去年の秋のきのこ鍋に感激した松之山温泉の凌雲閣、今度は総勢6名でお世話になることになった。
旅の始まりはいつものごとく、東京駅で駅弁を調達。
6個ともなるとさすがに重い。
ワイワイと食べられてしまったので中身の写真がないが、「まさかいくらなんでも寿司」がマス、サケ、カニ、イクラがぎっしり入っておいしく、「えび千両ちらし」はふたを開けると一面の卵焼き、その下にいか、うなぎ、こはだにえびが隠れていて面白かった。
越後湯沢からほくほく線に乗り継ぎ、お迎えのバスで到着した凌雲閣。
この冬は積雪が4メートル以上にもなって屋根の一部が崩壊、残雪と震災による瓦不足のためにやっと今頃修理できるようになったとかで大きなクレーンが来ている。
ここは東北の翌日、3月12日の長野の地震でも大きく揺れて、3月いっぱいは休業していたそう。目に付くところに被害の跡は見えなかったが、昭和初期に建てられた古い建物の維持はやはり大変な様子。
工事の音がさすがに響くので、緑が美しい裏山に散歩に出る。
足元にはフキノトウやチゴユリ、ショウジョウバカマ
何種類ものスミレにカタクリの花が咲いて春らしい。
個性的なお湯につかってゆったりしたら、いよいよお目当ての夕食タイム。
今回は春のスペシャルメニュー、山菜フルコースをお願いしてあるのだ。
次々に運ばれてくるお皿の数々。
左写真の下からウドのキンピラ、フキノトウ酢味噌和え、こごみのごまあえ、浅葱入り紅白なます、金目鯛はフキみそ焼き。
右の写真はワラビ、アケビの芽、モミジガサ、アズキナ、アザミ、葉わさび、ウルイ、フキのキンピラ。
天ぷらはもちろんタラの芽やウド、フキノトウや竹の子、柳川鍋の中身もすべて山菜、のっべ汁の中も山菜。
お漬物の左端、茶色いのはカタクリのつぼみとか。特に味や香りがするわけではないが珍しい。
そして毎回登場するイワナシのゼリー。
小さくてもシャリシャリとした食感のイワナシの実は焼酎漬けにされているのだそうだ。
登場したお皿の数は16、山菜は14種類。思ったほど珍しい山菜は登場しなかったが、さすがにこれだけ登場すると葉っぱだけでもお腹がいっぱいになる。
きのこといい山菜といい、この宿の料理長はすごい。
翌朝もゆっくりさせていただいて、まつだい駅までのバスをお願いすると列車の時間までだいぶあるからとご主人は途中の美人林に寄って下さる。
樹齢80年ほどのブナの林は幹がすらっと細いから「美人林」なのだとか。
頭上は新緑、足元は落ち葉がフカフカとして本当に気持ちいい。
さらに駅まで遠回りをしてドライブ。
このあたりは10年ほど前から町おこしとして「大地の芸術祭」と言うのを始め、田んぼや畑の中に「芸術作品」が点在している。
あれも作品、これも作品、と紹介しながら、「でも現代アートって我々にはなんだかよくわかりませんね。」
それでも年々知名度が上がり、今では年間10万人もお客さんが来るというのだから町おこしとしては大成功だろう。
こんな風に寄り道をしてくださるサービスもうれしく、またきのこを食べに来ようかな。
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旅の始まりはいつものごとく、東京駅で駅弁を調達。
6個ともなるとさすがに重い。
ワイワイと食べられてしまったので中身の写真がないが、「まさかいくらなんでも寿司」がマス、サケ、カニ、イクラがぎっしり入っておいしく、「えび千両ちらし」はふたを開けると一面の卵焼き、その下にいか、うなぎ、こはだにえびが隠れていて面白かった。
越後湯沢からほくほく線に乗り継ぎ、お迎えのバスで到着した凌雲閣。
この冬は積雪が4メートル以上にもなって屋根の一部が崩壊、残雪と震災による瓦不足のためにやっと今頃修理できるようになったとかで大きなクレーンが来ている。
ここは東北の翌日、3月12日の長野の地震でも大きく揺れて、3月いっぱいは休業していたそう。目に付くところに被害の跡は見えなかったが、昭和初期に建てられた古い建物の維持はやはり大変な様子。
工事の音がさすがに響くので、緑が美しい裏山に散歩に出る。
足元にはフキノトウやチゴユリ、ショウジョウバカマ
何種類ものスミレにカタクリの花が咲いて春らしい。
個性的なお湯につかってゆったりしたら、いよいよお目当ての夕食タイム。
今回は春のスペシャルメニュー、山菜フルコースをお願いしてあるのだ。
次々に運ばれてくるお皿の数々。
左写真の下からウドのキンピラ、フキノトウ酢味噌和え、こごみのごまあえ、浅葱入り紅白なます、金目鯛はフキみそ焼き。
右の写真はワラビ、アケビの芽、モミジガサ、アズキナ、アザミ、葉わさび、ウルイ、フキのキンピラ。
天ぷらはもちろんタラの芽やウド、フキノトウや竹の子、柳川鍋の中身もすべて山菜、のっべ汁の中も山菜。
お漬物の左端、茶色いのはカタクリのつぼみとか。特に味や香りがするわけではないが珍しい。
そして毎回登場するイワナシのゼリー。
小さくてもシャリシャリとした食感のイワナシの実は焼酎漬けにされているのだそうだ。
登場したお皿の数は16、山菜は14種類。思ったほど珍しい山菜は登場しなかったが、さすがにこれだけ登場すると葉っぱだけでもお腹がいっぱいになる。
きのこといい山菜といい、この宿の料理長はすごい。
翌朝もゆっくりさせていただいて、まつだい駅までのバスをお願いすると列車の時間までだいぶあるからとご主人は途中の美人林に寄って下さる。
樹齢80年ほどのブナの林は幹がすらっと細いから「美人林」なのだとか。
頭上は新緑、足元は落ち葉がフカフカとして本当に気持ちいい。
さらに駅まで遠回りをしてドライブ。
このあたりは10年ほど前から町おこしとして「大地の芸術祭」と言うのを始め、田んぼや畑の中に「芸術作品」が点在している。
あれも作品、これも作品、と紹介しながら、「でも現代アートって我々にはなんだかよくわかりませんね。」
それでも年々知名度が上がり、今では年間10万人もお客さんが来るというのだから町おこしとしては大成功だろう。
こんな風に寄り道をしてくださるサービスもうれしく、またきのこを食べに来ようかな。
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