Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スリランカ再訪 2 ダンブッラ

2011-05-15 01:20:54 | 南アジア
4月29日

スリランカに来たからには朝からカレー。
 ヒヨコマメの隣にあるのは魚カレーだけれど、スリランカは辛い、との噂どおり、ホテルの朝食と言えども容赦なく辛い。唐辛子と言うより胡椒の辛さだろうか。でも具のマグロはかなりおいしい。

西海岸にあるニゴンボを出発して島のほぼ中央にあるダンブッラをめざす。

道路脇には
  
パイナップル畑にココナッツ畑
  
ゴム園があるかと思うと水田が広がる。
このあたりでは米は年に3回取れるそうだし、そこらじゅうにバナナやらマンゴーやらパパイヤがなっている。決して飢え死にすることはなさそうなところだ。

 大きな人造湖のほとりでお茶休憩をしたらやがてダンブッラ。

大きな岩山が見えてきたところで「あそこにお寺があるんだよ」と教えられたが、近くに来てみると
  
ファンシー(??)な建物の屋上には巨大な黄金の仏様が座り、その脇には華やかな僧侶の列が続いている。
ここは仏教博物館だそうで
 隣には仏教放送局まである。
さすが仏教国スリランカだが、我々はタイガーバーム・ガーデンに来てしまったのか。

不安になりながら指示されたとおり博物館の脇の階段を上り始める。
ここでこんな階段は予想していなかったのでげげっと思うが
  
15分ほどの登りでたどり着いた石窟入り口からの景色は緑が広々と気持ちいい。

寺院なのでここで靴を脱いで門をくぐる。
  
この白い回廊からまずは第一の石窟へ。

  
この窟はそれほど大きくないが、部屋いっぱいに涅槃仏がいらっしゃり、壁から天井まで僧侶や仏様の壁画で覆われている。

その隣の第二窟に入るとここは圧巻。
  
幅52メートル、奥行き25メートルと言う大きな部屋の壁際には仏像がずらりと並び、壁から天井まで隙間なく壁画がびっしり。それを床からの照明で照らしているのでなんとも荘厳な雰囲気なのだ。
   
仏像の多くはかなり新しいものだと思うがなかなかの美男もおわし
 
カーテンをかけられた仏像は古いものだろうか、脇侍にも味がある。
 さらに部屋の中央には金網で覆われた壷があり、天井から滴る水を集めたこれは聖水なのだそうだ。

暗くてほとんど写真が撮れなかったが天井の絵は様式も題材も様々。17,8世紀のものらしいが、壁画フェチには大ご馳走。

興奮しつつさらに隣の第三窟へ。
  
ここも第二窟と同じほどの広さがあり、同じように仏像と壁画でぎっしり。
  
王らしき人はここの寄進者だろうか。
 
この部屋には涅槃仏やストゥーパもある。

他にもっと時代の下がった小さな部屋が二つあり、この石窟寺院の厳かな雰囲気には大満足。
入り口のあの建物が惜しまれるが、あれが現代スリランカ人の好みなのだろうか。

寺院の見学を終わるとお昼もだいぶ回った。
食事を、とはじめはツアー客の定番レストランに連れて行かれたが、わさわさと落ち着かず、値段もぼったくり値段なので「もっとローカルなところに行きたい」と得意のわがままを言う。

それでは次へ向かう途中、適当なところがあったら入ろう、と見つけたのがこちら。
  
名前はなぜか「サクラ」だが別に日本食屋じゃない。
 風通しのいい店内はこぎれいで、ネクタイ姿の地元ビジネスマンなども入っている。

ガラスケースにお惣菜がいろいろあったのでそれを注文。
 まずは運ばれてきた洗面器いっぱいのご飯に仰天。
我々はドライバー氏も入れて5人だけれど、他のテーブルを見ると2人でこの量のご飯を食べている。なるほどみなさん、立派なお腹になるわけだ。
ちなみにご飯は赤米。ちょっとポロポロするが香ばしくてカレーによく合う。
 
おかずは鶏と魚の唐揚げにダル、いんげんのカレー、ポテトカレー。緑の一皿は葉物をきざんでココナッツであえたマッルムという料理。これがさっぱりとおいしくて大いに気に入る。
カレーもドライバー氏は辛過ぎないかと心配してくれたが、スパイシーながらおいしく食べられる範囲。やっぱり地元の人はおいしいもの食べてるじゃない。

この店、なんと我々の訪れた前日にオープンしたばかりだったそうで、オーナー氏は珍客の来訪に大喜び。我々の写真まで撮ってくれたのでこちらもお返し。
 中央赤シャツがオーナー氏。

ダンブッラでおすすめのレストラン。 


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コメント (5)
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