある。

 お昼にチキンを食べて、この後はデリーに戻るまで肉なし生活。聖地巡礼の地へ行くので、食事はベジタリアン・カレー一色となる。

午後、最初の巡礼地、ハリドワールに到着。
大きな駐車場からガンガーの尊い水を入れる容器などを売る土産物屋の並ぶ道を通って沐浴場へ。
  
 
善男善女に混ざって自分もヨルダンでパンダ焼けした足を漬けてみると、ヒマラヤから流れてきたガンジスの水は驚くほど冷たく、流れも速い。泥をたくさん含んだ水は茶色く濁っているが、ヒンドゥー教徒のガイド曰く「ガンジスの水は聖水なので、容器に汲んで何年置いても絶対に腐らない。」信仰の力は偉大だ。

ハリドワールを出ると道は平地から山道に入り、緑の色がぐっと濃くなる。
1時間ほどでリシケシ到着。
山の中の聖地、というイメージのある町だが標高は1000メートルに達せず、街中にあるホテルの周辺はごく普通の田舎町で、思ったよりずっと蒸し暑い。
欧米人に人気の高級ヨガ・リゾートなどは町から離れた山の中にあるらしい。
 インド人の巡礼の後を追ってまたガンジスの川辺の沐浴場へ。
 こんなキッチュな像が建ち、にぎやかな音楽の鳴り響く沐浴場だが
  
川霧の立つガンジスは滔々と流れ、若い人も水を口に含み、真剣に祈っている。
 おばちゃんたちがにぎやかに売るお供えの花を買い
 ろうそくと線香に火をつけて川に流す。
 牛もまどろむ川辺は涼しくて気持ちがいい。

やがて7時になると、ここで毎晩行われていると言うプジャが始まる。
 
火をつけた燭台をかざしながら一列に並んだ僧侶達がガンガーに感謝の祈りを捧げる。まわりには神妙な顔で見守るヒンドゥー教徒たち。

ガンジスは確かに特別な川だ。


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コメント (2)
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