Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

広尾でイタリアン 「Vino della Pace」

2012-01-19 18:13:16 | 食べ歩き
大好きだった「ダディーノ」のシェフが今度は広尾のオステリアに移ったとご連絡をいただいたので追っかけ。

今度のお店は Vino della Pace

広尾の駅から西麻布の交差点方向に10分弱、外苑西通りと並行する道に目立たない外観のその店はある。
うす暗い入り口の木の扉を押して中に入ると
 小さな店内は明るいオレンジ色。
壁際にはワインの木箱や瓶がたくさん積まれて、まるで酒屋さんみたい。

通されたテーブルは一番奥で、他とは仕切りで区切られているので小部屋気分。
初めての店だけれどなんだかくつろげそう。

メニューは基本おまかせ、ワインはたくさんありすぎるのでリストなし、こちらもボトルではなくグラスで料理と好みに合ったものを出してもらえるという面白いシステム。

 まずは突き出し、マスカルポーネチーズの詰まったラビオリ。
寒い日に上品なおだしの温かいスープがうれしく、ラビオリの中のチーズはレモンの香りがする。

前菜は鰆の燻製。
 
半生に火の通ったお魚は刺身よりうまーい。友人の頼んだ白ワインをなめさせてもらうと甘口で香りが良くて、こっちもおいしい~。でも飲めない~。

次はハマグリのニョッキ。
  
しっかりした味付けのソースなので、合わせる赤ワインもフルボディだそう。

 ガルガネッリにはキャベツと豚さん。
脂身や肝、豚耳が使われているということだったが、しつこさなどなく、いかにも沼尻シェフらしいパスタ。

そしてメインは鴨。
  
この写真では小さく見えてしまうが、実はかなりの大きさの切り身が3つ。皮はパリッと香ばしく焼かれ、中は絶妙な火の通り加減でジューシー。やっぱり「ダディーノ」に戻ったみたい。うれし~。
ワインはぐっと重めの赤が、時間が経つにつれて軽く変化したそうな。

 デザートはセミフレドと焼きリンゴ。
セミフレドの中にはナッツがいっぱい。

 そして最後のコーヒーとともに出される小菓子も「ダディーノ」と一緒。

小さな店は思った通り居心地良く、料理は以前と変わらぬおいしさ。
ソムリエはイタリアワインに関しては有名な方だそうだが気取ったところなく、いろいろと試せるこの店のシステムはワイン好きにはたまらないのではないだろうか。
飲めない自分もほんの一なめずつさせてもらえて楽しかった。

この店にはおいしいものの好きな酒飲みと行くべし。


にほんブログ村 グルメブログ 東京食べ歩きへ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする