Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

龍山寺界隈を散歩して買い食い

2011-05-11 01:12:05 | 東アジア
羽田から午前の便で台北入りすると午後はかなり遊べる。

いつものホテルのそばに新しく地下鉄駅ができて移動が便利になったので、今回は龍山寺にでかけてみた。
台北で一番有名なこのお寺、以前に来たのはなんと30年も前だ。

その頃にはなかった地下鉄駅を出てみると意外にもそこはおやじ天国。
  
ちょっと浮浪者風のおやじが多くて、雰囲気は新宿公園みたい。ところどころで大勢集まってテーブルを囲んでいるのはおそらく何かのギャンブルだと思われる。
このあたり、もともと「萬華」と言う、ちょっと怪しげな地域だったらしい。

そんなうさんくさい駅前から大胆にもすぐ脇の暗い路地に突入。
 
と言うのもここにはおいしい胡椒餅の店があるとの情報を仕入れたから。
はたせるかな、路地の奥には大勢の人が焼き上がりを待っている。

店の奥では女性達が一心不乱に餅作り。
  
  
出来上がったものは木樽の釜の内側に貼り付け、炭火で焼き上げる。
見ているとかなりの数が一釜に入るが、焼き上がりにはずいぶん時間をかけている様子。

前のお姉さんに倣って「1個ちょうだい」と指を立てると、「45分かかるよ」と日本語で教えてくれる。今焼きあがったものには先約があるのだ。

そこでお金を払って番号札をもらう。
  
この仕組みが面白くて、各番号の枠においてあるコインは注文の個数。これで後で番号札を返す時にまちがいなく注文した数がもらえるのだ。

45分もここで待っていてもつまらないので駅周辺の探検に出る。

夕方でシャッターの降りてしまった市場を抜けると
 「剥皮寮」という昔の街並みを残した一角。
  
中の「台北市郷土センター」はもう閉館時間で見られなかったが、ちょっと雰囲気のあるここではテレビの撮影もしていた。

さらに歩いていくと青草街というところに出た。
  
ここで売られているのは文字通りの「青草」。つまり漢方のハーブ類なのだが、迪化街の乾物とはちがってここにはフレッシュな草が積まれているのが面白い。それぞれ何で何に効くのか、さっぱりわからないけれど。
 もちろん乾物やお茶もあり。

そして道の真ん中には夕方のこととて露天商が出現。
  
安そうな衣類の奥にはもちろん食べ物屋台も。

ぶらぶらしているうちに時間が来たので店に戻って無事に胡椒餅をゲット。
  
 龍山寺山門の電光掲示板をみながらいただいた胡椒餅、最高!
パリパリの皮の中のお肉はジューシーでねぎと胡椒が効いて。ああ、また食べたい。

がっつりお肉を食べたところで、口と手をぬぐってお寺の境内へ。
ここは仏教と道教が同居して、どんな願い事もよろず引き受けと言うところだけに大人気。
   
  
いつものごとく、お供えテーブルには果物やお菓子があふれ、みんなが持って回るお線香の煙でいぶされそう。
以前は天井から巨大な螺旋型の線香が下がっていたと記憶していたが、ここじゃなかったのだろうか。

ぐるっとお寺を一回りしたら、また屋台街に突入。
 こちらは食べ物ばかり
 
  
果物あり、豚足あり、するめあり。
 日本名店チユーソ?

そんな屋台を掻き分けてたどり着いたのはこちらの有名かき氷屋さん。
  
カウンターには魅力的なトッピングの数々が並んでいるが
 ここは念願の八宝氷。
あずきやら緑豆やらタロイモやら、淡い甘さにコンデンスミルクがおいし~。
おじさんもおばさんも、みんなこれを食べている。

かき氷とは言え、豆や芋でお腹はいっぱいになっちゃった。
  
こちらのアーケード夜市にはさらにお店が並んでいたけれど、一つの胃袋にはもう入りません。

龍山寺、また胡椒餅を食べに行こうか。


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コメント (8)
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