Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

初めてのペナン 7 ペナンヒル

2018-03-19 19:53:16 | 東南アジア
2月7日 続き

インド人街で遅い朝食の後、フェリーターミナルにあるバスターミナルへ。
 
ここから204番のバスに乗ってペナンヒルを目指す。

 
ターミナル近くのイギリス時代の遺産を過ぎ、街中を通って郊外へ。

ペナンのバスは乗ったら運転手に行き先を告げて料金を支払い、チケットをもらうシステム。
ペナンヒルまで2リンギットと安いけれど、料金表もなければ途中のバス停の表示もなく、終点まで行くなら簡単だが途中下車の場合は結構難易度が高い。
おつりももらえないし、一日券などはないようでちょっと不便。

そんなバスで一時間、大きな極楽寺を過ぎてやっと終点。
 
バスターミナルの目の前にケーブルカーの乗り場があるので早速チケットを買うと、往復30リンギット(約860円)とこれまでのもろもろに比べてずいぶんお高い。
 
それでも乗り場にはお客さんが行列を作っていたが、目の前で一台が満員になって発車、15分ほど待った次のケーブルカーには一番に乗り込んで、おかげで最後尾の席が確保できた。

100人乗りのケーブルカーは最大斜度52.9度で1996mを上る。
  
途中には山腹の住民のための小さな駅もいくつかあるが、それらには停まらずに10分ほどで山頂駅へ。

駅の上の展望台からはガスってはいるがジョージタウンと対岸の本土が一望できる。

ここを離れてちょっと行くと子供のための遊園地のようなチープな施設があるが、エアアジアの機内誌にはキャノピーウォークができる所があると出ていた。
そこで聞いてみるとHabitatという新しい施設ができていて、出張テントで入場チケットを買うと入口まで電気カートで送ってくれると言う。
 
そこで50リンギットとこれまたお高い入場料を支払い、カートで10分ほどでゲートに到着。
 
少し行くとおしゃれなカフェ併設の売店があって、この中を通って園内に入る。

この先は一本道が熱帯雨林の中に伸びている。
  
  
いかにも熱帯らしい葉っぱやシダ、ウツボカズラが楽しく、めざとい友人は花を次々に見つける。

そんな園内の花々はこちら↓ 


やがて前方にジェットコースターのようなフレームが見えてきた。
 
カーティス・クレストと呼ばれるこの施設の階段を上って上の回廊に出ると
 
まわりの森の向こうにさらに山や海が見え、ペナンヒルに点在する19世紀にイギリス人が建てたホテルなども見える。
ここがペナンで最高所の展望台になるんだそうだ。

この少し先でお目当てのキャノピーウォークを発見。
 
一番高い所では地上から15mの高さがあるそうだが、しっかりした造りで揺れもしないのでスリルはなし。
 
確かに木のてっぺんを眺めることもできるが、もっと高い木もたくさんあるのでこれはちょっと期待外れ。

ただしこのキャノピーウォーク、この時点で歩けたのは本来の長さの半分だけ。
実はこの園の3分の1はまだ開園準備中で、すべてオープンすればケーブルカーの駅のそばから入場して、今回我々が入ったゲートに出ることになるはず。

今回の我々はここから来た道を引き返すことになったが、途中で我が友が突然、「猿がいる!」と一声。
 
見ると確かにしっぽの長い猿がいて、友人はこいつと目が合っちゃったんだそうだ。

さらにしばらく行くと木の枝を揺らすガサガサと言う音がするのでその方を注意して見ると
 
今度は黒くて大きなリスを発見。
 園内の看板によるとこのリスは世界最大のリスなんだそう。
猿はもう1種類、顔が黒くて目の周りが白いのがいるらしいが、残念ながらこちらにはお目にかかることができなかった。

こうして園内をゆっくり歩いて2時間ほど。
 戻ってきたカフェで朝買ったレンブ―を食べている合間にも黒リスを見かけたりして、ここは派手さはないがしっかり作られていて、期待以上に楽しかった。
今回は参加しなかったが専門家によるガイドツアーも料金に含まれているそうなので、施設がすべて開園してこれに参加すれば50リンギットは高くないと思う。

電動カートでまた頂上駅まで送ってもらって景色を眺めると
 光が変わって来た時よりもジョージタウンが良く見え
 島と本土を結ぶペナン大橋も見える。
この向こうには実はもう一本、2014年に開通した第2大橋もうっすら見えたのだが、さすがに写真には写らなかった。

帰りのバスはコムターで降りると30分で着いてしまった。
街中とは違い南国らしさの感じられるペナンヒル、行って良かった。


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コメント (2)
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