松川温泉からバスでまた2時間、盛岡に着くとちょうどお昼。
荷物をロッカーに預けて、早速盛岡名物を食べに行こう。
駅前からてくてくと盛岡城跡公園へ向かい、石垣をぐるっと回って桜山神社の鳥居の前の道を入るとその店はある。
じゃじゃ麺の元祖、白龍(ぱいろん)。
土曜のお昼、しかも公園ではロックフェスティバルをやっているせいだろうか、本店の前にも、1軒置いた隣の分店の前にも長い列。並ぶのはきらいだけど、せっかくここまで来たのだから食べないで帰るわけにはいかない。
待つこと20分、狭い店内のカウンターの一番奥に通される。
壁に一応メニューはあるが、店内のじゃじゃ麺率は100%。大中小の中を注文する。
そして出てきた、これが盛岡のじゃじゃ麺。
太い麺の上にたっぷりのねぎときゅうり、肉味噌はかなりにんにくがきいた香り。さらにおろししょうがと真っ赤な紅生姜がついてくる。これをよーくかきまぜて、あとは好みでにんにく、酢、ラー油をかけて食べる。
食べてみると麺はやわらかめ、みそも意外におとなしい味。自分の好みでは酢を多めにかけた方がおいしい。
「中」でもかなり食べでのある麺をやっと片付けたら、テーブルの上の生卵を勝手に取ってわりほぐし、「ちーたんたん、お願いします」と皿を差し出すと、スープをそそぎ、ねぎと味噌が足されて戻ってくる。
これも薄味なので自分で味を調整して飲む。残っていたきゅうりがいいアクセントになって、でもこれを全部飲み干すとくるし~。
味は正直、すごくおいしいというわけではない。ジャージャー麺だったらやっぱり本場、北京のがおいしかった。でも癖がないので食べやすく、近所にあったら定期的に食べに来たくなるだろうというのはよくわかる。なんと言ってもこのボリュームでちーたんたん付き550円は安い。忙しくてもお店の人は親切で感じがいいし、この雰囲気を味わうためにもやっぱり本店に来てよかった。
お腹が膨れたところで腹ごなしに盛岡市内を散歩。
鮭ものぼるという中津川を渡り、明治末期に建てられたというきれいな岩手銀行へ。
ここから北側の紺屋町には古い建物がぽつぽつと残る。
昔の豪商とか酒屋さんとか
大正時代の番屋の前を花嫁さんが人力車で通る。
こちらの火事ですすけたかのような蔵。
扉のガラスにはアルカイック・スマイルが描かれ、中は田舎のよろづ屋のように雑然としているが、実は盛岡正食普及会という地元産の穀類や自然食品、自家製パンを売る店。
前の晩、宿に置いてあった雑誌でここの「ロシア・ビスケット」なるものの記事を読み、食べてみたくて寄ってみた。するとゴマ入りとクルミ入りはあるが、お目当てだったクルミとレーズン入りが売り切れてしまっている。残念がっていると言葉で地元の人間ではないとわかったのだろう、どこから来たのかと聞かれたので東京からと答えると、「1つだけでいいなら、こっちのお客さんにはもうちょっと待ってもらおう」と、なんと発送用に詰めていた箱から1袋出してくださる。
そこまでしてくださるとは、とこちらも恐縮して、1袋5枚入りで600円と高いのだが、3種類全部にくるみあんぱんを買ってしまった。
このロシア・ビスケット、玄米とゴマ入りのはそうでもないが、クルミ入りの方はむちゃくちゃ固い。生地がぎっちり詰まっている感じで、味は思ったより甘いのだが粉の味がして、これを一枚食べるとこれまたむちゃくちゃお腹にたまる。非常食にもなりそうで、ロシア・ビスケットという名前はもしかしてそこらへんにも理由があるのだろうか。かなり気に入る。
お買い物はもう一つ
なぜか古い洗濯機や冷蔵庫、ラジオの並ぶ白沢せんべい店で
南部せんべい。
これも固くて噛みしめて食べるのが好き。
お土産も無事買えたところで
盛岡駅に戻って次の目的地に向かう。
