Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「Robot」&「ザ・ライト」

2011-05-18 00:09:12 | 機内食・映画・美術展
遊びに行くには軍資金がいる、というわけで、スリランカ旅行記を始めたばかりだけれど今週は出張ウィーク。

機内で見た映画2本。


一本目はインド映画 「Robot」

スーパースター(とタイトルに出る)ラジニカーントがかつらをかぶり、お腹を一生懸命引っ込めて若作り、超美女アイシュワリヤ・ラーイを相手に踊りまくるが、うれしそうというより必死な感じがちょっと痛々しい。

内容は天才博士が自分そっくりなアンドロイド型ロボットを作って、それが悪い博士に利用されてってありがちで他愛のないストーリー。
インド映画にしてはびっくりするほどCGを多用していて、その出来も悪くないが、ネタがみんなハリウッドのパクリでパロディになっていないのがこれまた痛い。

唐突に歌と踊りが入るのはインド映画のお約束だけれど、それにしてもなんで何の脈絡もなくマチュピチュで歌って踊るんだろうか。

インドのコメディももうちょっと垢抜けないものか。


2本目、「ザ・ライト」

こちらは現代のアメリカだけでも140人実在するというエクソシスト養成のお話。

これを聞いて想像したよりはずっとまともな映画で、主人公が懐疑的な神学生と言う設定がなかなかうまい。

アンソニー・ホプキンスがある意味十八番の演技で、これは楽しくて仕方なかったろう。
お久しぶりのルトガー・ハウアーが年を取ったとは言えまともな役だったのがうれしかった。

それにしてもキリスト教ってどうしても善と悪の二元論になってしまうのだろうか。白か黒か、どっちの側につく、って決め付けるから対立が起こると思うんだけど。

それとこの映画のタイトル、原題の The Rite は儀式のことだけれど、これをカタカナの「ザ・ライト」にしてしまってはなんのことやらさっぱりわからない。映画会社の怠慢だ。
コメント (2)
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