11月に続いてまた東北へ。
JRの大人の休日俱楽部パスは閑散期の発売なので、冬は忙しいのだ。
2019年1月17日から20日まで 秋田・青森の旅
今回は一人旅で、まずは新幹線で一番かっこいいと思っている「こまち」に乗車。
盛岡までは早い新幹線も秋田への線路に入ると速度がぐっと落ち、周りは雪景色になった。
東京から秋田までは4時間もあるので、車内でゆっくりお昼ごはん。
今回は東京駅限定という「銀幕」なるお弁当を選んでみた。
「にんべん」や「田中商店」など東京の老舗のおかずを入れたという正統幕の内はおいしいけれど、これで1400円は高いよね。
秋田駅に降り立ってみるとコンコースには巨大な秋田犬が出現。
土産物売り場も秋田犬だらけになっていて、これはザギトワ効果か。
30分ほどの乗り継ぎで男鹿行きの普通列車に乗車。
なまはげラインと名付けられたこの昔ながらの列車で小一時間。
予想外に新しくてきれいな男鹿駅に着くと、ここにもなまはげ。
駅から200mほどのところにはオガーレなる道の駅があるので中を覗いてみると
海産物も多い売り場は広々。
早速こんなものを買ってみた。
右下の「いぶりがっこチーズ」は秋田駅で買ったいぶりがっこ入りのチーズケーキ(!)だが、これはちょっと驚きのおいしさ。
ここで時間を潰したら男鹿温泉行きのかわいらしいバスに乗車。
駅員さんには「宿の迎えはないの?冷たいなあ」と同情されたが、本日は一人なので車を出してもらえなかったのだ。
バスは雪がちらつく中、集落を繋いでいくので周りは畑が多く、海が見えるかと期待していたのでちょっとがっかり。
50分の乗車で宿の前に到着。
今夜の宿は「元湯 雄山閣」。
家を出てからここまでなんと8時間。一度来てみたかった男鹿半島はやっぱり遠かった。
ロビーのなまはげの前を通って、案内されたのは1階の8畳間。
窓の前に見えるのが男鹿温泉郷。海は建物の隙間からかろうじて見える。
おいしいお着き菓子をいただいたら早速お風呂へ。
途中の廊下にはこの地方を歩いた江戸時代の菅江真澄の資料が掲げられ
その先の階段を降りたところが浴室への入り口。
扉を開けると先客のスリッパはなし、これはお風呂を独占できると喜んだが、お風呂場からはザバザバとお湯をかける音がする。
不思議に思いつつ中に入って納得。
お湯は浴槽中央、なまはげの口から出ているのだが、これが止まったかと思うと勢いよく噴き出すの繰り返しでザバザバと面白い。
お湯はウグイス色に濁り、湯口の温度は50℃、浴槽内は42℃と冷えた体には結構熱い。
ここで温まってさらに階段を下りていくと
下には屋根はかかっているが外の空気の入る露天風呂。
こちらも湯口のお湯は熱いが、冷たい外気で冷やされて浴槽内は40℃ほどのゆっくり入れる温度。
壁のなまはげに見られつつ入浴していると、浴槽の底がコケでも生えているかのようにふわふわする。
そこで底をさぐってみると
キメの細かい泥のような湯の花がすくえる。
ここの温泉はなめるとしょっぱいナトリウム塩化物泉で湯の花が多く
脱衣場にもバウムクーヘンのようになったパイプが展示してある。これは設備の維持が大変だろう。
が、おかげで体がポカポカとよく温まる。
お風呂のあとは夕食だが、ここは最近では珍しいお部屋出し。
秋田らしく前菜からハタハタのお寿司に南蛮漬けが出され、あんぷら餅というじゃがいも餅の吸い物に甘い茶碗蒸し。
ハタハタの塩焼き以上に鯛のかぶと煮がとてもおいしい。
デザートのコーヒー羊羹までおいしくいただいたが、この宿の名物である石焼鍋がいただけなかったのは一人泊だからか、ちょっと残念。
翌朝は食事処で充実の朝ごはん。
下に見える小屋が源泉だろうか。
帰りは他のお客さんと一緒に宿の車で送ってもらって、男鹿駅まで30分。
寒いので今回は宿の外には一歩も出ず、冬はこの地方の売りであるなまはげのショーなどもなくて、遠い男鹿半島まで来たのに温泉以外何も見なかったのはいささかもったいなかったかもしれない。
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JRの大人の休日俱楽部パスは閑散期の発売なので、冬は忙しいのだ。
