阿仁前田の駅には宿のご主人が迎えに来てくれていて、もう一人のおじさんと一緒に今夜の宿へ。
車は森吉川ダムを過ぎてさらに奥へ入っていくが、途中からは行きかう車もなく
昨日から降り始めたという雪で道も定かでないほど周り中真っ白。
ゆっくり走って40分で今夜の宿に到着。
雪に埋もれた「杣温泉」。
なんとか通路を確保した玄関から入るとすぐに女将さんが2階の部屋に案内してくれるが
いかにも昔風の宿でトイレは廊下のずっと先。
6畳の部屋には石油ストーブがたかれ、布団もすでに敷かれているが
凍り付いた窓から外を眺めればこの景色。寒い!
お着き菓子もないので速攻で浴衣に着替え、すぐに温泉へGo。
内湯は階段を下りた1階に男女別のお風呂が一つづつ。
窓から見えるのが源泉だろうか、シンプル極まりない更衣室は広いけれど、暖房がないのでこれまた寒い。
急いで浴室への扉を開けると硫黄のにおいがプンと鼻を突き、温かい湯気に包まれる。
こちらのお湯はナトリウム、カルシュウム、塩化物硫酸塩泉だそうで、太いパイプと正面の岩からも注がれる源泉は湯口で50℃、浴槽内は43℃ほどと熱め。
お湯は無色で湯の花なども見えないが、カランからお湯を出すと慣れてしまった鼻にも硫黄の香りがする。
こちらで十分に体を温めたら、もう一度浴衣を着て、玄関から長靴を履いて外へ。
雪に囲まれた通路の先にあるのは露天風呂の脱衣場小屋。こちら側に扉らしきものがあるがどうしても開かない。
そこで小屋の脇に吹きだまった雪を乗り越えていくと
おお、これぞ雪見露天風呂。
脱衣場も雪が吹き込んでワイルドこの上ないが、ここで湯あみ着に着替えて先に入っていたおじさんの邪魔をさせていただく。
こちらは脱衣場こそ分かれているが混浴なのだ。
お湯はこちらも湯口は50℃、しかし外気にさらされて浴槽内は40℃前後の最適温。
内湯では見られなかった白い消しゴムカスのような湯の花がたくさん見えて、おじさんが上がった後はこのお風呂を独占。極楽。
お風呂に浸かっているうちに外が暗くなり、6時になったら大広間で夕食。
食前酒はしっかり香りの移った松茸酒、太いゼンマイやウドなどの山菜や鯉の甘露煮が並び
イワナは唐揚げで食べやすく
鍋は熊鍋、さらに「サービスです」と猪鍋まで出される豪快さ。
この宿のご主人はマタギ(猟師)なのでこれらもご自分で獲ったもの。
猪もおいしいがそれ以上に熊肉が柔らかくて臭みも全くなくすごくおいしい。どうやら処理の仕方がちがうらしく、「プロだからね」とこれは自慢のよう。
この上に大鍋で鯉こくも出されたが、もうお腹いっぱいで食べられず。
それにしても猪と熊に見守られながらその肉をいただくとは、ワイルドというかシュールというか。
夜は広間も部屋もストーブをめいっぱいたいても温まらず、温泉に入ってようやく眠ることができた。
できれば内湯のお風呂場で寝たかった。
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車は森吉川ダムを過ぎてさらに奥へ入っていくが、途中からは行きかう車もなく
昨日から降り始めたという雪で道も定かでないほど周り中真っ白。
ゆっくり走って40分で今夜の宿に到着。
雪に埋もれた「杣温泉」。
なんとか通路を確保した玄関から入るとすぐに女将さんが2階の部屋に案内してくれるが
いかにも昔風の宿でトイレは廊下のずっと先。
6畳の部屋には石油ストーブがたかれ、布団もすでに敷かれているが
凍り付いた窓から外を眺めればこの景色。寒い!
お着き菓子もないので速攻で浴衣に着替え、すぐに温泉へGo。
内湯は階段を下りた1階に男女別のお風呂が一つづつ。
窓から見えるのが源泉だろうか、シンプル極まりない更衣室は広いけれど、暖房がないのでこれまた寒い。
急いで浴室への扉を開けると硫黄のにおいがプンと鼻を突き、温かい湯気に包まれる。
こちらのお湯はナトリウム、カルシュウム、塩化物硫酸塩泉だそうで、太いパイプと正面の岩からも注がれる源泉は湯口で50℃、浴槽内は43℃ほどと熱め。
お湯は無色で湯の花なども見えないが、カランからお湯を出すと慣れてしまった鼻にも硫黄の香りがする。
こちらで十分に体を温めたら、もう一度浴衣を着て、玄関から長靴を履いて外へ。
雪に囲まれた通路の先にあるのは露天風呂の脱衣場小屋。こちら側に扉らしきものがあるがどうしても開かない。
そこで小屋の脇に吹きだまった雪を乗り越えていくと
おお、これぞ雪見露天風呂。
脱衣場も雪が吹き込んでワイルドこの上ないが、ここで湯あみ着に着替えて先に入っていたおじさんの邪魔をさせていただく。
こちらは脱衣場こそ分かれているが混浴なのだ。
お湯はこちらも湯口は50℃、しかし外気にさらされて浴槽内は40℃前後の最適温。
内湯では見られなかった白い消しゴムカスのような湯の花がたくさん見えて、おじさんが上がった後はこのお風呂を独占。極楽。
お風呂に浸かっているうちに外が暗くなり、6時になったら大広間で夕食。
食前酒はしっかり香りの移った松茸酒、太いゼンマイやウドなどの山菜や鯉の甘露煮が並び
イワナは唐揚げで食べやすく
鍋は熊鍋、さらに「サービスです」と猪鍋まで出される豪快さ。
この宿のご主人はマタギ(猟師)なのでこれらもご自分で獲ったもの。
猪もおいしいがそれ以上に熊肉が柔らかくて臭みも全くなくすごくおいしい。どうやら処理の仕方がちがうらしく、「プロだからね」とこれは自慢のよう。
この上に大鍋で鯉こくも出されたが、もうお腹いっぱいで食べられず。
それにしても猪と熊に見守られながらその肉をいただくとは、ワイルドというかシュールというか。
夜は広間も部屋もストーブをめいっぱいたいても温まらず、温泉に入ってようやく眠ることができた。
できれば内湯のお風呂場で寝たかった。
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