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荷物をロッカーに預けて、早速盛岡名物を食べに行こう。
駅前からてくてくと盛岡城跡公園へ向かい、石垣をぐるっと回って桜山神社の鳥居の前の道を入るとその店はある。
じゃじゃ麺の元祖、白龍(ぱいろん)。
土曜のお昼、しかも公園ではロックフェスティバルをやっているせいだろうか、本店の前にも、1軒置いた隣の分店の前にも長い列。並ぶのはきらいだけど、せっかくここまで来たのだから食べないで帰るわけにはいかない。
待つこと20分、狭い店内のカウンターの一番奥に通される。
壁に一応メニューはあるが、店内のじゃじゃ麺率は100%。大中小の中を注文する。
そして出てきた、これが盛岡のじゃじゃ麺。
太い麺の上にたっぷりのねぎときゅうり、肉味噌はかなりにんにくがきいた香り。さらにおろししょうがと真っ赤な紅生姜がついてくる。これをよーくかきまぜて、あとは好みでにんにく、酢、ラー油をかけて食べる。
食べてみると麺はやわらかめ、みそも意外におとなしい味。自分の好みでは酢を多めにかけた方がおいしい。
「中」でもかなり食べでのある麺をやっと片付けたら、テーブルの上の生卵を勝手に取ってわりほぐし、「ちーたんたん、お願いします」と皿を差し出すと、スープをそそぎ、ねぎと味噌が足されて戻ってくる。
これも薄味なので自分で味を調整して飲む。残っていたきゅうりがいいアクセントになって、でもこれを全部飲み干すとくるし~。
味は正直、すごくおいしいというわけではない。ジャージャー麺だったらやっぱり本場、北京のがおいしかった。でも癖がないので食べやすく、近所にあったら定期的に食べに来たくなるだろうというのはよくわかる。なんと言ってもこのボリュームでちーたんたん付き550円は安い。忙しくてもお店の人は親切で感じがいいし、この雰囲気を味わうためにもやっぱり本店に来てよかった。
お腹が膨れたところで腹ごなしに盛岡市内を散歩。
鮭ものぼるという中津川を渡り、明治末期に建てられたというきれいな岩手銀行へ。
ここから北側の紺屋町には古い建物がぽつぽつと残る。
昔の豪商とか酒屋さんとか
大正時代の番屋の前を花嫁さんが人力車で通る。
こちらの火事ですすけたかのような蔵。
扉のガラスにはアルカイック・スマイルが描かれ、中は田舎のよろづ屋のように雑然としているが、実は盛岡正食普及会という地元産の穀類や自然食品、自家製パンを売る店。
前の晩、宿に置いてあった雑誌でここの「ロシア・ビスケット」なるものの記事を読み、食べてみたくて寄ってみた。するとゴマ入りとクルミ入りはあるが、お目当てだったクルミとレーズン入りが売り切れてしまっている。残念がっていると言葉で地元の人間ではないとわかったのだろう、どこから来たのかと聞かれたので東京からと答えると、「1つだけでいいなら、こっちのお客さんにはもうちょっと待ってもらおう」と、なんと発送用に詰めていた箱から1袋出してくださる。
そこまでしてくださるとは、とこちらも恐縮して、1袋5枚入りで600円と高いのだが、3種類全部にくるみあんぱんを買ってしまった。
このロシア・ビスケット、玄米とゴマ入りのはそうでもないが、クルミ入りの方はむちゃくちゃ固い。生地がぎっちり詰まっている感じで、味は思ったより甘いのだが粉の味がして、これを一枚食べるとこれまたむちゃくちゃお腹にたまる。非常食にもなりそうで、ロシア・ビスケットという名前はもしかしてそこらへんにも理由があるのだろうか。かなり気に入る。
お買い物はもう一つ
なぜか古い洗濯機や冷蔵庫、ラジオの並ぶ白沢せんべい店で
南部せんべい。
これも固くて噛みしめて食べるのが好き。
お土産も無事買えたところで
盛岡駅に戻って次の目的地に向かう。
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