実はわたくしは大人である。
大人になるのも悪いことばかりではなくて、たとえばJR東日本の「大人の休日パス」なんてものが買える。
このパス、期間限定ながら3日間JR東日本の新幹線も含むほぼすべての列車乗り放題で12000円というすぐれもの。
これを使わないのはもったいないのでまた岩手に行ってきた。
まずは柄にもなく早起きをして6時58分発の「こまち」で盛岡へ。
到着したらすぐに駅前の案内所で切符を買って9時40分のバスに乗車。
7月から9月まで毎日1便運行されるこの「自然散策バス」に乗ると八幡平を無料ガイドさんと一緒に歩けるのだ。
盛岡駅前から八幡平頂上まではちょうど2時間。
もう一つ先の黒谷地というバス停が「中級コース」の出発点。
ここで軽いストレッチをして、5人のお客に2人のガイドで歩き始める。
歩き始めの湿地は板の歩道が敷かれた平坦な道。両脇に広がる草はすでに赤くなっていて、こういうのを草紅葉というのだそうだ。
きれいな空気を吸い込んで周りの景色になじみ始めたとたんに休憩所に到着。
まだ歩き始めたばかりだし、別の大きなグループの先客もいるが、他に場所もないらしく、「はい、ここでお昼です」
持参したのは盛岡駅で仕入れた「釜石めのこ飯」。
うに、ホタテ、きざみ昆布の炊き込みご飯に棒だらの甘露煮やひじきの煮物のおかず。いぶりがっこも岩手らしくていい。
あいにくどんよりと曇り空の天気、じっとしていると寒いので、ご飯を食べたらさあ、早く行きましょう。
湿地から先は少し登りになるが、ガイドさんに植物の名前などを聞きながらなのでゆっくり、ゆったり。
秋の最後の花を探しながら歩く。
一番良く見かけるのはハチマンタイアザミとリンドウ。てっぺんに1つだけ花が付くのがオヤマリンドウ、複数の花が付くのがエゾオヤマリンドウって、さすがガイド付だとお勉強になる。
トウウチソウ、サワギキョウ、ツルリンドウ
ウメバチソウ
あとは名前を忘れてしまった。
すでに実になっているアカノマは「赤い実」という意味だそう。白い方のシラタマノミは触るとサロメチールのにおいがする。去年インドで食べた青い実の仲間だろうが、昔は本当にシップに使ったとか。
さらに登りが続くうちに周りの見通しが良くなり
標高1595メートルの源太森に到着。安比高原など岩手側は晴れているが、八幡沼から向こうの秋田側は曇っている。
その曇っている方へてくてく。
八幡沼の傍らをぐるっと廻って
ガマ沼の向こうの岩手山を眺め
最高地点1613メートルの八幡平頂上に出るがここは周りの見通しがきかない。
後は帰りのバスに間に合うようにと急いでレストハウスまで降りる。
着いてみるとまわりは霧で真っ白、雨が降ってきた。
なんとパーフェクトなタイミングで帰り着いたことか。
5キロの道のりを3時間かけて歩くし、コースもよく整備されているので中級といえどもスニーカーで十分に歩けるコース。
澄んだ空気の中を植物のお勉強をしながら歩くのは本当に楽しかった。
ガイドの高橋さん、千葉さん、ありがとうございました。
レストハウスで熱いコーヒーを一杯いただいたら、バスに乗って今夜の宿に向かおう。
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大人になるのも悪いことばかりではなくて、たとえばJR東日本の「大人の休日パス」なんてものが買える。
このパス、期間限定ながら3日間JR東日本の新幹線も含むほぼすべての列車乗り放題で12000円というすぐれもの。
これを使わないのはもったいないのでまた岩手に行ってきた。
まずは柄にもなく早起きをして6時58分発の「こまち」で盛岡へ。
到着したらすぐに駅前の案内所で切符を買って9時40分のバスに乗車。
7月から9月まで毎日1便運行されるこの「自然散策バス」に乗ると八幡平を無料ガイドさんと一緒に歩けるのだ。
盛岡駅前から八幡平頂上まではちょうど2時間。
もう一つ先の黒谷地というバス停が「中級コース」の出発点。
ここで軽いストレッチをして、5人のお客に2人のガイドで歩き始める。
歩き始めの湿地は板の歩道が敷かれた平坦な道。両脇に広がる草はすでに赤くなっていて、こういうのを草紅葉というのだそうだ。
きれいな空気を吸い込んで周りの景色になじみ始めたとたんに休憩所に到着。
まだ歩き始めたばかりだし、別の大きなグループの先客もいるが、他に場所もないらしく、「はい、ここでお昼です」
持参したのは盛岡駅で仕入れた「釜石めのこ飯」。
うに、ホタテ、きざみ昆布の炊き込みご飯に棒だらの甘露煮やひじきの煮物のおかず。いぶりがっこも岩手らしくていい。
あいにくどんよりと曇り空の天気、じっとしていると寒いので、ご飯を食べたらさあ、早く行きましょう。
湿地から先は少し登りになるが、ガイドさんに植物の名前などを聞きながらなのでゆっくり、ゆったり。
秋の最後の花を探しながら歩く。
一番良く見かけるのはハチマンタイアザミとリンドウ。てっぺんに1つだけ花が付くのがオヤマリンドウ、複数の花が付くのがエゾオヤマリンドウって、さすがガイド付だとお勉強になる。
トウウチソウ、サワギキョウ、ツルリンドウ
ウメバチソウ
あとは名前を忘れてしまった。
すでに実になっているアカノマは「赤い実」という意味だそう。白い方のシラタマノミは触るとサロメチールのにおいがする。去年インドで食べた青い実の仲間だろうが、昔は本当にシップに使ったとか。
さらに登りが続くうちに周りの見通しが良くなり
標高1595メートルの源太森に到着。安比高原など岩手側は晴れているが、八幡沼から向こうの秋田側は曇っている。
その曇っている方へてくてく。
八幡沼の傍らをぐるっと廻って
ガマ沼の向こうの岩手山を眺め
最高地点1613メートルの八幡平頂上に出るがここは周りの見通しがきかない。
後は帰りのバスに間に合うようにと急いでレストハウスまで降りる。
着いてみるとまわりは霧で真っ白、雨が降ってきた。
なんとパーフェクトなタイミングで帰り着いたことか。
5キロの道のりを3時間かけて歩くし、コースもよく整備されているので中級といえどもスニーカーで十分に歩けるコース。
澄んだ空気の中を植物のお勉強をしながら歩くのは本当に楽しかった。
ガイドの高橋さん、千葉さん、ありがとうございました。
レストハウスで熱いコーヒーを一杯いただいたら、バスに乗って今夜の宿に向かおう。
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