2019年1月17日から20日まで 秋田・青森の旅
今回は一人旅で、まずは新幹線で一番かっこいいと思っている「こまち」に乗車。
盛岡までは早い新幹線も秋田への線路に入ると速度がぐっと落ち、周りは雪景色になった。
東京から秋田までは4時間もあるので、車内でゆっくりお昼ごはん。
今回は東京駅限定という「銀幕」なるお弁当を選んでみた。
「にんべん」や「田中商店」など東京の老舗のおかずを入れたという正統幕の内はおいしいけれど、これで1400円は高いよね。
秋田駅に降り立ってみるとコンコースには巨大な秋田犬が出現。
土産物売り場も秋田犬だらけになっていて、これはザギトワ効果か。
30分ほどの乗り継ぎで男鹿行きの普通列車に乗車。
なまはげラインと名付けられたこの昔ながらの列車で小一時間。
予想外に新しくてきれいな男鹿駅に着くと、ここにもなまはげ。
駅から200mほどのところにはオガーレなる道の駅があるので中を覗いてみると
海産物も多い売り場は広々。
早速こんなものを買ってみた。
右下の「いぶりがっこチーズ」は秋田駅で買ったいぶりがっこ入りのチーズケーキ(!)だが、これはちょっと驚きのおいしさ。
ここで時間を潰したら男鹿温泉行きのかわいらしいバスに乗車。
駅員さんには「宿の迎えはないの?冷たいなあ」と同情されたが、本日は一人なので車を出してもらえなかったのだ。
バスは雪がちらつく中、集落を繋いでいくので周りは畑が多く、海が見えるかと期待していたのでちょっとがっかり。
50分の乗車で宿の前に到着。
今夜の宿は「元湯 雄山閣」。
家を出てからここまでなんと8時間。一度来てみたかった男鹿半島はやっぱり遠かった。
ロビーのなまはげの前を通って、案内されたのは1階の8畳間。
窓の前に見えるのが男鹿温泉郷。海は建物の隙間からかろうじて見える。
おいしいお着き菓子をいただいたら早速お風呂へ。
途中の廊下にはこの地方を歩いた江戸時代の菅江真澄の資料が掲げられ
その先の階段を降りたところが浴室への入り口。
扉を開けると先客のスリッパはなし、これはお風呂を独占できると喜んだが、お風呂場からはザバザバとお湯をかける音がする。
不思議に思いつつ中に入って納得。
お湯は浴槽中央、なまはげの口から出ているのだが、これが止まったかと思うと勢いよく噴き出すの繰り返しでザバザバと面白い。
お湯はウグイス色に濁り、湯口の温度は50℃、浴槽内は42℃と冷えた体には結構熱い。
ここで温まってさらに階段を下りていくと
下には屋根はかかっているが外の空気の入る露天風呂。
こちらも湯口のお湯は熱いが、冷たい外気で冷やされて浴槽内は40℃ほどのゆっくり入れる温度。
壁のなまはげに見られつつ入浴していると、浴槽の底がコケでも生えているかのようにふわふわする。
そこで底をさぐってみると
キメの細かい泥のような湯の花がすくえる。
ここの温泉はなめるとしょっぱいナトリウム塩化物泉で湯の花が多く
脱衣場にもバウムクーヘンのようになったパイプが展示してある。これは設備の維持が大変だろう。
が、おかげで体がポカポカとよく温まる。
お風呂のあとは夕食だが、ここは最近では珍しいお部屋出し。
秋田らしく前菜からハタハタのお寿司に南蛮漬けが出され、あんぷら餅というじゃがいも餅の吸い物に甘い茶碗蒸し。
ハタハタの塩焼き以上に鯛のかぶと煮がとてもおいしい。
デザートのコーヒー羊羹までおいしくいただいたが、この宿の名物である石焼鍋がいただけなかったのは一人泊だからか、ちょっと残念。
翌朝は食事処で充実の朝ごはん。
下に見える小屋が源泉だろうか。
帰りは他のお客さんと一緒に宿の車で送ってもらって、男鹿駅まで30分。
寒いので今回は宿の外には一歩も出ず、冬はこの地方の売りであるなまはげのショーなどもなくて、遠い男鹿半島まで来たのに温泉以外何も見なかったのはいささかもったいなかったかもしれない。
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