Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

成田のオーガニックレストラン 「風楽」

2012-01-09 16:02:00 | 食べ歩き
もうずいぶん前に一度行った宗吾霊堂の門前にあったオーガニック・レストラン、移転先を見つけたという友人と行ってみた。

場所は成田の駅から車で15分、とHPにはあるが、えらく簡単な地図でわかりにくく、しかも県道から入ってからがまたわかりづらい。
えっ、本当にこっちなの?と民家と畑の中の小道に乗り入れると、あった。

 

「古民家空間 風楽(ふら)」

築400年の農家を改装して2009年にオープン、週末だけの営業だそう。

 
扉を開くと昔の農家らしく土間があり、ここにもテーブルが2つあるが、土間から上がると座敷が3つ奥へと並んでいて、そこにゆったりと座卓が配置されている。
我々が案内されたテーブルは古い勉強机だろうか、壁際には文庫本がぎっしり並べられていて、タイトルを見るとおなじみの懐かしいものが多い。ここのオーナーは我々と同世代かな?

店内に漂うカレーの香りにも惹かれたけれど、やっぱり日替わり定食1400円をお願い。
 メインはおからのコロッケ、それにカブのそぼろあんかけ、青菜のお浸し、夏ミカンの入ったキャベツサラダ、玄米ご飯と具だくさんのお味噌汁。
  
デザートにはケーキがつき、コーヒーはセルフサービス。横の食器棚から好きなカップを選べるのが楽しい。

ここのお料理はだしに鰹節を使っていたり、ケーキに卵や乳製品を使っているので完全な菜食とは言えないのだろうが、オーガニック野菜をふんだんに使ったおかずは単純においしく、ベジタリアン教ではない人間にはこれぐらいの食事がちょうどいい。

野菜は美味しいと思うから食べるけれど、人間にとって最も効率いい食べ物は肉(動物性蛋白質)だという、最近読んでいる本の主張にはうなづける部分が多いので、もちろんベジタリアンは個人の自由だけれど、それこそが正しい、と言うような押しつけはどうも苦手。
食習慣は生物学的必要と食材取得に関わる経済効率によって形成されるというその本の主張、常々菜食主義は野菜の豊富に育つ恵まれた環境にいない限り不可能と思ってきた自分には納得がいく。
だからこそ高温多湿の日本で野菜中心の食事は理屈に合っているとも思うのだ。

屁理屈はともかく、こういう食事をすると「まともなものを食べた」という満足感が得られる。

そのせいだろうかこんなにアクセスが悪くわかりづらいところなのにお客が絶えない。
以前の店からのなじみ客ばかりと言うわけでもなさそうで、ちょっとびっくり。

迷いながらも無事店にたどりついてくれた友人に感謝。


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コメント (2)
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